「KISS THE SKY」は、パープルヘイズの一節をタイトルにした、
アラン・ダグラス時代のジミヘンのコンピ盤です。
悪名高きアラン・ダグラスですし、
その後、本作収録音源はすべて別の形で音盤化されているというか、
そもそもベスト盤+αみたいなコンピ盤ですので、
発売当時からもそんなに盛り上がったアルバムではなかったのかな。※
一方、ジミヘン好きには珍しい(?)アラン・ダグラスびいきの私の場合、
本作もやっぱり好きだったり。
ずいぶん遅れて聴いたので、
先述のようにここでしか聴けない音源があるわけでもないんですけどね。
にもかかわらず、同じ音源でも、アラン・ダグラス盤で聴く方が、
ジミの良さが浮き立って感じられるような気がして。
まあ、そんな奴は私しかいないというか、
そもそもアラン・ダグラス盤は基本、廃盤ということで、
あえて取り上げて評価してもややこしくなるだけといえばそうなんですが(う)。
ただ、そうはいっても、本作に感じる「入口」感は、
やっぱり、ジミヘンを強く感じるんですよね。
それを無視してその後の正規盤を評価するっていうのは、
むしろ気持ち悪いというか、なんというか・・・。
「KISS THE SKY」(1984)
※
「STEPPING STONE」のバディ・マイルスがドラム・バージョンとか。
でもそれも、本作で聴くにいっそう印象的だったりするんですよね。
(ドラムのスットコ感が妙にワクワクして面白い。)