THE UNISSUED CAFE BOHEMIA BROADCASTS | モペッド で 1マイル

モペッド で 1マイル

浮かんでは消える。消えるようで消えない。日々の思いは頭の中で、音楽のように流れていく・・・ような気がします。好きな音楽のことを中心に、そんな思いをちらほらメモ書きしてみようかな・・・てな感じです。

前回書いた「FIVE SPOT」について、

コルトレーンがマイルス・グループとモンクの間を、

行ったり来たりしていた頃のモンクとのライブと書いておりましたところ、

こちらは、その時期のコルトレーンがマイルスグループの方へ行った時の音源です。

 

「THE UNISSUED CAFE BOHEMIA BROADCASTS」。

2013年の発売ですから、これまたずいぶん遅れての蔵出しってやつですね。

 

で、アルバム名義も、MILES DAVIS QUINTET WITH JOHN COLTRANE

となっているように、そんなコルトレーン目線で楽しむ一枚でもあるのでしょう。

 

ただ、実際それはそうなんですが、

個人的にはコルトレーンのみならず、

マイルスさんのファースト・クインテットのライブ音源が聴ける一枚ということで、

一目置いている録音だったりするかも。

 

(何曲かは、ピアノがビル・エヴァンスの音源もある。

ただしそれは「UNISSUED」だったわけではない音源。)

 

「ROUND MIDNIGHT」やマラソンセッションの頃の顔ぶれですからね。

もちろん、録音状態で言えば良いというほどじゃないです。

タイトルの通り、ラジオでのライブ放送を収録したもので、

これまた何かと番組司会者のアナウンスが入っていたりも。

 

でも、先述のスタジオ録音盤の「片鱗」がここでは聴くことができるんですよ。

やっぱり好きだなぁなんて、改めて思っちゃうんだな、これが(笑)。

 

ピアノがエヴァンスに変わった録音もいいですし、

ボナトラもそれぞれに面白いんですけどね。

う~ん、それ以上に、ファースト・クインテットの録音からは、

「新鮮味」すら感じたりも・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「THE UNISSUED CAFE BOHEMIA BROADCASTS」

(2013。録音は1956,58他)

 

 

①~⑩(1956録音)

MILES DAVIS(tp)

JOHN COLTRANE(ts)

RED GARLAND(p)

PAUL CHAMBERS(b)

PHILLY JOE JONES(ds)

 

⑪~⑭(1958録音)

MILES DAVIS(tp)

JOHN COLTRANE(ts)

BILL EVANS(p)

PAUL CHAMBERS(b)

PHILLY JOE JONES(ds)

 

⑮(1958録音「WHAT IS THUS THING CALLED LOVE」)

MILES DAVIS(tp)

NAT ADDARLEY(cor)

CANNONBALL ADDARLEY(as)

BENNIE GREEN(tb)

GERRY MULLIGAN(bs)

RED GARLAND(p)

BARRY MILES(d)

CHRIS NIROBE(perc)

CANDIDO CAMERO(perc)

 

※ただし、全然別メンバーの違う録音(マイルスさんすらいない)という説あり(何?)。

 

⑯(1953録音「A NIGHT IN TUNISIA」)

MILES DAVIS(tp)

ALLEN EAGER(ts)

TERRY SWOPE(p)

不詳(b)

MAX ROACH(ds)