私がジャズに興味を持ち出したころから、耳に残っている曲として、
ソニー・ロリンズの「エアジン」があります。
そもそもは、マイルスさんのアルバム
「クッキン」(1956)で聴いたのかな。
以前も書いたように、
私がマイルスさんのアルバムあれこれを聴こうと思った、
スタートの一枚。
ということは、つまり、
私がジャズに興味を持ち始めた頃から聴いていたって話になるんですね。
その後に聴いた、アルバム「バグズ・グルーヴ」にも、
この曲が収録されていたりしてね。
ちょっと譜割りが違うんですけど、そっちがオリジナルなのかな。
(そもそものソニー・ロリンズとの共演バージョンで、
「クッキン」以前にマイルスさんとロリンズで録音して、
10インチLPで出ていたのを、
再度、「バグズ・グルーヴ」に収録したんだとか。)
・・・で、さらに、ウェス・モンゴメリーのアルバム
「インクレディブル・ジャズ・ギター」(1960)っていうのもあるんですよね。
そこでも「エアジン」が録音されているっていうね。
私の場合、こちらもわりと、
「クッキン」と近い時期に聴いたんだったんだと思います。
それで余計、印象的だったというのもあるでしょうし、
(またこの曲だ、みたいな。)
ウェス・モンゴメリーのギターで奏でられると、
そりゃ、耳に残るって話なんじゃないかな。
「歌もの」っぽく弾いちゃうところがあるわけで。
ソニー・ロリンズの作曲者としての才を示す一曲。
それに加えて、そんなこんなの個人的な思い出もありで、
「エアジン」は、いまだに私の頭の中に残る一曲になっています。
「AIREGIN」(1954?)
ちなみに、タイトルは「ナイジェリア」のスペルを逆にしたんだそうです。
どうしてそうしたのかは、よく分からないんですけど(う)。