出戻り歓迎ムード | 通信制高校へ行こう

通信制高校へ行こう

小学校、今日も休みます。→中学校、やっぱり休みます。の続編。
2013年〜家族でカナダ。
帰国後、日本の公立小中に全然馴染めず我が道を開拓中の息子と怠惰な母の日常。

ゆるふわリンパケア
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息子が学校に行くのを渋る朝、

 

「行きたくないよー」と言われたら

 

すかさず私は「じゃあ行くのやめれば?」と答えている。

 

「でもでもだって・・・」とそのときによって後の展開は違うが、

 

そう言ってやると、結果息子は自ら学校へ行くことを選んでいる。

 

私からの遺伝である天邪鬼気質な息子にとって

 

「それでも行きなさい」と言われるよりは

 

「それなら行くのをやめたら」と言われる方が

 

より登校を促す結果になることを母は身に染みて学習している。

 

では、私が息子を学校へ行かせるために「学校へ行くな」と言っているかといえば

 

実はそうでもなく、「じゃあ、休めば?なんならホームスクーラ―に戻れば」と言うときは、

 

結構な割合で本気で勧めているのである。

 

そもそも2年生の終わりにホームスクーラ―を志望したのは息子の方であり、

 

それにこたえていろいろと心構えを含む家庭学習の準備をし、

 

「あれもやろう、これもやりたい」と希望を膨らませていた矢先、

 

「やっぱりボクは学校が楽しくなった」と再登校し始めたのが3年生になって間もなく。

 

その間、たったの2,3か月。

 

夫はただホッと胸をなでおろしたようであったが、

 

私の心中は複雑で、「どうするの、この母のやる気は」と

 

戸惑ったことを今も覚えている。

 

参観日に行けば、なんだか軍隊生活のような授業風景に

 

その様子を直視できない私が未だにいるし、

 

道徳の教科書などパラパラめくっては「子どもに感じ方を教育しようとするなよな」

 

などと怒りを感じてしまう自分もいる。

 

今となっては学校をより嫌っているのは息子ではなく私の方なのかもしれない。

 

そんなわけで、今後もし息子がホームスクーラ―に戻りたいと言ったなら

 

私は学校に対しては困った風を装いながらも、

 

「よくぞ戻ってきた、我が息子よ!」的な歓迎を腹の中でしてしまう気もする。

 

一旦嫁に行った娘が出戻ってきたとき、内心嬉しい父親の心境は

 

もしかしたらこんな感じだろうかと想像してしまう不毛な朝なのでありました。