求む、エキサイティング | 通信制高校へ行こう

通信制高校へ行こう

小学校、今日も休みます。→中学校、やっぱり休みます。の続編。
2013年〜家族でカナダ。
帰国後、日本の公立小中に全然馴染めず我が道を開拓中の息子と怠惰な母の日常。

ゆるふわリンパケア
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昨日、「毎日学校へ行くのが普通になってきたようだ」と

 

最近の息子についてここに書いたばかりだというのに、

 

今朝起きてきた彼は何やらさめざめと泣いていた。

 

理由を尋ねると、

 

「今日は体がとってもだるくて学校へ行く気がしないんだ」とのこと。

 

「ほんじゃあ、休めば」と返すと、

 

「でも休んだってお父さんにも言うでしょう?」とすすり泣いている。

 

ああ、そりゃー言うともさ。

 

遠距離生活中の我が家にとって、

 

毎朝、夫への「たろが学校に行きました」報告は

 

短いけど一番確かな生活健康度バロメーター的な役割。

 

もしも「今日は休みました」とメールしたならば、

 

夫から「なぜ」「なにがあった」「どうしてそうなった」などと

 

矢継ぎ早の返信がくることは必須。

 

めんどくさい。

 

もとい、多忙な夫に家庭の心配をかけるわけにはいかない。

 

全てにおいてテキトー上等主義な私(B型)と違い、

 

興味のないことには1000%関しないが、

 

気になるところはとことん気になるタイプの夫(A型)なので、

 

目下、仕事の進捗ばりに夫の中で重要事項であろうと思われる

 

たろの登校状況については隠し立てできるはずもない。

 

そんなわけで、率直に「うん、言うよ」と返事したまま

 

黙々と朝食を並べ、そのまま弁当の続きを作っていると

 

息子はしんみりとパンを噛みしめスープをすすっていたが、

 

全てが整って私が振り向く頃には、

 

いつもどおりの顔になっていた。

 

なんとか自力で立ち直り、

 

「今日はエキサイティングな授業が何もないんだよなあ」と

 

言い置いて靴を履き、玄関を後にした息子に

 

学校にエキサイティングを求めることが間違いなのだと

 

教えたい衝動に駆られた、

 

19年の学校生活でエキサイティングな思い出など皆無な私が

 

過去の寒々しい記憶に震えた朝でありました。