モーニングトン・クレセントで学ぶ英国菓子~チョーリーケーキ~
モーニングトン・クレセント英国菓子教室で、チョーリーケーキを教わってきました。
「ケーキ」と名前が付くと、スポンジ生地にクレームシャンティがのっかっていたり、きれいなムースが層になっていたり、フルーツが飾ってあったり。そんな華やかな雰囲気が頭に思い浮かびませんか。
チョーリーケーキは、平べったくて、見た目は地味なお菓子です。が、サクサクほろほろのパイ生地に、カレンズがたっぷり入った、見た目からは想像できない、とてもおいしいお菓子でした。
英国菓子チョーリーケーキのレッスン
さっそくステイシー先生のデモから始まります。
生地はショートクラストペイストリー。
小麦粉にバターやラードを加えて、さらさらな状態になるまで、すりあわせます。
水を加えたら、表面がなめらかになるまで軽くこねます。
生地がまとまったところで、形を整えて、冷蔵庫で少し冷やしておきます。
冷えた生地は6等分にして、麺棒で丸くのばします。
チョーリーケーキのなかのフィリングはとてもシンプル。カレンズにグラニュー糖をまぶしただけのものなのです。シンプルなフィリングを適量のせて包んだら、また麺棒で丸くのばします。
この作業がとっても楽しくて!!
不器用なのですが、意外とこういう作業が好きです。
こちらは私が成形した生地です。(左の列の6つ)
つぶつぶはチョコではありません。カレンズです。
チョーリーケーキを焼いている間、教室中はいい香り。
先生のチョーリーケーキが焼きあがりました。
わたしたちのチョーリーケーキも出来上がりです。右手奥の側の6つが私のチョーリーケーキです。
今回はチョーリーケーキだけではなく、親戚ともいえる、エクルスケーキとバンブリーケーキもデモで見せていただきました。食べ比べもできて、お得なレッスンです。
親戚のような英国菓子バンブリーケーキとエクルスケーキ
チョーリー、エクルス、バンブリー、どれも町の名前なのです。生地やフィリングが少しずつ違います。親戚のようなお菓子なのに、少しずつ味や食感がちがうのがおもしろい。家ではなかなか食べ比べなんてできないので、ありがたい食体験です。
いちばんシンプルなチョーリーケーキ
英国菓子チョーリーケーキのお味は?
試食はこんな感じ。ぎっしり!!
あちこちから「おいしい~」の声があがっていましたよ。「多いでしょ」と思ったのですが、いっぺんに食べてしまいそうでした。
が、
出来立てだけでなく、冷めてからの味の違いも確認したかったので、それぞれ半分だけいただいて、半分は持ち帰りました。
何回も言います。見た目は地味ですが、かなりの実力派です。地味目なお菓子はおいしいというのが、私の持論ですが、まさにそのとおりのお菓子です。
たっぷりのカレンズとさくっとしたパイ生地の相性がすばらしい。ここはレーズンではなく、カレンズです。レーズンは甘みが強いですが、カレンズは酸味もあって、さらに味が凝縮されています。パイ生地に負けない強さがあって、バランスがとてもいい。繰り返し作りたいお菓子です。
ミルクティーにもばっちり合って、イギリスらしさ満開のチョーリーケーキ。もしどこかで見かけることがありましたら、ぜひぜひ味わっていただきたい。
チョーリーケーキは、とこかしこ、大大おすすめの英国菓子です。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。