フレッシュな苺ピューレの作り方~シーズン終わりに駆けこみで作る簡単・少量バージョン~
お菓子作りをしていると、フルーツピューレを使う場面が時々でてきます。フルーツのムースにしたり、リキュールと合わせてスポンジに打つシロップにしたり。レアチーズケーキの上に、苺ピューレを垂らすだけでもケーキのレベルが一段と上がります。
またお菓子作りだけではなく、サラダのドレッシングの材料にもできます。苺ピューレは工夫次第でいろいろ使える優れものです。
このケーキも苺ピューレが使われています。
さて、苺をはじめとするフルーツピューレですが、ラズベリー、マンゴーなど、市販でもいろいろなフルーツの便利なピューレが売られています。
ただ、ちょっと量が多すぎたり、小分けになっていないので、使いづらかったりするのが難点です。
というわけで、
そろそろシーズンが終わりになりつつある苺を使って、少量のいちごピューレを作っておきました。小粒でちょっとお安くなっている苺を使うと、経済的に作ることができます。
簡単苺ピューレの材料(今回作った分量)
・苺(小粒な苺1パック、220g程度)
・グラニュー糖 44g(苺のだいたい20%程度、苺の甘さも見ながら加減)
※苺本来の味を出したいので、ジャムに比べると砂糖の量は少ないです。
・お好みでレモン汁適量
※味が引き締まるので、レモンを入れることを強くおすすめします。
この分量で出来上がりはだいたい190gくらいです。
苺ピューレの簡単な作り方~少量バージョン~
1.苺を1㎝角程度に刻んでおきます。
2.鍋に刻んだ苺と、苺の重量の20%程度のグラニュー糖を入れて、弱めの中火程度で炊いていきます。
量が少なめなので、強火で炊くのはNGです。
また、ジャムとはちがってピューレ作りでは苺に火を通すのがいちばんの目的です。苺をぐつぐつ炊いてしまうと、ジャムになってしまいます。ジューシーなうちに火を止めるようにしてください。
木べらなどで苺の果肉をつぶすようにしながら炊いていきます。苺に火が通って柔らかくなったら、レモン汁を絞って混ぜます。
3.炊きあがった苺はざるでこします。さらにざるに残った苺は木べらやゴムベラを使って、つぶすようにして濾します。
たくさん作る場合は、ざるに残った果肉をブレンダーやミキサーで細かくしたほうが早いと思いますが、少量の場合は、ざる+木べら(ゴムベラ)で、十分です。
4.できあがった苺ピューレは、できるだけ空気を抜いた状態でジップロックに入れて薄くして冷凍します。
薄くシート状にして冷凍しておくと、使いたい量を割って解凍すればいいので、便利です。市販のフルーツピューレだと、適量を使いたいとき、ちょっと不便なのですよね。
苺ピューレは、苺ジャムに比べると、より苺本来の味わいに近い状態でできあがります。
また苺を濾す作業があるので、よりなめらかなソース状になります。見た目からしてジャムとは違ってきますね。
苺のピューレを使って、なんのお菓子を作ろうかな。あれもこれもと考えるのが、楽しかったりするのです。
苺のピューレ、少量では足りなかったかも!!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。