ゆでこぼしをしないでおいしいマーマレードは作れるのか
甘夏みかんやオレンジ、柑橘系のフルーツを手にすると、マーマレードを作りたくなります。どういう作り方をすれば一番おいしくできるのか、試行錯誤の真最中です。
マーマレード作り~柑橘類のゆでこぼしについて~
一般的に柑橘類でマーマレードを作るときは、皮を何度かゆでこぼしします。ゆでこぼしをすることによって、皮の苦みや独特なえぐみみたいなものを軽減することができるからです。
マーマレードではありませんが、オレンジピールを作ったときも、同様にゆでこぼしの作業は行っています。ゆでこぼし=柑橘類を扱うときならではの、作業ですね。
ただ、何度もゆでこぼしをしていると、皮に含まれているペクチンが少なくなってしまうというデメリットがあります。
ペクチンにはコレステロール値や、血糖値の上昇をおさえるといった、たくさんのいいところがあります。
ゆでこぼしてペクチンをたくさん失ってしまうのは、もったいないな~と思ってしまいました。
ゆでこぼしなしでマーマレード作り
まだまだこれからレシピを考えるところなのですが、とりあえずゆでこぼしなしでマーマレードを作ってみました。
使ったのは無農薬の甘夏みかんです。
千切りにした甘夏みかんの皮に、お砂糖をかけて2時間くらいおいて水分がでるのを待ちます。皮の白いわたの部分は、苦みがあるので少し取り除きました。
果汁はしっかりとしぼって、別にしておきます。
種もとっておいて、ティーバッグに入れておきます。マーマレードを作るとき、いっしょに炊きます。
水分がしっかり出た甘夏みかんの皮と果汁を鍋にいれて炊いていきました。
できあがったのがこちらです。
食べてみると、やっぱり少し苦みがありました。わたしは平気ですが、人によってはちょっと気になるかもしれません。
ゆでこぼしをしないマーマレード作りのヒント
いろんなレシピを調べてみると、ゆでこぼしなしで作るコツはいろいろとあるようです。
・千切りにした皮を水で何度も洗う
・千切りにした皮に塩をかけてしばらくおいて洗う
・白いわたの部分が苦いので、しっかり取り除く。
・炊くときにレモンをいっしょに入れる
・ひっくり返したり混ぜたりしないで、できるだけ静かに作る
などなど。
ゆでこぼしをしないで作るマーマレード、まずは比較の基準となるマーマレードができたので、気になる作り方やコツを試してみるつもりです。
今回作ったマーマレードと、大好きなダルメインのマーマレードを食べ比べてみると、おいしさのレベルがまったく違いました。もちろんダルメインのマーマレードの圧勝です。使っている柑橘類がちがうので、シンプルに比較はできないのですが、やっぱりダルメインのマーマレードはおいしいです。
ちなみに、イギリスでは日本ではなかなか手に入りにくいセビリアオレンジがマーマレードに使われています。
イギリスとは使っている柑橘類は違いますが、日本の豊かな柑橘類をつかって、おいしいマーマレードにたどりつきたいな~と、マーマレード好きな私は考えているのでありました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!