フライパンで作る英国ティータイムのおすすめお菓子3選
お菓子作りといえば、あれやこれやといろんな材料をていねいに混ぜて、型に流して、オーブンで焼くというイメージがあります。
オーブンを立ち上げてお菓子を作る・・・ちょっと面倒なときはありませんか?そこまで大げさにはしたくないけどお菓子を作りたい、そんなときはフライパンで作ることができるお菓子がおすすめです。
イギリスには、フライパンで作れるお菓子もたくさんあります。なんといっても、グリドルという専用の鉄板がある国ですから、充実しています。フライパンで作るお菓子は、レシピもシンプルで作りやすいものが多いのが魅力。すぐにとりかかれるので、お菓子作りのレパートリーとしては、ぜひ持っておきたいものです。
簡単!おいしい!フライパンで作る英国菓子たち
イギリスの地方色豊かなパンケーキ
フライパンで作るお菓子といえば、外せないのがパンケーキ。
フライパン菓子(そんな名称はありません、あしからず)の王道です。イギリスは地方ごとにいろんなパンケーキがあるので、いろいろと試してみるのも楽しいもの。
先日、ご紹介したばかりの、ウェールズの「クレンポグ」は、ミルクバターがたっぷり入った、ふんわりしたパンケーキです。
イギリスのパンケーキの定番といえば、うすーいクレープのようなパンケーキ。
くるくる巻いてお砂糖とレモンでいただくのです。
シンプルこそおいしいの見本。大好きです。
スコットランドのパンケーキ、その名もスコッチパンケーキは、わたしたちがよく口にする、いわゆるパンケーキです。安心感のあるお味ですね。
イギリスのパンケーキについては、もっともっと追究しようと思っています。子どもだったら、自由研究のテーマにするのに・・・。おとなの自由研究気分で取り組みまーす。
ミルクティーと相性がいいウェルシュケーキ
ウェルシュケーキは名前から想像できるように、イギリスはウェールズの素朴なお菓子です。
見た目は小さいパンケーキのようですが、ふんわりふわふわとはしていません。ほろほろした食感です。スパイスの効いた生地に、レーズンやカレンツが入っているのが定番です。
しみじみとおいしいお菓子で、ミルクティーといっしょにいただくと、かなーりおいしいです。カレンツ×レーズン以外に、自分で好みにアレンジできるのもうれしいお菓子です。
温かいうちに、バターをたっぷりつけていただくのがおすすめです。
ウェルシュケーキは、日本ではあまり大々的に目にすることはありませんが、英国展などにいくと大人気で、行列ができていたりします。
英国展で楽しんだウェルシュケーキです!
もちもち食感クランペット
ウェルシュケーキがほろほろした食感なら、クランペットはもちもちした食感です。お米を主食とする日本人の好きな食感です。
作り方に難しいところはありません。
が、なんといってもクランペットの特徴は、イーストで作るところです。
クランペットも、見た目はパンケーキのようですが、卵やバターが入りません。小麦粉、砂糖、牛乳、イーストが基本の材料。パンケーキとは食感も香りも違います。
イーストを使うので、ちょっと時間がかかるのですが、クランペットを作る作業自体は、難しいものではありません。
くせのない味なので、みんなに好かれる英国菓子のひとつです。なぜ日本でもっと人気が出ないのかな~と、不思議にさえ思えるお菓子です。
こちらも焼き立てにバターや好みのシロップを垂らしていただくと、最高。朝ごはんにもいけます。
パンケーキ、ウェルシュケーキ、クランペット、どれもシンプルながら飽きのこない、おいしい英国菓子です。
手軽に作ることができるので、イギリス気分でお茶したいとき、ぜひ楽しく作ってみてはいかがでしょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!