お手軽ソーダブレッドのレシピ作り~アイルランドのおいしいクイックブレッド~
ずっと気になりつつ、作るのも食べるのも、遠巻きに見ていました。
イギリスはアイルランドのソーダブレッド。
ふつうのパンのように、イーストで発酵させるのではなく、ベーキングソーダ、つまり重曹で膨らませるパンです。
ソーダブレッドはおいしいのか?
パンはイーストでしょう、という凝り固まった先入観にとらわれて、ソーダブレッドはきっとおいしくないと決めつけていたのです。
ソーダブレッドを説明する文言によく見かける、「お手軽」「かんたん」ということばも、「おいしくないのではなかろうか」」という疑惑を、わたしのなかで高めていました。
その一方、やっぱりソーダブレッドは、いつか越えなければいけない山だと思っていました(大げさ)
ちょっと早いですが、3月17日は、アイルランドのSt. Patrick's Day(セントパトリックデー 聖パトリックの祝日)。
せっかくなので、アイルランドゆかりのものを作ろう!!ということで、本日は人生で初めてソーダブレッドを作って食べるという記念すべき日になりました。
今回は粉の風味を味わいたいな~と思って、全粒粉を使ってみました。ついでに食感や味わいのアクセントがほしかったので、ローストしたくるみとレーズンを入れてみました。(レーズンは中途半端な残りがあったともいう)
重曹についてはちょっと悩んだのですが、ベーキングパウダーを使用。ほんとは重曹を使うことで、独特の香りが出るそうなのですが、苦みがどう出るのか、ちょっと不安だったのでベーキングパウダーにしておきました。
お手軽ソーダブレッドのレシピ備忘録
というわけで、今日作ったソーダブレッドの覚書レシピです。
できあがりは、ソーダブレッド 直径12㎝くらいのおおむね丸型パン
全粒粉薄力粉 75g
強力粉 75g
ベーキングパウダー 7.5g
グラニュー糖 11g
塩 2g
ヨーグルト 150g
クルミ 適量
レーズン 適量
1.クルミはあらかじめローストしておく。
2.全粒粉薄力粉、強力粉、ベーキングパウダー、グラニュー糖、塩をふるってボウルに入れる。
3.ヨーグルトを入れて、ゴムベラでざっくり合わせる。
こねる作業はありません。
4.クルミとレーズンも入れて、生地を丸める。
5.180℃で30分くらい焼く。
焼き上がりはこちら。
いやはや、なんて簡単なパンなのでしょう。
アイルランド発!ソーダブレッドのお味は!?
見た目は意外とおいしそうに見えます。
ソーダブレッド、焼きたての温かいうちにランチとしていただきました。いやいや、ずっと遠ざけていたソーダブレッド。
おいしかったのです。
正解のソーダブレッドがどういうものなのか、よくわかりませんが、これはこれでいけるパンです。
外はざっくりとした歯ごたえを楽しむことができます。中もちゃんとやわらかい。ふんわりというパンではもちろんありませんが、しっかりとした弾力があって、かみしめるたびに粉のおいしさが口の中に広がります。
このお手軽さであれば、休日の朝ごはんに作って、焼きたてをいただくことができそうです。
前日に材料の計量やクルミのローストをしておけば、さらにお手軽度があがります。
35分~40分くらいでできあがるという、奇跡の簡単パンです。
ソーダブレッドは、自分の好みにアレンジしやすいパンでもある印象です。重曹で作ったら、どういう風味になるのかも試してみたいところ。小麦粉の配合によっても、かなりちがうパンになりそうな気配があるので、いろいろと試行錯誤してみるつもりです。
お手軽なのにおいしいソーダブレッド。これからは、ソーダブレッドと仲良くなりそうです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!