ホットクロスバンズ~イギリスのイースターに愛されているお菓子パン~
本日のおやつはイギリスでは、イースター定番のお菓子パン「ホットクロスバンズ」です。
ホットクロスバンズとは?いつ食べるの?
ホットクロスバンズ、あまり日本ではなじみのないパンですが、イギリスではイースターの季節には欠かせないお菓子パンです。
もっとも、おいしいお菓子パンなので、イースターの季節以外でも売られているという説もあります。あまり気にしないでおきましょう。
イースターとは
それはそうと、あまり日本ではなじみのないイースター。
イースターとは、イエス・キリストが磔の刑に処された3日後に復活した日のことです。
イエス・キリストの復活を祝うイースター=「復活祭」は、日本ではあまりなじみのない方が多い印象ですが、キリスト教徒の多い国では、大切な日であるといえます。祝祭の日となると、やはり象徴となる食べ物がいろいろあるのが、世の中の常。イギリス人にとって、ホットクロスバンズはイースターのお菓子なのです。
ホットクロスバンズの真ん中の十字は、イエスの十字架を表現していると言われています。
ちなみに今年のイースターは、3月31日です。
あれれ、ホットクロスバンズを作るのはいいけれど、まだ2月じゃないかと言われそうですが、予行演習と思ってくださいませ。
イースターのお菓子パン、ホットクロスバンズ作り
今回もステイシー先生のレシピを参考にしました。
いつものように材料をすべて計量しておきます。
強力粉と水分を合わせてこねていきます。
こねあがり。
ステイシー先生のお話では、イギリスでは発酵器などは使わずに、部屋で自然に発酵させるご家庭が多いそうです。というわけで、今回も部屋の暖かいところで生地の発酵をのんびりと待ちました。
発酵した生地に、スパイスやドライフルーツを混ぜ込みます。分割して丸めたら、またまたお部屋でのんびりと発酵を待ちます。
発酵した生地に、十字状にペーストを絞ってオーブンへGO!
焼き上がりました。つや出し用のシロップも塗ってあります。
ホットクロスバンズの食べ方はカットがポイント
シンプルな形ながらも、なんだかかわいらしいホットクロスバンズです。つやつやしていて、とってもおいしそうです。
ホットクロスバンズ、なんといっても焼きたてのほわほわしている時がおいしいのです。
真横に半分にカットしていただくのが定番です。焼いてから時間がたったホットクロスバンズも、真横にカットしたら、トースターなどで温めていただくのがおすすめ。温かいうちに、バターをたーーーっぷりぬっていただくと最高です。
ドライフルーツとスパイスという、イギリス定番のお味なのですが、バターの塩味とあわさると、おいしさの相乗効果で、ぱくぱく止まらなくなりそうです。もちろん紅茶との相性はばっちりです。
ブリティッシュベイクオフでは、審査員のポール氏が、シーズン3のマスタークラスで作り方を伝授してくださっています。
ブリティッシュベイクオフ シーズン1で優勝したエド氏も昨年の今頃のInstagramで、ホットクロスバンズを紹介されていました。食べるときは、しっかりこんがりと、リベイクされているのがわかります。
ホットクロスバンズ、もしどこかで見かけることがあったら、ぜひ口にしてみて、復活祭のことを思いながら、春の訪れを楽しんでみてはいかがでしょう!
もちろん作るのも簡単なお菓子パンなので、チャレンジしてみたいなーという方はぜひ!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!