イギリスの夏のデザート、サマープディングはおいしい
パッと目を引く鮮やかな色と、斬新な作り方で、一度試してみたいと思っていた、イギリスの夏のお菓子、サマープディングを作ってみました。
イギリスの夏のお菓子、サマープディングとは
色鮮やかなサマープディング。名前のとおり、イギリスの夏のプディングの代表格です。もともとは病院食や、高齢者向けのデザートとして出されていたのものが、おいしいのでみんなにも広まったのだとか。
材料はブラックカラント、レッドカラント、ラズベリー、ブルーベリーなどベリーの仲間たちと、イギリスといえばこれしかない、そう食パンです。
「どうなのよ、このお菓子・・」と疑心暗鬼ながらも、好奇心はおさえられません。
本日のサマープディングの作り方
というわけで、本日のサマープディングを記録しておきます。
材料
冷凍ベリー(*) 300g
グラニュー糖 65g
8枚切りの食パン 3枚
レモン果汁 適量
(*)暑い日本の夏にフレッシュのベリーをいろいろと集めるのは至難の業です。そういうときの強い味方、ご近所スーパーの冷凍ベリーに登場してもらいました。
作り方
①ベリーとグラニュー糖とレモン果汁を鍋に入れて、さっくりと火を入れます。果汁がしっかり出てきたらOK。果肉が煮崩れるくらいコトコトと煮込む必要はありません。
➁果肉と果汁を分けておきます。
③8枚切りの食パンを、プディング型に敷き詰める形にカットします。
④食パンの表面を果汁にひたして
⑤プディング型に敷き詰めます。
⑥軽く火を通した果肉を入れて食パンでふたをします。
⑦プディング型もふたをして冷蔵庫に一晩入れておきます。夜の間に果汁が食パン全体にしみこんでいきます。
⑧プディング型から出してできあがりです。
砂糖は加えない生クリームをゆるく泡立てて、とろりと盛ってみました。
まずいわけがなかった、おいしいサマープディング
「食パンなんだよね・・・」「まずかったらどうしよう」と、ちょっとドキドキしながら試食です。
あ、さっぱりしていておいしい。まさに夏向きのプディングです。さっぱりしているので、もう一口食べられるかもと、油断してしまうタイプのプディングです。いいぞ、サマープディング。
冷凍ベリーではなく、フレッシュのベリーをふんだんに使ったら、もっとおいしいのだろうな~と思いながらいただきました。
サマープディング作りの反省&改善点
忘れないうちに、次に作ったときの私へのメッセージです。
- ベリーの果汁の量がギリギリだったので、もう少しベリーの量を増やす。
- 使うベリーの種類やバランスによって、酸味や甘さがけっこう変わりそう。ブルーベリーは甘さが強いのでもう少し少な目にして、酸味の強いベリーをもう少し多めの分量で作ってみたい。
- 食パンはもう少し多くてもよかった。けちって3枚だとギリギリすぎた。
わたしはプディング型を使いましたが、小さいボウルでも十分に作ることができます。
パンプディングやフレンチトーストもそうですが、できたてのパンよりは、少し時間のたった翌日や翌々日くらいのパンのほうが、果汁をよく吸ってくれます。食べていて「食パンを食べています」という感じはまったくありません。が、シンプルな材料のみで作ったおいしい食パンのほうが、サマープディングもおいしくできるのは間違いないです。
とりあえず試しに作って食べることができたので、少し材料を動かしてみたいと思います。
外はあいかわらず猛暑ですが、サマープディングのおかげで、少し涼やかな気持ちになれました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました