私の株式投資は、リスクの少ない銘柄選別をモットーにしている。株式投資は高値を買う投機ゲームではないのだ。

 

 銀行、保険は「爪を伸ばせ」。長期金利の上昇は何年も続く。

 

 東証グロース市場指数は安値模索状態。一方外人投資家はロットで買える電力のような大型株を買っている。小型成長株さがしより、225の上がっていないもの。1803清水建、4021日産化、9201JAL、9202ANA、6971京セラ。

 

  3996サインポスト。四季報記載の「継続前提に重要事象」削除は大きなニュース。来月発売の四季報の英字版でそれを確認した外人投資家の買いが、ロングランで入るような気がする。

 

「海外勢 3週連続の買い」(17日の日経)。取り上げられたのはオイルマネー“御用達“の6841横河電機だったが、コロナ暴落以降、どれほど大台変えるのに苦労してきたか。つまり上がらなかった。

 

 もしかして41.2%の持ち株の外人投資家は、機会があるならいくらでも売りたいのではないか。

 

 最近は株価としては上がってきたから日経の記事になっていいんだが、彼らの新規資金は相変らず電力、銀行に向かっているように思う。

 

 

 

 

 そんな銘柄として、9504中国電力なんてどうか。上がるためには、悪材料で下がっておくのも重要なのだが、業績悪なりに下がったような気がするし、なにより先週の週足の十字足が底示現の予感。4月15日高値、休養期間が不十分で、立直りにはまだ日数が必要かもしれないが。

 

 休養期間十分なら9502中部電力。今年になって昨年高値を抜いていない電力は、ここと9511沖縄電力のみ。これまでの繰り返しになるが、逆金融相場では公共株が上がる、というのが経験則でもある。

 

 上がっていない225と言いながら、今週は週足GCV「陽転」の上位15番目の2937ユーグレナを選ぶようになってしまった。

 

 四半期決算ではあるが、待ちに待っての黒字浮上。2018年、2020年にもこのあたりで底。テンバガーを狙うにはこういう安い段階で“発掘”するのがポイント。

 

 一般投資家がその成長性に薄々気づいた時に、自分の持ち株の株価が既に2倍になっていると、肩の力を抜いて長期戦に持っていける。早い段階でのテンバガー選択眼も必要だが、じっくり長期戦に持っていく精神的な余裕が必要なのだ。

 

 最後に。週足GCV「陽転」上位25社で、上がっていない225銘柄がひとつあったので紹介しておく。”大御所”の6857アドバンテストである。

 

 私のブログで薦める銘柄って、こんなタイミングの銘柄ばかりです。高いところで果敢に買う人には、つまらない選択でごめんなさい。(ユーグレナ5月17日終値、530円)