富士通ゼネラル、大悪材料で突っ込んだところがチャンスだと思ったが、今週の陰線あたりから下げの再来(スタート)のようだ。売る人はまだ売るのか。私はすぐ切った。

 

 上場して日が浅いIPOのセカンダリーを買う時、投資としては会社を研究してから買うなんて悠長なことは言ってられない。私はまず”直観的”に買って、その後で事業内容を研究する。

 

 5年前の6572 RPAや4054日本情報クリエイトのセカンダリーなどは、私はそれでうまくいった。その時の“貯金”があるので、その後他の株でダメな時はすぐ切る。でもチャートで高いところはそもそも買わない。

 

 最近の私はじっくりサーダリーねらいだが、6226守谷輸送機、5869早稲田学習研究会など。外人投資家の持ち株比率は、守谷5.8%、早稲田?(不明)、上場して日が浅くても、彼らはしっかり仕込んでいるのだ。ひと度、目をつけた新しい会社、高いところはそう思われず、青天井でもさらに買うと期待している。私は5年くらい持っててみたいよ。

 

 青天井と言っても、今のPERも普通だし、売り上げ営業利益率もいいのだ。つまり私が思うにはまったくの評価不足の優良会社。

 

 

 

 

 そもそも日本株の売買主体の6割は外人投資家。彼らが買うかどうかで各銘柄(特に中型株以上のもの)の上昇が決まると言っても過言ではない。彼らは、例えば持ち株比率33.5%の6752パナHDや、49.8%の6854ファナックを今さら買い増す行動に出るだろうか。

 

 今の私がそういう立場なら、そんなサラリーマン社長の老舗企業で、過去に十分買いこんだ銘柄は選ばない。だからIPOのサーダリーの話にもなるのだ。

 

 「日本株 海外新参組の強気」(2月10日の日経)。もちろん銘柄も新しいもの。

 

 あえてこのIPO2社の難点を探すなら、時価総額が不十分で彼らのポートフォリオの対象にな(れ)るかどうか。

 

 

 

 パナやファナックはだめだが、最近の225は、6758ソニーや6501日立、7003三井E&Sのようなのは上昇している。

 

 今週は225ではない老舗企業だが、あえて上昇していないものを取り上げるとする。週足GCV「陽転」に登場の5302日本カーボン。

 

 週足GCVは「陽転」なくらいだし(大幅マイナスカイ離)、今どき上がっていない、のは逆に心配だという声は多いにあるだろうが。

 

 この会社、直近の四半期の売り上げ営業利益率20%、なのに今のPER12倍って安すぎないか。そして“泣く子も黙る“配当4.5%。私は「これで十分だよ」とも思う。

 

 サラリーマン社長の会社だからこそ、1株益の変動にもかかわらず、200円配当が継続されているのかもしれないが。

 

 

 私のブログで薦める銘柄って、こんなタイミングの銘柄ばかりです。高いところで果敢に買う人には、つまらない選択でごめんなさい。(日本カーボン2月9日終値、4,440円)