「(年1回や2回、3回のような短期的、中期的。数年に1回のような長期的。10年に1回のような歴史的な、これも長期的)高値は個人投資家が最後に買って形成される」(自論)と思っている。

 

 「企業の変身 海外勢が買い」(今日の日経)。私だけかもしれないが、こういう記事ですぐ買うと、目先の(短期的な)高値となり、見事に下がり始めるのだ。ずっと前だが、私はそう学習した。

 

 「日本株への『強気』拡大が続く」(同)。でも6月以降の日本株は、今あたりを上限にしたボックス圏を抜け出せていない、のはなぜか。全然「強気」になっていない。調査(アンケート?)の話だから?

 

 加えて、6月の持ち合いのチャートと最近のチャート、よく似てないか。私は性格が悪く、どうも疑い深いのだ。それが「希望的観測はだいたいはずれる」(昔からある相場の格言)という警戒心につながり、ポジティブに考えるなら、ゴミ投資家ではあるが投資家として生き残れている。

 

  下に下がるんだから、31,000円を”目指して”模索するんだろうが、そこまで一気に下がってしまうのか、まずは32,000円割れで許してもらえるか、わからない。 

 

  話は変わるが、長期の業績低迷だった会社、不祥事で散々売られた会社って、2倍化(ツーバガー)銘柄発掘の宝庫だと思っている。

 

 株式投資はマネーゲームではない。短期のマネーゲームと考えると「爪で拾って、箕(み)でこぼす」になってしまう。2倍化するのに1年くらい要するのが理想なのだ。

 

 そういえば最近は相場が堅調なのか、デイトレードのステマを見かけないなあ。

 

 でも市場活性化や円滑な価格形成のためにも、短期売買をしてくれる投資家の存在は重要なのである。ずっと前だが、またまた私はそう学習した。

 

 6703 OKI。前2023年3月期はたった24億だった営業利益の今2024年3月期営業利益予想は150億。

 

 貸し倒れ引当金戻し入れ43億を考慮せず、107億の営業利益でも、それでも十分立派。売り上げ営業利益率だって1年、2年後に5~10%にもなろうなら、ポートフォリオを組む海外投資家もここを見逃さないだろう。

 

 会社の決算短信からは詳しいことは理解できないが、1年のみの好決算ではないと信じたい。18日発売の新四季報では、来期の売り上げ営業利益率がどう予想されるか。「企業の変身 海外勢が買い」(今日の日経)期待か。

 

 現四季報には「半導体」記載が3か所、出てきている。この時期のこと、最先端のものなら本当に「企業の変身」かもしれない。中国市場の低迷は海外比率の低さから、心配しないとしよう。

 

 実はここはPBR(1倍割れ)や配当利回りもいいのだ。ちなみに英文版の会社四季報の刊行日は年末である。

 

 私の勝手だが、12月発売四季報の2025年3月期の売上高、営業収益の予想をしてみたい。売り上げは19.1%増の5,244億、営業利益は107億×50%増の160億。売上営業利益率は160/5244×100=3.0%は、まあまあ改善か。

 

 売り上げ(目標)は営業マンとしての過去の経験から。営業収益の伸び低減は、どんな業界でも競業社の出現ですぐ価格競争になる。何倍か増の営業利益の翌年も2倍増なんてことは、まずない。

あるなら再度のサプライズだ。

ふるさと納税サイト「ふるなび」

 

 またまた話は変わるが、昨年の12月の日経平均はどうだったか。今年もその再来になるかわからないが、下げの覚悟はしておいたほうがいい。ここで重要なのは、東京市場の主力売買主体の海外投資家は、それにどう対応するか、だ。

 

 今週は週足GCV「陽転」5406神戸鋼を選んだ。つまらない銘柄だと言わないでほしい。

 

 海外投資家もクリスマス休暇が始まったり、新四季報刊行の前だったり、この時期なら手持ちのものを売るか、せいぜい買うにも従来の投資基準での買いにとどめるか、関心事はそう高くないのでは。

 

 彼らにとっての日本市場は、米国、欧州に次ぐ、3番手に過ぎない。買うときは最後に、売る時は最初に。今後の投資基準も相変らず慎重に、PBR1倍割れ、配当利回り株選好が続くと予想する。そんな銘柄はまだたくさん残っている。

 

 神戸鋼の配当利回り5%は大きい。私たちも税引き後でも4%になる。NISAの話は別だ。

 

 株式投資を知らない人は、預金金利の0.01%や0.02%で満足していまい。些細なことだが、そこから2割の利子所得が源泉徴収され、手取りは銀行往復のガソリン代にもならない。

 

 きっと株式投資に偏見を抱いているのだろう。岸田首相の掲げる「貯蓄から投資へ」の啓もう活動は長い道のりだ。ぜひ当ブログを参考に、利回り株を選考してもらいたいところだ。

 

 それでもそういうお客さんがいるからこそ、銀行の利ザヤが存在している…。

 

ふるさと納税サイト「ふるなび」

 

 私のブログで薦める銘柄って、こんなタイミングの銘柄ばかりです。高いところで果敢に買う人には、つまらない選択でごめんなさい。(神戸鋼12月1日終値、1,754円)