PBR0.3倍未満の銀行って、まだ31銘柄(行)もある。こんなに安く放置されていていいのかな、とも思うが…。

 

 金融・保険は逆金融相場の1番手。これらは3か月前に強力に注目すべきでした。リスクを考えるとあの時と今では全然違う。10%と50%くらいか。

 

 「どこで買っても、同じ銘柄で株価が上がるなら、同じではないか」にはなるが…。

 

 株式は結果的に上がればいいのだが、買い時のリスク管理(分析)の習慣が大切。例えば高いところの銘柄の連続買いの繰り返しが、そうそう成功し続けるもんではない。

 

 単純に言えば、高いところでの買いはリスクを伴う、天井で買うな、安いところを買おう、株式投資は短期売買を競い合うマネーゲームではない、だ。

 

 もっとも私の思う高いところは、A氏には安いところかもしれない。そもそもこのパーセントの数字もだいたいのものだ。

 

 今週は週足GCV「陽転」に登場の7381北國(ほっこく)フィナンシャルホールディングである。

 

 こんなところで「陽転」の銀行がある? 何か問題がある銀行? 

 

 地元の日医工の不良債権をつくってしまった。でも“たった67億円”。天下の大企業(銀行)はこんなことではびくともしない。だから株価もこんな値段でとどまれている。ただし今後銀行株人気が続いても、いつも出番は最後尾でしょうね。

 

 手前味噌になるが、1998年ヤクルト副社長がデリバティブ取引で1,000億円の損をつくった時に、歴史的安値500円ジャストでヤクルト株を買ったのは私だ。当時はさすがに怖くなって、600円ジャストで売ってしまった。

 

 上場会社の“不祥事”も、年月とともに忘れられるもので、そのうちニュースにさえならなくなる。そして株価も知らないうちに静かに上がっている。そんな狙いもあって、拙ブログでTOYO TIRE や スルガ銀行もとりあげた。

 

 私のブログで薦める銘柄って、こんなタイミングの銘柄ばかりです。高いところで果敢に買う人にはつまらない選択でごめんなさい。(北國フィナンシャル 1月27日終値、4,240円)