こぼれる光が優しい
途中で桜の花びら1つ1つ
これ終わらない
って思ったけど
満足満足
ひょうたんが形になってくれて嬉しい
この1カ月、仕事の合間に2個目のひょうたんでランプシェードの制作に集中
知り合いに頼まれたデザインを中心に、どんどん彫っていく〜
エッグシェルカービングで必要な細かさや力の加減は必要ない
卵の殻は握る時も肝心なのだけど、ひょうたんは圧が必要
どんどん彫って〜
色んな人の作品を見て、どうやってるのか試行錯誤しながら真似してみる。
すると、こーゆー事
とか思ってひたすらやってみた。
大きいから大変な分達成感がある。
新しいことを始めるって楽しい
そして
ライトにセットして
もっとこう
こっちはこう
とか悩みながら
こんなふうになった。
光は優しくて癒される
よく見ると
ここはもっとこう
こっちはもっとこう
ってなるけど
これで完成とする
次のひょうたんでは、どんな風にしようか
ゴールデンウィークを自分の好きに楽しい時間にしよう
と思うお昼でした
この数週間 ひょうたんを彫っていました
さぁ、初めてのひょうたんを
どうするか
もともとエッグシェルカービングを趣味にしていたので、素敵なものができるのでは
とアメリカに住んでる姉からアイデアが
エッグシェルカービングは
握れば簡単に割れるので
とても繊細な作業に
早速ひょうたんを探して届きました
フラをやっている姉からは、プルメリアの花を入れてほしいとリクエストが
毎日少しずつ。
週末には思いっきり楽しんで彫って.....
途中まで彫って
ひょうたんの内側をヤスリでザクザクと。
そしてまた彫る
うんうん
いい感じ
このままどんどん彫ってくぞぉ〜
そして金曜日の夜
一週間頑張って、いよいよワタシの時間がやってきた
作業デスクに座って、音楽をかけて
葉っぱも彫っていきました
ここら辺で中のゴミをきれいにしよう
再びヤスリでザクザク、ザクザク
どんな感じになったかな〜
光を灯すと出来上がりが楽しみ
ふと作業デスクに何やらひょうたんの一部が
おいおい、おいおい
チーン
もうこの子は練習用にして
もう一度挑戦しよう
こんな事が起こる事は想定済み
今日からまたワクワクしながら挑戦しよう
そして次のひょうたんを眺めている
土曜日の午前中でした
時は来た。
私は、横須賀へ向かった。
数ヶ月ぶりの彼氏の体温を感じる時、とても幸せ。
しかし、クエートからの電話で、私は冷静になってビンソンが性病をもらった事に付いて考えてみた。
いい大人が、それでも信じる?
……信じない。
それでも好きなら、嫌になるまで付き合えばいい。
彼は心当たりある女には、すでに性病について連絡をしてるはずだろう。
自分の中で決着をつけて、前と変わらずビンソンは私の彼氏でいた。
以前と変わったことは、言い争いが起きるようになったこと。
でも喧嘩をしても Sweet なビンソンは
「頭を冷やしてくる。」
と家を出て行って、しばらくすると赤いバラ1輪買って帰ってくる。
そして
「さっきはごめん。」
と。
そんなロマンティックな男性はそうはいない。
ある週末、私たちは横浜のクラブ HEAVEN へ行った。
盛り上がってきた頃、ビンソンがいない。
しばらく待ったが戻ってこない。家の鍵はビンソンが持ってるから彼を探さないと。
私は2階の Bar を見に行った。
ビンソンは女性と二人でカウンターに座り、楽しそうに喋っている。
私は、頭が真っ白になったが、ビンソンへ向かって一直線。
そして、余計なことを言わずに
「家の鍵返して。」
とだけ。
その女性が誰なのか、ただの知り合いなのか、そんなのどうでもいい。
それにその時ビンソンがどう思ったかもどうでもいい。
ビンソンはポケットから鍵を出して、無言で私に渡した。
「 Thank you. Have a good time.」
と笑顔で言って余裕を見せて1階へ降り、他の男を探して踊り狂ってやると思っていた。
苛立ちと怒りと不安で渦巻く私の心。
少しするとビンソンは私のいるところへ戻って来た。
他の男ぉぉぉ~、と思ったがその頃の私はいい子だった。
気分が悪い。今夜は早く帰ろう、と思って外で友達を待っていた。無言で後を付いてくるビンソン。
夜中を過ぎる頃、外は冷え込んできた。
気まずそうに私に付いて来たビンソンも寒さで固まっていた。
彼にコートを着せて、友達が男達との連絡先交換終了まで口を挟まず待っていた。
友達の一通りの儀式が済んで帰路に着く。
歯磨きをして、ビンソンに背を向けてベッドに横になった。
私は彼の顔も見ずに
「おやすみ。」
とだけ言って眠ろうとした時だった。
付き合って初めて、ビンソンに
「 I love you.」
と言われた。
今までに起きた嫌な出来事が吹っ飛んだ。
私は深呼吸をしてその瞬間の幸せを味わった。
寝返りをうって、
「 I love you, too.」
と伝えて、彼のぶっとい腕を強制的に私の体にまとわせてキスをして眠った。
結局彼の性病に関して問い詰めることはしなかった。
< 続く >
ある年、ビンソンはクエートへ任務のため行ってしまった。
いつものように黒い便箋にカラフルなペンで気持ちを綴った。
しかし、待てど暮らせどビンソンからの返事がこない。
胸騒ぎがしながらも、私は手紙を書き続けた。
一月くらいした頃か、電話がかかってきた。
久し振りに声を聞く事ができて嬉しかったが、ビンソンの声は暗い。
「君、浮気したね!」
と、訳のわからないことを言い出した。
「いきなり何?」
としか言えない。
ビンソンは、私から性病をもらった、と言うのだ。
私は、船の中での生活において、シャワールームで人のタオルを使わない事、裸で色んな所に座らない事、ドクターに診てもらう事、etc、と彼に伝えた。
そして何より、私は性病を持っていない、私は必死になって自分の身の潔白を伝えるしかなかった。
ビンソンは納得していない様子のまま電話を切った。
今思えば、浮気をしたのはビンソンだ! とわかる。
恋愛感情は4年程度しか持たないらしい。その後は、相手への尊敬の念や、優しさ、思いやり、信じる気持ちによって、本当の愛に変わるのかなぁ〜と思う。
結婚は忍耐だ、と母は言うが、恋愛も時に忍耐が必要だ。忍耐は人生どんな時にも必要なのだろう。
話はそれたが、彼が性病をもらった後でも、私はビンソンを信じた。
手紙はもらう頻度が少なくなっていたが、私は彼の様子はどうか?気分はどうか?元気にしているか?と手紙で問い続けた。
クエートには3カ月くらい行っていただろか、現地では休暇を取り少しいいホテルに泊まったと言う。
「 I miss you.」
と書かれたハガキには、ホテルの名前や所在地がゴールドでプリントされた上質なものだった。
少し彼の気分も晴れ、性病も良くなったのか、以前と変わらない手紙が届くようになっていた。
いつ日本に戻るかと言う情報は、極秘なので直前まで家族や恋人にさえ伝えられない。
それに耐え忍ぶ若いカップル。
そして日本に帰ってきた。
<続く>