毎度、お馴染みとなってきました、マイホームの進捗状況の報告です
間取り、設備、内装等、設計に関することの進捗率は90%、6月末には土地の引渡し契約を締結する段取りとなっています
今回の場合、建っていた古家の取壊し費用は、売主が負担するということで、土地の代金の値下げ交渉の材料にはなりませんでした
一般的に土地の固定資産税評価額は時価の70%ぐらいになっていると言われています
ですので、固定資産税評価額を70%で割り戻すと時価を算出することができるのですが、今回の土地はそれよりも、かなり高値になっています
立地条件が良いというところがあるのでしょう
周りの取引相場も高めのようです
しかも、取壊し費用を盛り込まれているとなれば、やむ無しかなと思いますが、土地は可能な限り安くで仕入れるのが鉄則です
また、土地や建物を取得した際にかかる費用や税金についても押さえておくべきです
仲介手数料、土地の調査費用、登記費用(一般的には司法書士に依頼します)、住宅ローン手続き費用、引っ越し費用、土地を購入するなら不動産取得税がなかる他、取得した後には固定資産税が毎年、かかってくることとなります
これらの税金や諸費用は、馬鹿にならないですからね
FPで習う、キャッシュフロー表なんかを作成して、資金繰り計画を考えておくことをオススメします
では、テーマに戻します
現在、『誰も教えてくれない家づくりのすべて2024』(新井聡さん、勝見紀子さん著、X-Knowledge)と『住まい大全』(平松明展さん著、KADOKAWA)の2冊を参考書とし、マイホームを建てる上でのポイント等をファイナンシャルプランナーの目線も加えて、まとめていっています
冒頭で書いていますが、私たち夫婦がマイホームを建てている最中ですので、よりリアルで、為になる内容が書けるのではないかなと思っています
前回は1回目ということで、注文住宅と建売住宅の概要や違いについて触れていきました
私たちのマイホームは注文住宅になります
令和6年度の住宅ローン控除の対象は基本手に高性能住宅のみとなっています
昔は一般住宅でも対象になっていたのにですね・・
では高性能住宅とは具体的にどういった基準を満たしたものになるのでしょう?
大きく分けて、長期優良住宅、低炭素住宅、ZEH水準省エネ住宅、省エネ基準適合住宅の4つになります
今回と次回とで、このうち2つの住宅について、少し触れてみたいと思います
★長期優良住宅
長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅のことを指します
講じられている措置とは主に以下の通りです
・長期に使用するための構造および設備を有していること
・地域の居住環境などへ配慮を行っていること
・一定面積以上の住居面積を有していること
・維持保全の期間、方法を定めていること
・自然災害への配慮を行っていること
↓この内容は国土交通省のサイトにあるパンフレットにも記載されていますので、興味のある方は参考にしてみて下さい
また、長期スパンで見ると大きな経済効果をもたらすとのことなのですが、参考書によると、その効果の要因は7つあります
①メンテナンスコスト
マイホーム(一戸建ては特に)は、基本的に長期間、そこに住むことを念頭に置き建てるものです
しかし、素材や設備等は年々、劣化していくものです
いくら安くで新築できたとしても10~15年で修理を繰り返すようなマイホームでは、想定外に費用がかさんでいくこととなります
その点、長期優良住宅は維持管理にかかる費用は小さくなると言われています
②耐震性
地震が多発している昨今です
耐震性の高いマイホームであることが望ましいのは言うまでもありません
ちなみに、大手ハウスメーカーの積水ハウスの場合、平成から令和の大地震での全壊はゼロだと発表しています
耐震性に投資することは、必須だと言えるのではないでしょうか?
③断熱性
断熱性を高くすると光熱費を抑えることができます
昨今、電気代、ガス代が高くなっていますし、この先、補助金が外れてもなお、上がり続けるとしたらどうでしょうか?
やはり、この断熱性にも投資をしておくべきなのではないでしょうか?
④省エネルギー性
太陽光発電システムや蓄電池等の導入がこれにあたります
国内商品は、まだ、発展途上のところがありますが、先程の③同様、光熱費の値上がりや、災害対策ということを考えると、今後はより必要性が増してくるのではないかと思います
⑤壁内結露対策
意外と馬鹿にならない対策の1つです
カビが生えたり、シロアリや害虫が発生すること自体が嫌ですよね
ちなみに私のマイホームでは、湿気等を抑えるエコカラットプラスや、窓ガラスも結露が起こらない商品を導入する予定です
エコカラットに耐用年数はないらしいのですので、導入しない手はないでしょう
⑥施工品質
長期優良住宅を建設するためには、それなりの技術力やノウハウ、そして、人材が必要です
だからこそ大手ハウスメーカーなんかは、地場の中小ハウスメーカーと比較すると、高い施工品質を実現できる可能性が高いと考えて良いでしょう
⑦設計力
設計次第で初期費用やランニングコストは変わります
優秀な設計士さんを抱えているハウスメーカーと相談を重ねながら、マイホーム建設に臨むことができます
2025年改正で2階建て以下(今までは3階建て)の一部の建物でも構造計算が必要になってくるとハウスメーカーの方に聞きました
最初から長期優良住宅を目指すのであれば、心配することはないようです
この①~⑦を読んでもらうと分かると思うのですが、余程、金銭的に難しいということがなければ、マイホームは長期優良住宅を目指すべきだと私は考えます
確かに費用はそれなりにかさみますが、それ以上の経済効果を生むと考えれば、答えは必然的に見えてきます
次回は、ZEH水準省エネ住宅に触れていきます
ではでは、今日も一日頑張っていきましょう!