2023年、ヒットした(だろう)商品やサービスを5つ挙げるとしたら、皆さんは何を挙げますか?

私の場合は以下の(おおよそ)5つです
・ChatGPT、bing
・Bリーグ関連
・大谷翔平選手や藤井聡太さん関連
・インボイスと電子帳簿保存関連
・ゲームなら、ゼルダの伝説ティアーズオブキングダムとハリー・ポッター

ちなみに『日経TRENDY』2023年12月号では以下の通りとなっています

1位 ChatGPT
2位 chokoZAP
3位 THE FIRST SLAM DUNK
4位 ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム
5位 ビオレUV 瞬間ミストUV

意外と近い結果だったりします??

この内容や2024年のヒット予想は雑誌そのものを見ても良いですし、最近、発売した『黒鳥ひなのマーケティングファイル01』を見ても掲載されていますので、興味のある方は手に取って読んでみて下さい
 

さて、現在、参考書とし、読み進めていっているのは、働きたい企業ランキングでも3位に入ったキーエンスにスポットを当てた『キーエンス解剖』(日経BP)になります

当参考書は、評価もかなり高い書籍のようですので、是非、隅々まで目を通して、これからの企業に必要なものは何なのかを知り得たいなと考えています

前回は、キーエンスにおける「即納」へのこだわりから、今後のマーケティングに必須となっている「時間」の要素について、参考書の内容を元に書いていきました


参考書に書かれている数値に驚きました

キーエンスには100%子会社のキーエンスエンジニアリングがあり、唯一、工場として商品全体の1割を製造しているそうです

つまり、ほぼファブレス(=工場がない)ということで、残りの9割は協力会社に依頼しているということになる訳です

製造業で工場を持つと、仕入れ原価の高低や在庫の増減をいつも気にしておかないといけないので、その管理を減らすという意味でも理想の形と言えるのかもしれません

ただ、そうなると協力会社との良い関係性の構築が必要不可欠となります

キーエンスが意識しているのはwin-winの関係を維持することだと言います

今、私が毎週、欠かさず見ているのが池井戸潤さん原作の『花咲舞が黙っていない』の中で描かれる銀行と取引先の関係性なんて、最悪な例ですよね

 

だって、取引先なんて銀行のため、銀行で上を目指す者の生け贄みたいなものなんですもん


そうではなくて、参考書の言葉をそのまま載せるなら「取引先は夫婦と一緒や」を目指さないといけませんよね


もう1つ驚いたのが仕入債務回転日数が43.3日なのに対し、売上債権回転日数が169.1日というアンバランスな数値(2022年3月期)です

※仕入債務回転期間とは、商品を仕入れてから買掛金や支払手形が決済されるまでの期間のこと

※売上債権回転日数とは、何日で売上債権を回収できるかを示す指標のこと

取引先には手形を切らず、現金で早く支払いを行うことを意識しているそうです

一方で顧客からの代金回収はゆっくり(納品は即納)という訳ですから、どうやって資金繰りを回しているのだろうと疑問を感じるのは私だけではないはずです

早く支払いを行う分、金額では少しキーエンス側が有利になっているのでしょうか?

そして、高単価高付加価値で顧客に商品やサービスを提供とするとなれば、このような決済サイクルでも大丈夫ということなのでしょうかね?

そういう部分も、いろいろ調べてみると、新たな発見がありそうです

財務のところは私の専門ですし、研究してみようかな・・

 

 

ではでは、今日も一日頑張っていきましょう!