長尾 ちず です。
私の実家は和菓子屋なので
小さい頃から和菓子は身近な存在。
一口に和菓子と言っても
色々と種類があり、同じものでも
関東と関西では、その作り方や
見た目が全然違ったりします。
毎年、桃の節句の頃になると登場する
桜餅
関西ではこんな風に道明寺粉で
作ったもちっとした皮に包まれているのが
スタンダード。
我が家のもこのタイプです。
そして、関東ではこのように
クレープ状になって巻いてあるのが
スタンダード。
小学生の頃
関東タイプを見たことがなかった私は
初めてそれを見た時、父に
『偽物の桜餅が売っていた❗』
と、意気揚々と告げたのでした。
すると、父は爆笑しながら
関東と関西での違いを教えてくれました。
その後も柏餅の葉っぱが
我が家のと違うのを見つけては
『また偽物があった❗』と告げて
地方によっては、その偽物呼ばわりした
葉っぱを使う事があるのだと知ったり。
小さい頃は
とにかく我が家に売っている
自分の見たことが有るもの以外は
偽物だと思っていました😅
そして、その都度修正されるという(笑)
前置き長くなりましたが・・・
知らず知らずに陥る
自分が見た知っている知識の方が
正しいと思い込む 勘違い。
聞いたり、読んだりだけではなく
実際に見ているのなら尚更そう
強く思い込んでしまう。
だけど
世の中自分が見たものが
正しかったとしても
それが1つだけとは限らないし
その事実と思っていたことが
本当に正しい知識とも限らない。
自分の目の前に見えているものだけが
事実というわけじゃない。
ただ、知らないだけなのだ。
大人になるにつれて
自分の見えている世界も範囲も
広がってきて
今では何でもかんでもすぐ偽物呼ばわり
することはありませんが(笑)
それでもつい、やってしまいがちな
知識に対する思い込み。
水星(知識)絡みの桜餅の思い出と共に
始まった水星逆行初日です。
今日も最後までお読み頂き
ありがとうございました(^^)