私の孤独 孤独 君よ 山 絶望の前に
私の孤独
ああ雲の上でもいい
僕に夢をあたえてくれるなら
ああ遠い高原でもいい
僕に愛をあたえてくれるなら
ああ美しき日々よ
僕をあの人の愛で
つつんでおくれ
孤 独
ひとり空を見つめて思うとき
そこに孤独が生まれる
雲を眺めて 空をみつめて
孤独の美しさを知る
ひとり空をみつめて夢想するとき
とても淋しくなる
自分を知って孤独を知る
その時なぜか
貴女が恋しくなる
限りなく続く空をみつめるとき
孤独 孤独 孤独がいい
不可能を夢想し
貴女との再会の日を夢みて
君 よ
広い湖に何を期待するのか
黙ってボートをこぐだけで
君は幸福なのか
汚れた過去をすてるため
純粋な美を求めるため
君よ……
山
山には
偽善はない
山には
人間の汚れた姿は無い
山は
純粋なものだ
人間の汚れに左右されない
山は
私のすべての哲学
山は美しい
だからこそ
私は山に来た
絶望の前に
絶望の前に
幻影の接吻を
愛し狂っている二人に
別離があるとき
彼は彼女にただ手を求めるだけ
彼女は彼をみつめているだけ
▲高校生時代のノート
架空の前に
永遠に愛の誓いを
求め合う二人に
その日がくるとき
彼は彼女だけに……
彼女はもう泣けない