~日本とペルーの国際結婚秘話~


結婚式の写真を載せるのを忘れていたので、UPしておきます。


私が式を挙げた6年前はデジカメを持っておらず、普通のカメラで撮った写真しか残っていません。


ですから、写真がぼやけているかもしれませんが、よかったら見てください。


IMG_0187.jpg


日本だとウェディングドレスをレンタルすることが多いけど、ペルーでは、ウェディングドレスを買うことが普通みたいです。


そのドレスは今、女房の実家に大切にしまってあります。


ところで、参列してくださった方は、女房の家族、親戚や友人など総勢50名ほど。しかし、私の両親は「ペルーまで行く体力に自信がない」ということなので、日本で留守番をしました。


日本からアメリカ経由で、ペルーのリマまでおよそ30時間。両親の気持ちも理解できます。だって、イーグルだってアメリカまでは何ともなかったのですが、アメリカからリマまでは長~く感じましたから。


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無事に?女房が到着して、一安心。パイプオルガンによる「結婚行進曲」と共に結婚式が始まりました。


しかし、区役所での結婚式と同様に、

リハーサルをやっていません!


式の内容も聞いていません!


どの位の時間が掛かるのかも分からず、最前列の席に座っています。


「どうにかなるさ」


の精神です。


最初に、神父様が私たち二人の結婚を祝福してくださり、聖歌、聖書の朗読、神父様のお話と続きました。


式は順調に進みましたが、私たち二人の結婚の意思表明をする時に、ハプニングが起きたのです。


ペルーに到着した翌日、女房から、神父様が「○○○○○」と言ったら、その後に「Si(はい)」と言うんだよという事を聞いていたのです。「Si」と言うことが何箇所もあったので、神父様がお話になる言葉をメモしました。


そして、結婚式の直前まで練習したのです。一応、暗記もしました。


しかし、神父様がお話になっている最中に、私は


「Si(はい)」


と返事をしてしまったのです。教会内は、


大爆笑


やっちゃいました~  


フライングで~す


普通、教会での結婚式と言えば、おごそかな雰囲気の中で行われますが、イーグルの発言の後は、和やかな雰囲気?へと変わりました。


その後の私の結婚するにあたっての言葉(約30秒)は、スムーズに言うことができました。


ハプニングの中、式は順調に進み、指輪の交換、結婚証書への署名、聖歌を歌いました。そして、最後に神父様が私たち二人と参列者一同を祝福してくださり、結婚式終了を宣言されました。


スペイン語が不完全なイーグルですが、一生の思い出となる結婚式でした。


だけど、ペルーに着いてから、「一生の思い出」になる事が多すぎるんじゃないか?、と思うのはイーグルだけ。普段と変わらない様子でいる女房とは対照的です。


さて、普通ならこの後は披露宴会場へと向かいますが、ペルーでは違います。また、日本では考えられない事が起きます!


つづく…


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区役所での結婚式から二日後、いよいよ教会での結婚式になります。


式の前日は二日前と同じように、女房はホテルではなく実家で寝ました。そして、結婚式の当日に、教会で会おうということになったのです。


式が始まるのは午後7時。私はホテルから親戚の車で教会に向かい、到着したのが午後6時過ぎでした。着いてからの準備というものは特になかったので、教会の周りをウロウロして待っていたのです。


時は刻々と過ぎていきました。そうです!区役所での結婚式と同じように


女房が来ない


のです。


「また、渋滞かよ~」


「今日ぐらい早く来いよ~」


などと一人で愚痴をこぼしました。


外で待っていても来ないので、6時45分に教会の中に入ったのです。そして、時計を見たら、いつの間にか7時になっていま~す。


パイプオルガンによる演奏で、「結婚行進曲」が流れてきました。


「今度こそ、一人で結婚式だ~」


「これ多分、ペルーで話題になって、明日新聞に載るかもしれない」


「見出しは、はるばる日本から来た花婿、一人で寂しい結婚式!」


「ペルーの朝のワイドショーから、出演依頼が来るかも~」


などと、数秒間でいろんな事を想像しちゃいました。


しかし、そんなイーグルの不安なんか関係なく、パイプオルガンの音は止まりません。あきらめ気分で何気なく後ろを見たら、何と


女房が父親と一緒に、音楽に合わせて私の方に向かって歩いてきたのです。


一瞬、まぼろしを見ているのかと錯覚をしてしまいました。


「また、ギリギリに着いたんだなぁ~」


と思いましたが、式ができたので内心ホットしたイーグル。


結婚式の後、彼女が言った事は…


「ペルーでは、結婚式の前に新郎に対してウェディングドレスを見せてはダメ!もし見せたら、幸せになれないという考えがあるから」


「だから、教会から離れた所で待ってたの」


「そういった考えがあるから、買っておいたウェディングドレスのチェックをするため、お店に行った時、俺は外で待たされたんだね」


と言うイーグル。


そういう理由があるのなら、前もって言ってほしかったというのが本音です。再び、


「聞いてないよっ~」


それにしても、結婚式の直前に新郎新婦が会って話さないなんて、日本では考えられないことですね。


(つづく)


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