天気も回復して青空の朝になりました。
アンジュのことを理解していただくため、少し詳しくお話したいと思います。長くなりますが、よろしければ聞いてください。
もちろん、パスしていただいても構いません。
アンジュ…推定10歳。ヨーキーの女の子です。
キラリちゃんの里親募集記事を載せるにあたって、あちこち見ていて出会えた気になる子です。
ただ気になっただけなら何もないのですが、なかなか里親さんも決まらないようなので、少しずつ「家の子に」という思いが膨らんで来ていました。
そして、ファミーユさんに問い合わせしたことで、お話が一気に進みました。
先ず、この子が保護された経緯をお聞きして愕然となりました。
飼い主が引っ越して居なくなった部屋に取り残されていたそうです。
10年近くを家族として一緒に過ごしたであろう子を、どうして置き去りに出来るでしょう?
どんな思いで飼い主の去っていく姿を見送ったことでしょう?
この子は、要らない物として捨てられたのです。
遺棄は犯罪です。百万円以下の罰金です。
でも、実際には罰せられません。
こんな飼い主が、新しい場所で新しく犬を飼っていたとしたら絶対に許せません。
そんな経緯から、アンちゃんは愛護センターに収容され、ファミーユさんに助けられました。
また、アンちゃんの体のこともお話しておきます。
白内障のために左目の視力はありません。
右目は見えています。
避妊手術のときに乳腺腫瘍の手術も済ませました。その際に悪性であったために残りの乳腺も摘出する手術を再度受けました。
そしてつい最近、耳の中に出来物が見つかり切除しました。現在、病理検査中で数日中には結果が出るようです。
このように、アンちゃんは心も体も深く傷付いていました。
そこを、預かりママさんが愛情をたっぷりかけ、アンちゃんの傷を癒してくださいました。
穏やかでとっても可愛い子になっています。
お父さんは、最初からアンちゃんのことを丸ごと受け入れるつもりでいました。
ですから、トライアルを始めて病理検査の結果が出てから判断するということは考えていませんでした。
検査結果に左右されることもないし、家の子になってもらおうと決めていたので、トライアルなしの正式譲渡をお願いしました。
この先どんなことが起こるかは分かりませんが、大切な家族として一緒に楽しく、のんびり過ごして貰おうと考えています。
今朝は早くから起きて来ています。
やはり、窓から外を眺めていました
お父さんの隣で寝そべったり、お腹の上に寝そべったりしています。
可愛い子です。
家の子になってくれてありがとう!