零から無限へと繋ぐ案差我-アンサー- | 雑踏水族館 -Crowd Aquarium-

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是非、覗いていってください


例えば一枚の紙があったとする

何も書いていない白紙の紙

偶然ペンを持っている

さあ、貴方はどうする?


何もしない?

ああ、なるほどね

確かにそれもいいかもしれない

何もしなくたって誰も困らないんだから


でもさ、何か書いてみてもいいんじゃない

いや、何か描いてみてもいいかもしれない

ストレス解消に破るのもまた一つの答え


折り紙?

ああ、それもいいかもしれない

何もペンがあるからといってその二つに固執する必要はない


切り絵?

うんうん、そういうのもあるね

鋏が無いから出来ないってことはない

手で切ればいいんだから


えーと、取り敢えず答えが六つ出たね

他に何ができるかな

もう答えは出ないかな

そんな事は無いはず

多分思い浮かばないだけでもっとあると思うよ?


さて、答えをちょっと絞ってみよう

最初に出した書く事と描く事、切り絵と折り紙

この四つに共通するものって何だ


答えは同じものにならない

あ、破るのもその一つだったね

ということは五つか


人って不思議だよね

一つの問題に無限の答え

人間って一括りに言っても一人一人を見れば全然違う

まあ、数学とかは決まりきった答えがあるからそれは別として


答えの無い問題か

簡単そうに思えてすごく難しいことだよね


勿体無いな

人が作れる物って無限なんだよ


だからさ、何でもいいから一つ創造してみない?

きっと世界が広がるんじゃないかな


それに楽しいと思うよ?

自分の世界が凝縮されているものが誕生するんだから

きっと自分だけの何かが完成するよ



え、そう言うお前は誰かって?

それは…僕を作り出した彼に聞いてよ


強いて言うなら僕は一人の住人

この世界に生み落とされた、彼の世界の住人


へへ、それが僕だよ