【SR】24-25次公判の様子④ | SR記事訳

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備忘録目的

元BIGBANGスンリ、「性売買斡旋などの容疑」懲役5年求刑

 

入力2021.07.01 午後6:26 

修正2021.07.01 午後7:22

 

ファン・ジヨン記者

 

元BIGBANGスンリ 写真= JTBCエンターニュースチーム

 

軍検察が懲役5年を求刑すると、軍服務中の元グループBIGBANGのスンリ(本名イ・スンヒョン、31)が涙した。

 

1日午前、京畿道龍仁市の地上作戦司令部、普通軍事裁判所(裁判長大佐ファン・ミンジェ)で、売春斡旋、買春、性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラ等利用撮影)、常習賭博、外国為替取引法違反、食品衛生法違反、業務上横領、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反、特殊暴行教唆共同正犯など9つの容疑で起訴されたスンリの25回目の公判が行われた。裁判部の相次ぐ容疑提起に、スンリは、2日連続で被告人尋問だけで17時間の記録を立てた。この日のスンリは、外国為替取引法違反容疑を除く8つの容疑を否認する立場を改めて固守したが、軍検事は「犯行で最大の利益を得たのは被告人であるにもかかわらず、関係者に責任を転嫁しており、誤った性認識と態度について厳重な処罰が必要である」と、懲役5年に罰金2000万ウォンの判決を言い渡すよう裁判所に要請した。結局、スンリは最終弁論をしながら「生まれ変わることを約束する。一緒に活動していた仲間たちと、前所属事務所の関係者、私のせいでつらい時間を過ごさねばならなかった家族に申し訳ない」と涙を見せた。

 

量刑理由について、軍検察は「犯行は長年にわたり行われ、自分の経済的利益のために、韓国の女性を利用して性接待をし、ギャンブルで親交を維持してきた。モンキーミュージアムは、取り締まりにもかかわらず2年間、不法遊興店として運営した。買春、常習賭博をするなど罪質が良くない。誤った性認識から始まった。犯行で利益を得たのはスンリだ。にもかかわらず関係者がしたものとし、認めていない」と説明した。

 

■ 「証人申請だけで32名」

“バーニングサン事態”の中心人物に挙げられたスンリは、警察から厳しい取調べを受けた。スンリは「容疑は立証されなかったが、薬物検査も3回も受けた。公開空間で体毛を採取する屈辱も経験した」とし「それでも私が参考人調査に臨んだのは、私こそが誰よりも真実を明白にしたいからだ」と述べた。スンリが提出した携帯電話は6台だ。携帯電話のフォレンジックに関して女性を召喚し、セクハラを受けたことがあるかなどについても内偵した。これに対してスンリは「家宅捜索などの厳しい取調べに恐怖まで感じた」と伝えた。

 

スンリの法律代理人は捜査の際に、「弁護士としてさまざまな事件を扱ったが、本当に昔のやりかたの調書だ。粗さが現れた調書形式はかなり歪んでいる。私の[担当した]裁判の中でナンバーワンだ」とし「[スンリにかけられている]横領、売春斡旋、食品衛生法、特殊暴力容疑を見ても、典型的な犯罪パターンとかけ離れているのではないだろうか。あまりにも妙ではないか。[警察に対する]世論が良くないので拘束する?それ[世論を気にすること]は芸能人の役目であって、法廷ではない。検察と捜査機関側からの具体的な公訴事実に、厳格な証明があってこそ、有罪を判断する刑事裁判という大前提がある」と声を大きくした。

 

昨年9月に16日に始まり、9ヶ月以上も続く裁判で申請された証人は32人にのぼる。カカオトークのメンバーであるチョン・ジュニョン、チェ・ジョンフンも証人尋問を受けた。ユリホールディングス共同代表のユ・インソクは3度の召喚に応じなかった。

 

裁判中に特殊暴行教唆共同正犯の容疑も追加された。軍検察はこの日、起訴内容を変えた。スンリが直接関与したという証拠が不足しているためだ。スンリは「会社に知らせず出てきたが、他の大手事務所の職員という人が現れ、心配になった。それだけで、暴力団員や警察が来た後の状況は知らない。もし私が暴力団員を呼んだのであれば、A氏が殴られているのを見てスッキリするのではないか、あるいは少なくともA氏が私に謝罪すべきではないか」と悔しさを訴えた。軍検察は被告人の尋問初日の話を聞き、「第3者が威力を行使する人を呼ぶ際にスンリが積極的に関与した状況を見つけることはできないが、黙示の合意があったとみられる」と、起訴変更の理由を伝えた。

 

■ 「“よく与える子たち”はタイプミス」

スンリは売春斡旋、買春、性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラ等利用撮影)容疑も否認した。「レストランで日本人一行と性売買の女性らをペアにしたのではないか」と性接待疑惑を尋ねられると、スンリは「日本人だけでなく、ベトナム、マレーシアなどから来た一行や芸能人らもいました。もてなす人が多いのに、性売買の女性たちを呼んで日本人とだけペアを組むというのは話にならない」と述べた。裁判では、歌手のジェシカがボーイフレンドと一緒に訪れたこともわかった。

 

問題になった“よく与える子たち”という文字の内容については、「オートコンプリートによるミス」と改めて述べた。スンリが「はっきりと申し上げるが、私の性格として“よく与える子たち”という言葉は普段使う言葉ではない。捜査機関でも遊ぶ子たちのミスだと供述をした」と強調した。軍判事は「オートコンプリートは、よく使う言葉が出てくると聞いているが」と言うと、スンリは「“よく与える”という表現は性的なものだけではない。女性ファンもいた私が、このような心構えで女性に接していたら、とっくに拘束されていたはずだ」と答えた

 

買春容疑については「覚えていない。海外ツアーを終えて帰ってきてドアを閉め、寝たことだけしか覚えていない」とした。警察調書には、「親しい弟の面倒を見てやる」としてユ・インソクが女性を送ったとされており、スンリも女性が来ることを認知したと記されていた。性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラ等利用撮影)容疑については「中国の広告メッセージに貼られた女性の裸体写真をアップしたことは認めている。直接撮った写真では絶対にない」と釈明した。

 

■ 「すきま時間にバカラ」

スンリは、常習賭博(22億ウォン)、外国為替取引法違反(100万ドル相当のチップを貸与する際に無申告の容疑)については、一部を受け入れた。 2013年12月-2017年8月にラスベガスのホテルのカジノなどでバカラ賭博をした内訳があり、財務省傘下のピンセン(Fincen)から送られた100万ドルが書かれた書類もある。弁護人によると、ミュージック・フェスティバルを好んだスンリは、毎年約2億ウォンをかけて公演を楽しんだりした。時間が空いたときはヘリに乗って他の地域にも行き、カジノにも行ったという説明だ。

 

スンリは「ギャンブル関連の公訴状に7項目あるが、一部は認める。100万ドルも日本人一行が借り、日本で返済したものだ」とした。軍判事が「一度に500ドルをかけたそうだが、国民感情からみて、その金額はどう見えるだろうか」と尋ねると、スンリは「当時、私にとっては多くない金額であり、国民には多い[金額]と思われるかもしれない」と答えた

 

食品衛生法違反、業務上横領、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反容疑も同様に否認した。スンリは「モンキーミュージアムをオープンしたときに4000万ウォンの罰金を受け、その後、是正命令に従った。2年間の営業期間中、随時取り締まりを受け、問題がなかったとする書類もある。是正命令に従う際に法律の相談をしたのであって、弁護士費を横領したものではない」と主張した。バーニングサン関連の特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反の容疑についても、スンリは「知らなかった。マーケティングで”スンリクラブ”とバーニングサンを広報したが、実際の大株主はチョンウォン産業だ」と線を引いた。

 

法律代理人は「特経法関連の事件で[スンリが]得た金額は、1ウォンもない。ラスベガスは観光地であり、年に1〜2回[訪れた]に過ぎない。芸能人として間違った行動や常習性については問いただしてほしい。特殊暴行教唆共同正犯疑惑は、本当に重い刑罰まで下されかねない。それでも、スンリ一人で取調べを受けに出頭した。それだけ、まったく記憶にない、関係のないことだ」と弁護し、「友人間で、幼くて分別のない会話があったことは事実だ。面目なく恥ずかしいことではあるが、そんな会話が刑事処罰されるということを、法理的に全体的によく見てほしい」と要請した。

 

 

ファン・ジヨン エンターニュースチーム記者

 

 

2021.07.01 JTBC

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