【SR】16次公判:フニ様「スンリが暴力団員を呼んだとは推測で、それらが断定になっている」 | SR記事訳

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備忘録目的

チェ・ジョンフン「スンリが暴力団員を動員?見たことも聞いたこともない」[MK現場]

入力2021.04.29 午後2:57

 

パク・セヨン記者

 

スンリ16回目の軍事裁判、チェ・ジョンフンが証人出廷

青い囚人服のチェ・ジョンフン、2年ぶりに会ったスンリの前でぐっと詰まる

 

チェ・ジョンフン(左)、スンリ 写真|スタートゥデイDB

 

[毎日経済スタートゥデイ、パク・セヨン記者]

 

BIGBANG元メンバーのスンリ(本名イ・スンヒョン、31)軍事裁判に証人として出廷したFTisland元メンバーのチェ・ジョンフンが警察の取調べの様子を思い出し、涙を見せた。

 

チェ・ジョンフンは29日午前、京畿龍仁市にある地上作戦司令部、普通軍事裁判所で開かれたスンリの16回目の軍事裁判の期日に証人として出廷した。スンリ、ユ・インソク、チョン・ジュニョンなどメンバーの別名”バーニングサングループチャット”のメンバーの一人であったチェ・ジョンフンは、スンリの売春斡旋と違法撮影、特殊暴行教唆容疑に関連する証人尋問に臨んだ。

 

集団性暴行容疑について高裁で有罪判決を受け、現在、拘束収監中のチェ・ジョンフンはこの日、法務部護送車に乗って裁判所に到着し、証人席に立った。盛んに活動していた時代よりやや長いショートヘアスタイルで当時のような体形を維持していたが、彼が着ている青い囚人服が現在の状況を代弁していた。

 

この日のチェ・ジョンフンの証人尋問は、主に特別暴行教唆の容疑について行われた。スンリが2015年12月30日、ソウル江南のとある屋台で知人と酒を飲んでいたところ、部屋の扉をいきなり開けた客らと諍いが起こると、ユ・インソクなどがメンバーのグループチャットルームにそれを知らせ、ユ・インソクの知り合いである暴力団員を呼び、彼らに脅威的な行為をしたという容疑がかけられている。

 

これに対してスンリ側は、酒の席での諍いは事実と認めながらも、現場に登場した暴力団員をまったく知らないとして、容疑を否認している。スンリ側は、現場で見ず知らずの人から失礼な目にあい、そのまま現場にいる理由がないと判断、知人に連絡してボディーガードを呼んで現場を抜け出しただけで、暴力団員とはまったく関連がないと主張している。

 

事件当時の屋台内外での会話について、チェ・ジョンフンは「かなり前のことなので、詳細については覚えていない」としながらも、「ユ・インソクとスンリが誰かを呼ぶために話をしていたのは覚えている」と述べた。

 

彼は、警察調書の中の「スンリがユ・インソクと、暴力団員を誰が呼ぶか話していたようだ。スンリがヤン・ヒョンソクの知人を呼ぶと言うと、ユ・インソクが『芸能人である君がそんなことをしたらどうするんだ』と言った」という供述について、「二人が誰かを呼ぼうとしたのは確かだが、スンリもユ・インソクも暴力団員という言葉を使ったことはない。ただ、誰かを呼ぶと言うので『暴力団員だろう』と一人で推測した。そして取調べ当時、警察から『現場に来た人たちは暴力団員だ』と言われ、そのよう[調書]のように言った」と述べた。

 

チェ・ジョンフンは、「スンリがAさん(知人)を呼んだのは事実だ。そしてそのときはAさんがBさん(暴力団員)を呼んだと思った。しかし取調べを受けると、そうではなかった」と「Bさんは(スンリが呼んだ) Aさんの仲間だと思ったが、そうではないと知った」と説明した。

 

チェ・ジョンフンはまた、「当時、酒の席での騒ぎでスンリが怒っていた状況だったが、私は、ことが大きくなる前に早く立ち退かなければとだけ考えていた。私は、Aさんが来たあとに、スンリやチョン・ジュニョンと現場を離れたので、それ以降に屋台の外で何が起こったのか知らなかった」と述べた。続いて「現場に実際の暴力団員が来たことはなかった。もし暴力団を呼んでいたなら覚えていたはずなのに、ただの酒の騒ぎでのハプニングくらいに思っていたので、まったく覚えていなかった」と話した。

 

彼は「芸能人として、問題解決のために暴力団員を呼ぶ動機があると思うか」という弁護人の質問に「ないと思う」と答え、「これまでに被告人が暴力団を呼んで解決したことがあるか」という質問には「一度だってない」と返答した

 

チェ・ジョンフン 写真|スタートゥデイDB

 

この日のチェ・ジョンフンは、裁判所と検事、弁護士から誘導されたり、推測ではなく明確な答弁を繰り返し要請されたりし、取調べ過程を想起しながらぐっと詰まる様子も見られた。

 

チェ・ジョンフンは「警察が、私の事件でもないことを何度も執拗に訪ねてきた。そのため、警察の質問に対して、正確な記憶が出なくても『そうだったと思う』というふうに答えたりもした」と話し、急に涙ぐんだ。

 

「そのときのことが思い出されて」ぐっと詰まったチェ・ジョンフンは、「私の本事件とは別の事件ではあるが、バーニングサンで始まり、カカオトークルームにつながり、一つの事件だと考えて取調べに臨んだ」とし「私が関連していない事件でも、私が間違って話せば私に被害がおよび、他の人にも被害がおよぶのではないかという考え、そう答えた」と述べた。

 

また、警察調書の中の自分の供述に対する弁護士の細かい指摘に、「実際は、[スンリが暴力団を呼んだかどうかについて]見たことも、聞いたことも、考えたことも、特に関心もなかった」としながら、「警察の取調べでは『そうだったかもしれない』程度の回答をしたが、調書には断定的な表現で書かれていた」と述べた。

 

チェ・ジョンフンは、「[調書に書かれてある]断定的な表現は、実際にはすべて推測[で答えたもの]だ。取調べが12時間以上にもわたり、早く終わらせたかったし、避けたい気持ちもあった。推測してはいけないことを、後になって裁判を受けて反省した。早く終わらせたい気持ちのため、調書をきちんと確認しなかったことに対して、被告人に申し訳ない気持ちもある」と述べた。

 

チェ・ジョンフンは、チョン・ジュニョンら5人と集団性暴行の容疑について、最高裁で懲役2年6月の判決が下り、現在服役中である。この日の午後の公判では、チェ・ジョンフンのほか、特殊暴行教唆容疑の現場に一緒にいたガールズグループのメンバーの兄であるクォン氏も証人として出廷、尋問に臨む。彼らの他、同じグループチャットのメンバーであるチョン・ジュニョンも先月、拘束状態で証人として出廷している。

 

一方スンリは、2019年2月に浮上した江南のクラブ“バーニングサン”事態の中心人物と指摘され、17回におよぶ警察の取調べが終わった昨年初めに在宅起訴された。スンリの嫌疑は売春斡旋、買春、性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反、常習賭博、外国為替取引法違反、食品衛生法違反、業務上横領、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(横領)、特殊暴行教唆容疑の9件だ。昨年9月から始まった裁判で、スンリは外国為替取引法違反の容疑のみを認めただけで、ほとんどの容疑を否認する立場を固守している。

 

psyon @ mk.co.kr

 

2020.04.29 スタートゥデイ

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