[単独]警察、“B.I薬物の揉消し”疑惑でヤン・ヒョンソクYG代表を捜査する方針
最終修正 2019.06.14 午後4:36
歌手練習生のハン・ソヒ、SNSで「ヤン・ヒョンソクが核心」/警察「YG-警察の癒着」疑惑なども垣間見るように/ヤン・ヒョンソク「YGすべての役職と業務から降りる」
YGエンターテイメント(以下YG)所属“BIGBANG”元メンバーのスンリ(本名イ・スンヒョン、29)の性接待疑惑とYGに対する国税庁の特別税務調査などでダメージを負ったヤン・ヒョンソク(50)YGの代表は、自社所属グループ“iKON”元メンバーB.I(本名キム・ハンビン、23)の“薬物投薬揉消し”疑惑で結局、警察の捜査を受けることになった。
歌手練習生のハン・ソヒ(24)氏が提起した、B.Iの薬物投薬とヤン代表の介入・警察の癒着疑惑などについて、警察庁の関係者は14日、「(捜査を引き受けた)京畿南部警察庁と話し、ハン氏が提起した内容の事実関係を綿密に調査することになった」「ヤン代表が(B.Iの薬物投薬疑惑を揉消すためにハン氏を呼んで)脅迫したという部分と、当時(手抜き捜査論議をめぐるYGと)警察の癒着疑惑などに対する真偽を究明する」と述べた。
◆ハン・ソヒ「公益情報提供者は、私…販売したのではなく渡しただけ」
先立ってハン氏はこの日、インスタグラムを通して、B.Iに薬物を渡したのが自分だと認める文章を載せた。彼女はこの文章で「私が心配しているのは、ヤン代表がこの事件に直接関与して脅迫したこと、警察[とヤン代表と]の癒着などが重要なポイントですが、その情報提供者という理由だけで、私にだけ焦点が向けられるのが心配です」とし「私という人間と、この事件を分けて考えて欲しい」と訴えた。
現在、海外にいるハン氏は「2日後に韓国に戻ります」「私の名前がこんなに早く知られるとは思わなかった」とした。続いて「困惑していて怖いのは事実ですが、しっかり食べているから心配しなくて大丈夫です」と伝えた。自分が大衆に“好かれていない”という点も認めた。ハン氏は過去、BIGBANGのT.O.P(本名チェ・スンヒョン、32)の薬物事件にも関与しており、またフェミニズム的な発言で話題にもなった。
ハン氏は「すべて自ら作ったイメージであることも確かですが、この事件は、皆さんが[その私のイメージとは]別に見るべきものです」「私に焦点を向けないでください、それは本当にお願いします」と強調した。このポストについたコメントにハン氏は、自分の処罰を軽減するためにこの内容をポストしたわけではないと述べた。彼女は「私は売ったのではなく渡しただけです」「自分でお金を払って[薬物を]購入し、同じ価格でB.Iに渡しました」と説明した。
◆バン・ジョンヒョン弁護士「ヤン・ヒョンソクが情報提供者を脅迫」と暴露
最近、「B.Iが3年前に薬物投薬容疑で捜査線上にのぼったときに、警察とYGの癒着により事件が揉消された」という趣旨の公益通報が国民権益委員会に受理され、議論が起こった。ハン氏が、その届出をした当事者であることが明らかになったのだ。ハン氏は、2016年4月頃、B.Iと共に大麻を吸引し、また、大麻を直接[B.Iに]渡したことも明らかになった。議論が広まると、B.Iはグループを自主的に脱退し、YGエンター側も契約解除の事実を知らせた。
ハン氏を代理して非実名公益申告をしたバン・ジョンヒョン弁護士は前日、KBSとのインタビューで「ヤン代表が2016年当時、情報提供者(ハン氏)からB.Iの薬物投薬関連の話を聞いた後、YG社屋に情報提供者を呼んで、携帯電話を奪い、『あなたに不利益を与えることは簡単だ』と脅迫した」と暴露した。彼は「ヤン代表が『私たちの事務所に所属する芸能人は、すぐ薬物検査をしても[何も]出てこない』、『定期的に薬物検査をして、もし薬物が検出されると、日本に送って薬物成分を抜き出すことができるから検出されるがないはず』という話もした」と伝えた。青瓦台国民請願掲示板にはYGの活動を停止させてほしいという請願まで登場した。
ヤン代表はこの日、YGホームページに文を掲載し、「本日付でYGのすべての役職とすべての業務から降ります」とし「口にするのも憚られるような屈辱的な言葉が無分別に、まるで事実であるかのように語られている今の状況に、忍耐を持って耐えてきましたが、これ以上は難しいようです」と心境を明らかにした。ヤン代表はまた、「YGが安定するようになることを、私は心から願っております」とし「今後の捜査過程を介して、すべての真実が必ず明らかになるだろうと信じています」とした。
キム・ジュヨン記者
2019.06.14 世界日報