[単独]国税庁、ヤン・ヒョンソクとYGEに約60億の追徴課税…脱税容疑の適用“なし”
2019-09-16 14:57入力
いわゆるBIGBANG元メンバーのスンリの“バーニングサンゲート”にかかわった後、薬物と遠征賭博と性接待疑惑まで受けているヤン・ヒョンソクプロデューサーとYGEに対し、課税当局が、数十億ウォンに達する税金を課す方針であることが、15日に確認された。
国税庁が今年3月中旬から8月末までの約6ヶ月間に、ヤン前代表とYGEに対し、特別税務調査を行った結果である。
税務業界と監査機関などによると、国税庁は今月初め、ヤン前代表とYGEに対する特別税務調査を終了し、法人税と所得税など約60億ウォンの税金を課すことを決定したという。
関連税金は、2016年5月にソウル国税庁調査2局の主管がYGEに対し実施した定期税務調査で課した税金(約35億ウォン)よりはるかに高い金額である。
しかし国税庁は、ヤン前代表とYGEに対し、巨額の追徴課税以外で脱税容疑を適用してはいないものと把握されている。
国税庁は、これらの税務調査を租税反則調査に切り替えたにも関わらず、明確な脱税容疑を見つけられなかったものと分析される。
しかし一部では、国税庁がヤン元代表とYGEに対し特別税務調査を6ヶ月間実施したにも関わらず、追徴課税以外で何の結果も得られなかったことについて疑問視している。
監査機関の関係者は、「ソウル国税庁調査4局で6ヶ月間の特別税務調査を行い、その最中で租税反則調査に切り替えたということは、検察告発の可能性を排除していなかったものとみられる」と述べた。
さらにこの関係者は「もちろん課された税金は少額ではないが、YGEの売上規模に比べれば、それほど大きな金額ではないし、また実際のところ、検察告発のない追徴課税は、声だけが大きかった“みすぼらしい成績表”」と指摘した。
国税庁は関連内容について、極度に言葉を慎んでいる。
国税庁の関係者は、「ヤン元代表とYGEに対する税務調査については全く知らない」「たとえ知っていても、関連内容について言及できる事案ではない」と述べ、拡大解釈を警戒した。
一方ヤン元代表は、国税庁が賦課した追徴課税の他にも、現在、遠征賭博と性的接待の容疑で警察の捜査を受けている。
これに加えYGEは、フランスブランド品業界のルイ・ヴィトン モエ・ヘネシー(LVMH)グループから投資を受けた610億5000万ウォンに対する償還請求日が、来たる10月16日に予定されているなど、さまざまな悪材料に悩まされているという。
キム・ミョンス記者
2019.09.19 イートゥディ
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