こんばんは(・∀・)
11月20日の個人コーチングについて書きたいと思います。
授業をご一緒させていただくのは今回で3度目となる岩手県よりお越しのH先生と、接骨院を開業されていてお会いさせていただくのは今回で6度目になるY先生です。
H先生は前回学ばれた内容を弟さんに行ってみたところ、徐々に弟さんの行動に変化が表れてきているそうです。(11月7日の授業)
脳腫瘍の手術の後遺症のために麻痺症状が残っている弟さんは「歩くこと」に自信が持てるようになってきているようで、ご自分でトイレにゆっくりと歩いていけるようになったとのお話しでした。
H先生のご予定もあり毎日操法を行うのは難しいとのお話しでしたが、加藤先生は逆にその方が良いのかもしれない(毎日行わない)とおっしゃっていました。それは操体法の良い点でもある「睡眠を挟むなどして時間が経つほどに良くなっていく」「定着し易い」というお話をしてくださいました。
加藤先生は次に操法を行うまでの「時間」に「心境の変化や身体の変化が表れてきているのかもしれないよ」という事と「間を挟むことで良くなる」というお話をされていました。
又、H先生がお世話になっている方に「四頭筋の硬さ・肩・腰の痛み」を抱えている方がいらっしゃるとのことで相談がありました。
加藤先生は「硬い所に目を向けるのではなく、お腹など他の所に目を向ける。」・「全体性を見て整えていく」ということをアドバイスされていました。
皮膚操法の感覚が解る人の場合には、足の指や足の裏を柔らかくすると大腿部の裏側なども緩んでくると思うということもお話しされていました。
H先生の手技の数についてのお話しでは、数より自分の意識の入っているもので上手に出来る。というアドバイスもありました。加藤先生は技術の落とし穴の例として、「楽しくやっている時→上手くできる」・「突き詰めていく→上手くいかなくなるパターンが多い」などのお話をしてくださいました。
H先生は、シンギングボウルについても「音に我が出てしまう」と自身に何か変化が表れているなどお悩みのようでした。最近はシンギングボウルの実施を控えていらっしゃるそうです。
そのことについても加藤先生は「操体は自分」と同じように「技が効かないのではなく自分に問題がある」・「技を愛する」自分の調子・波長・自分が整っていれば自ずと技は効いてくるというようなお話しをいただきました。H先生もご自身で気付いていた部分と加藤先生のお話がリンクしていたようです。
加藤先生はホワイトボードにラセンを描いて安定期・停滞期・成長期などのお話しをしてくださいました。
・身体の筋肉もラセン状についている
・身体の動きもラセン状
・DNAもラセン状
・自然界はラセン状の動きになっている(竜巻や気流・空気の流れなど)
先生方のお話しから、本日の授業内容は基本操法です。
「ゆらし」
・縦ゆらし→ねじれ要素をプラス
・手と足は密着した状態(ぶつかり合わない)
・微細なゆらし
・握りこまない
・操者の手・指・腕の角度
私はH先生とゆらしの練習をさせていただきました。
前回の授業で行ったティッシュ操法にて意識の変化もあり、女性のH先生の柔らかい雰囲気に助けられ今までで一番リラックスした状態でゆらしを行えました。私自身の身体や腕・手・指にも力みを感じることがなくフワフワとした意識・身体の状態で出来たのです!とても不思議な感覚でした。この経験を、良い経験(イメージ)として覚えておきたいと思います。
やはり練習もバランス良く、男性&女性のどちらの方とも練習を行える環境というのは大切なんだなぁと感じました。今までに授業をご一緒させていただいた男性の先生方にも勿論感謝をしていますが、授業をご一緒させていただいた女性の先生としては初のH先生との出会いに感謝です。
これまでの出逢いの中で色々なことに気づかされ成長させていただいております。嬉しいことです!!
~実技~
○操者:加藤先生 被験者:H先生
・ゆらし
・足指関節圧縮
・後頭下筋触診(「被験者の後頭部に当てている操者の指」を被験者に「背中などを意識しながら押してきてもらう」)
・前髪(髪の生え際)皮膚操法
繊細な感覚の持ち主のH先生は「ゆらし」では頭部・「足指関節圧縮」では胸から首元に自発動があり、「後頭下筋」では目元に発光現象のような眩しさを感じていたそうです。(加藤先生とH先生の会話より~)
髪の生え際からの皮膚操法では、全身を使った自発動もありました(手と足が瞬時に飛び上がる感じ)。
操法後はフワフワした感じだという感想をお話しされていました。
○操者:加藤先生 被験者:Y先生
・ゆらし
・膝裏触診(痛気持ち良さを味わう)
・膝倒し
・つま先上げ
Y先生の本日の身体の調子は、胃がムカムカ・腰の硬さ(膝倒し)主に左側に痛み&硬さの感覚が出ているそうです(特に肩周りを気にされているようでした)。
「ゆらし」では瞼(目)に響く感覚・「つま先上げ」では始めの床踏み込みから3分の1の力で踏み込み感覚の付くところ(圧の高まり)をどのようにして全身に広げていくのか?苦しい場所の力(圧)をどのように逃がしていくのか?など、「自分の感覚のフィルターを通して身体の内部を見ていく(感じていく)」という事を体験されていました。
このとき、「気持ち良さが濃く出ている所」は味わってもらう・「薄い気持ち良さ」まで探さない。
気持ちよさを探すのではなく、感じた所を味わう(濃い・薄いで表現すると濃い部分を味わう)
「~自分の輪郭は消えている・液体の身体~」
*形や姿勢に囚われない
Y先生の体験続き~
・後頭下筋→左手に響く→胸肋間筋の間(肩甲骨や肩に効く)→足の開きが整ってきた(内モモが硬かった)→晴眼穴→呼吸が楽になってくる感じ有り
・髪の生え際の皮膚操法
○操者:加藤先生 被験者:私
・踵踏み込みからのつま先上げ(左右片方ずつ)
右足:身体の中が空っぽになる感覚(雲になったような感じでした)
左足:下から力(圧)が上がってきて内部の筋肉がモゾモゾと動く感覚
次にH先生とY先生は、足首から1秒1ミリの動きでゆっくり操者の添え手を押してくる操法を体験しました。(左右どちらか押しやすい方の足側で押してくる)
二人に共通していた感覚として、「足(又は身体)の感覚が解らなくなる」・「身体(又は脚など)が消えている感じ」でした。
私もお二人がお話しされていた内容と同じような感覚の体験を、以前の授業で同じ操法を実施し体験しています(私の場合は脚が消えている感覚でした)。
微細なゆっくりとした動きから内側の味わいへと導かれていく感覚という感じでしょうか…不思議な体験です。
授業の最後に、H先生がシンギングボウルを持参してきてくださっていたとの事で私達もH先生のシンギングボウルを体験させていただきました。
本来は7つのボウルを使用するそうなのですが、本日は2つのボウルを頭上・胸の上に置いた状態で体験しました。私の感想としては、音の振動が想像していたよりも体内へと響いてきていて体内の水分だったり原子核のような細胞だったりが共鳴し振動している感覚が感じられ心地良かったです(^∇^)
体験後は頭の中で振動が余韻として残っていました。そして、無性にお腹が空いてきました(笑)
H先生は音酔いなどの影響を心配されていたようでしたが、私は大丈夫でしたよ~☆
是非、初心者向けからのスタートでまた体験してみたいなぁと思いました♪
操体法からの広がりで、色々と体験することが出来て楽しいですo(^▽^)o
たくさんのチャンス&きっかけを与えてくださる加藤先生と、授業をご一緒させていただいている先生方に感謝です(・∀・)
シンギングボウルとの出会いも新たな発見でした!!
次回は11月21日です(・ω・)/