こんにちは(・∀・)
11月14日(木)の授業は、午前:養成コース&午後:個人コーチングとなっております。
今週は第3週の木曜日ということもあり、千葉県よりお越しで養成コース受講生のN先生も授業に参加されます!(午後は仙台操体医学院へ向かわれるため午前での参加です。)
N先生と同じく仙台操体医学院の受講生でいらっしゃる山梨県よりお越しのN先生も午前・午後と参加されます。
本日は2週間ぶりの授業参加となる養成コースのO君も午前の授業に参加できることになりました。
*本日は同じイニシャルのN先生が2名なので、千葉県:千N先生・山梨県:山N先生と表現させていただきます。
加藤先生と2名のN先生は授業内容の希望などをお話ししながら授業はスタートしました。
まず最初は、山N先生が加藤先生に三軸のレクチャーを受けます。
・バンザイ検査
・前屈・後屈検査→前屈が楽
・肩の上げ下げ→右肩下げが楽
*丹田脳:「丹田も思考する」→稽古をするとお腹の意識も使えるようになる。
「お腹はお腹・頭は頭、パッと切り替えられるようになる。」とのお話もありました。
三軸(ちょっとした注意点)
・回数を多くやり過ぎたり、イキミ過ぎたりすると効果が逆転する場合もある。(良い加減を超えてしまう)
次に千N先生がIポジションのレクチャーを受けます。
・方胡坐検査→左が楽
加藤先生は「言葉掛け→言葉で効く」ということを実感を伴う実技で千N先生に説明されていました。
*注意点:言葉掛けによる操法を「用いて良い人と良くない人(特に初診)」を見立てる→最初から用いない(上手く伝わらない場合もあるので…)
現在、加藤先生が行っているIポジションは~
・全身連動
・圧痛からの逃げ
このような動きから「骨盤が揃い始める」とのお話がありました。
又、Iポジションは「気持ち良さが解りづらい」と言われるが…
・Iポジションからの綱引き操法
→例として:左方胡坐で右脚が伸びている状態(椅子から垂れている側)から操者が足首の良い場所を両手で包むように固定し、そこから患者さん自身に脚を引き上げてもらい「綱引きをしている状態」で気持ち良さが出たりする。
その他、加藤先生と千N先生の間で前十字靭帯損傷の原因となる動きなどのお話しをされていました。(つま先:外向き+膝:内向き=前十字靭帯損傷の原因となる動き)
加藤先生は、外旋・内旋の動き・野球のバッターの動きについて解りやすく説明をしてくださいました。
Iポジションにお話しを戻します~
・方胡坐
・圧痛→逃げる連動の違い
(膝裏プラス背側骨間筋圧痛)
*神経の太さの違い(太い→伝達が早い・細い→伝達が遅い)
「早いものと遅いものをブレンドして瞬時に出せたら面白い」(加藤先生談)
・タイムラグを意識しながら(神経伝達早い・遅い2種類)
・「質的転換」→圧痛の押し方一つも工夫する!!
次にO君が被験者として加藤先生のゆらしを体験しました。
・膝倒し→両方腰にくる→after:柔らかい
・膝抱え→左の動きが硬く感じる→after:少し詰まる
・バンザイ検査→左腕がつっぱる→after:上がりやすい
・顔の左右振り向き→左向きがモッタリする感覚→after:向きやすい
・足指ゆらし→左足硬い:強めにゆらす・指も硬い:薬指辺り→押す→大腿部がピクピクと反応
*背中・首も意識してもらう。
*指の変形に合わせて角度を変えて関節を圧縮(末節骨・中節骨~)。
→足指の中指:大腿部や左手の親指もウネウネ動く
実験:「力を内に戻す」(意識的に止める←「快」や「楽」とは反対の「ドS操法みたいな感じ」とのお話しでした)
O君の場合
内側(閉鎖性):「圧が高まる感じは??」→解りづらい
外側(開放性):動きたそうな様子
「左大腿部の手術跡に力が掛かる」→「何とも言えないが、力が掛かっているから気持ち良い~」(O君談)
*検査後:右足指圧縮→人差し指圧縮→左脚大腿部ビクビク反応(O君談:気持ち良い)→手(指の動きもある)
O君の自覚症状の確認や操法後の検査を行い、加藤先生から山Nへ操者の交代をして練習に入ります。
被験者は引き続きO君です。
・膝裏触診
・足指触診・圧縮:ハンマートゥ気味→より曲げて圧縮してみる(反らさず曲げてみる)
と、ここまでは山N先生とO君の練習を見学していましたが…千N先生と私も足指関節圧縮の練習を行うため前文の見学内容は此処までです。
操者:千N先生 被験者:私
・右足人差し指を屈曲に合わせてより曲げて押し込む(圧縮)→右脇腹が気持ち良い(私談)
・同じ指を反らせてみる→気持ち良い・身体が転がる動きが出る(私談)
・足指関節圧縮
・膝倒し検査&膝上げ検査
→頭蓋骨操法(頭部・頸部・頬骨辺り)
→私の記憶が曖昧ですが…押す場所により、腰や身体にジワ~と柔らかく広がる感覚がありました。
・膝裏検査
・ふくらはぎの触診:最初の検査では痛みが強く出ていた→操法後は痛みが緩和&消失(私談)
・足関節操法(足首・踵踏み込み&引き込み)
足指関節圧縮・頭蓋骨操法・足関節などの操法を行い、膝倒し検査&膝上げ検査での可動域も広がり動きもスムーズになりました。
操者交代!
操者:私 被験者:千N先生
・膝倒し検査・膝上げ検査
・足指圧縮(左足)
→左足指の気になる指&関節を圧縮→左足がゆっくりと動きだし、身体を腰から捻る動き・股関節を緩々と回す動き・膝を緩々と回す動き・足首辺りも緩々と動くような感じで身体がゆっくりと自動調整をしているように見えました。
操者の私からは、千N先生の動きが「身体が必要な動きをしてくれている」ように見えました。
次に反対側の右足からも足指圧縮を行ってみました。
左足と同じように、気になる指&関節を圧縮していきます。右足からは、ゆっくりと身体を腰から捩る動きが出て・戻ってきてという動きを繰り返す動きがありました。
操法後の膝倒し検査&膝上げ検査では可動域の広がりと動きもスムーズになっていました。
~練習の感想として~
前回、加藤先生に足指関節圧縮の練習(足指関節圧縮としては初回)をさせていただいた際の記憶もあり少々不安を抱えながらの足指関節圧縮でした。*足指の関節を上手く捉えられなかった記憶。
千N先生はどのような反応をしてくれるのか、または反応(連動)が出ないのか…
もちろん反応は人それぞれ違っていて、動きの反応が無くとも身体の内部では感覚を感じ取っているのかもしれませんが「動きの反応が出ないと不安になる」という「感覚」が私の中にもあるのだということにも気が付きました。
「動きの連動が出なくても大丈夫~」・「目に見える動きが全てじゃない」という加藤先生の言葉を授業や個人コーチングでの相談内容で聞いていて解っているつもりでしたが、実際に操者側の立場になってみると知らず知らずの内に患者さん(被験者)に目に見える動きを求めてしまっている自分が居ました。
前回の練習でアワアワと気持ちに焦りが出ていたのは、相手にそのようなこと(連動)を求めていたからかもしれません。
勉強や練習をさせていただく中で、自信を持って・気持ちに余裕を持ちながら操法を行えるように訓練していきたいと思います。
千N先生と私が練習をしている間も、隣で練習をしている山N先生とO君&加藤先生のドS操法からの面白トークに笑わせていただき楽しく練習をすることが出来ました(・ω・)b
練習後に加藤先生は、O君を被験者に三叉神経について実技を交えながら説明をしてくださいました。
①眉毛辺りを押す:感覚がつくか様子見→左脚大腿部が動きだす
→横揺れでユラユラと左脚が動く(足でバイバイをしているように見えました)→右足に動きが移る
→両脚が動く(横揺れでユラユラ~)→右・左と交互に動くなどの動きを繰り返す感じです。
②頬付近を押す:両頬→それほどでもない
・顎付近を押す:両顎脇→左指がピクピク動く→右顎側が気持ち良い→右手と左手がピクピク動く(主に左親指と人差し指が動く)
~三叉神経からのアプローチ~
・瞼を開けるのがつらい
・食べ物が飲み込みづらい
・口の中が乾きやすい
・表情のこわばり・疲れ
などなど、顔面の症状に三叉神経からのアプローチも良い(効果がある)とのお話もありました(^∇^)
午前の授業も内容の濃い楽しい授業でした。
午後の部(個人コーチング)につきましては、後編にてレポートいたします(・ω・)/