こんばんは(・∀・)
11月7日(木)の養成コースについて書きたいと思います。
本日は岩手県よりお越しのH先生も養成コースの授業にスポット参加です!
H先生は10月27日の日曜講習会にも参加されていて、お会いさせていただくのは本日で2度目となります(^∇^)
養成コースのO君はスケジュールの都合により本日は参加できないそうなので、加藤先生とH先生と私の3名で授業は進んでいきます。
本日の授業内容についてH先生のご希望などを伺いながらスタートです。
前回の日曜講習会にて学ばれた内容を実施してみて感じられたことなどを加藤先生にお話しされていました。(10月27日の個人コーチング&日曜講習会にも内容を記載しておりますので、気になった方は読んでみてください。)
手術の後遺症で身体に麻痺症状が残っている弟さんに頭部の皮膚操法を試みたときにH先生と弟さんの間にあった会話で感じたこと、H先生のご両親に頭部の皮膚操法を試みたときの感じ取る感覚の違いについてのお話を伺いました。
頭部の皮膚操法 ~弟さんの場合~
・皮膚の動く方向によって「やたら痛い」「やたら気持ち良い」と感覚が鋭敏
→身体が歪んでいる証拠
・歪みが少ない人は解りにくかったりする。(今回の場合はご両親)
・顔は特に繊細(感覚が鋭い)
→ソフトタッチで変化が出る
・頭からのアプローチ
・イメージを持って行うと良いかもしれない
→例として何か代用品を頭に見立ててネットなどを被せ、その被せたネットをズラすイメージ。
・「欲」が入ってしまうとダメ→イメージ
・楽しんで行っている方が効くイメージ
・頭・手・足など末端部からのイメージ
お話しの流れから額のシワを例にお話を伺いました。(操者側としての見立て方・考え方)
・額にシワが寄る→額にシワが寄りたがっている
→シワが寄ることによってストレスを発散させている
・(シワが)寄ってくる
→防御反応
・相手の表情を見て何処が強調されているか?
→より寄せてあげる(無理に広げようとしない:身体の防御反応として表れている反応と逆のことをするとかえってストレスを強めてしまう。)
*自分でシワを強調するよりも、人にしてもらうと気持ち良い。(八方向・つまむ・つまんで引っ張るなど)
・相手に影響を与えようとすると拒否される(治されたくない身体)
・相手の心と身体
・「変化が出ても出なくてもどっちでも良い」という気持ち
・気合を入れると空回りする
・積極性を無くす・良い加減が一番!!
・雨の日などしっとりした日は内面に入りやすくなる
→頭のアプローチなど良い(気圧の影響)
「皮膚のあそび」復元力を利用(繊細な人)
皮膚でセンサーを磨いてあげる→「本当は解るのだけど忘れている」←コリ過ぎて感覚が解らなくなっている(日曜講習会にて今先生がおっしゃっていました)
次にH先生は加藤先生のゆらしを体験されました。
ゆらしの間、身体の感覚に耳を傾けながら加藤先生とH先生がお話をされていた内容の一部として骨折後の歪みのお話しから「身体は完璧には揃わない」「出来ないことをやろうとするとキツくなる」「出来ることをやる」というお話がありました。
又、H先生のお話しの中では弟さんの便秘の症状についてお腹のマッサージなどでお通じが無い場合に本当は飲みたくないけれど下剤を飲み排便の際はちょっと大変(腹痛など)になるというお話がありました。加藤先生は「膝裏は全身をうつす鏡である他にお腹のツボでもある」ことをお話しされていました。
*「足の指を柔らかくしてあげるとまた変わってくる」というお話もありました。
ゆらしの感覚として、「お腹が揺れている感覚」「小さい動きのゆらし」「微細な動きのゆらし」を体験しているH先生は「動きが小さくなる方がお腹の揺れている感覚を感じる」とおっしゃっていました。
加藤先生は身体だけをゆらすのではなく、身体の細胞や原子核などの小さい所に入っていく・その人の奥の奥までゆらしていくイメージを伝えていました。
*見た目に誤魔化される→原子核は同じ
(スプーン曲げも同じ原理→粒子をみてアプローチ)
このときも「面白い感覚」や「楽しむ気持ち」はとても大事だということ、音・波も振動(身体の波・楽器の波が共鳴→好き嫌いの感覚へ繋がる)だという事を「体験し・感じるゆらし」でH先生に伝えていらっしゃいました。
お話の流れから加藤先生のDVDにも収録されている「相手に触れない三軸」を例に挙げて何処にスポットを当てているかのお話も伺うことができました。
微細なゆらしの時には、H先生の首から頭部にかけて「ビクッ」という自発動も表れました。
感覚が鋭く敏感なH先生は、加藤先生のゆらしを受けながら「肩も回る」という事をおっしゃっていました。
*何処をゆらすのか?(意識・身体・粒子)
H先生のゆらし体験後に加藤先生は「人の身体の70%は水分」というお話しから、水袋を人の身体に見立てて解りやすく説明をしてくださいました。
袋の中の水の様子で身体がイライラしている状態の時は時間を置いて「間」を置くなど、様々な揺れのリズムを表現しながら「相手の揺れを読む」(落ち着くのを待つ・相手の揺れのペースに合わせる)・「触れる時・放す時の水の揺れ・左右差」を見せていただきました。
以前の授業でも加藤先生の練習として紹介していただいた水袋ですが、前回も水の揺れを見て理解したつもりでしたが今回2度目の水袋の水の揺れを見てより一層イメージの理解が深まりました。
ポイントとして
・静かに行ってあげると良い
・大きい動きをするときは注意が必要になってくる(バシャバシャと水の揺れが一定で無くなり、波と波がぶつかり合うイメージ。)
・手首や腕を柔らかく使って行う(手だけでは×)
「その場を共有するだけで影響する」
・自分の都合に巻き込まない
・相手の身体を聞き分けながら・感覚を磨いてあげながら種を蒔く
・慌てていきなり操体に当てはめない:「いつかわかるさ~」
*効く・効かないで決めつけない
・相手のペースを見ながら
*初めての患者さんが感覚など解らなくても「べつに大丈夫~」
・感覚の世界が広がっていく
・今までの経験が繋がっていく
・自分の歴史そのものが出てくる
*今までやってきたことは無駄じゃなかった~
・操体法は、いろんな仕組み(自然法則)の一部。「名前」じゃない。
*操体→自分を学ぶ「操体は自分だ~」
・操体→言葉
・名前を付けると名前に縛られる
*骨の名前もそう。「首が悪いから首」ではない、部分の世界に縛られる。→身体は繋がっている。
・空気を意識しながら行うとまた違ってくる→空気で繋がっている
「その人の魂は何を求めているのか」
~操体を用いながら遊んでいく~
それぞれの得意な部分を深い所で見ていってあげる
途中に加藤先生の参考書籍紹介や「快」について(精神レベル→魂レベル)そういった考え方の共有感など、加藤先生の経験談も含めお話しをしてくださいました。
「膜」の意識~ゆらしの手~
・手を叩く「痛めつける」
・手を捏ねる「愛でる」
*透明な膜&膜の接点
身体・心など解けて来たら味わいレベルや感じるレベルが変わってくる。
ゆらしの実技を行った際に、私達も実際に手を叩き手に痛い感覚を映してから相手の足に触れた場合と手を捏ねて優しいフワァ~とした感覚を映してから相手の足に触れたときの違いを体感しました。
触れる側と触れられる側の両方を体験してみての感想として「」に印した共通点もありました。
・手を叩く→相手の足に触れたときの感じ方に「ぎこちなさ」や「硬さ」のようなものを感じる
・手を捏ねる→相手の足も自分の触れる手も「柔らかい感覚」がある
加藤先生は解りやすく絵に描いて説明をしてくださいました。絵に表現してある感覚と、実演してみた感覚は絵のイメージ通りでした。感覚を絵に描いて説明することが出来るのは凄いなぁと感じました。
・「何かわからない」「何となく」やってしまう→魂レベルの要求
・「~思った」と言うと良くなる(丸住先生)→表現するのは大事
・「下手なふりをして~知らないようだけど、知っている。」→両方知っておく
*マニュアルにはまる(形を覚えて)→捨てる
・個性→形にはめられた先にあるもの
などなど、本日は確信・魂レベルに重きをおいた授業でした。本日のお天気は雨という事で、内面的な要素がスーッと自然に自分の中に入ってくるような不思議な時間でとても楽しかったです(・ω・)/
知らず知らずの内に、天候と身体の要素(内面)がリンクしていました。
~実技を通して感じたこと~
私が操者となりH先生に被験者となっていただきゆらしの練習をしていたときに、私の意識の変化でH先生の感覚に変化が表れた瞬間がありました。
それはゆらしの途中で私が感覚を問いかけた際にH先生より「身体は揺れているけれど、加藤先生のゆらしのように内面に響いてこない」というお話をいただき、実のところ私も自分のゆらし方にぎこちなさがあることを感じていたのです。自分の感覚は相手に伝わるのですね~。
お話をいただいてから「こうしよう」などとは考えずに、「自分の姿勢を楽にして気持ちをゆったりと気持ちよくゆらすイメージ」でゆらしを行っているうちに、いつの間にか私の手の感覚が変わっていて「足の裏が感じ取れる~」という流れに繋がったのです。
故意に意識を変化させたわけではなく私の中でごく自然に意識が変わっていて、結果お互いに変化が表れていたという感じでした。
変化を感じたときは私の手(指)とH先生の足(今回は足裏)が会話しているような不思議な感覚があり、思わず嬉しくなって「足の裏の感覚が感じ取れる~!何だか楽しい~♪」という言葉を発していました。
今回また新しい気づきがあり、新しい発見をすることができて嬉しかったです。
次回は11月11日(月)です(^-^)/