こんばんは (・∀・)
10月27日(日)の午前の部に続きまして、今回は午後の部について書きたいと思います。
午後からは日曜講習会です。
熊本県よりお越しのO先生(個人コーチングから続き講習会参加)
岩手県よりお越しのH先生(*シンギングボウルセラピスト)
大阪府よりお越しのO先生(整骨院・柔道整復師)
*シンギングボウル(チベット浄化音ボウル):癒し効果をもたらす「倍音」
・欧米を中心とする各種のセラピーやヒーリングに取り入れられ、効果が報告されているそうです。
・現在は、世界中でヨガや瞑想にも応用されるようになっているそうです。
(シンギングボールサイト文引用→内容を読んでいると、ヒーリングも歴史や奥深さが感じられます。興味のある方は、シンギングボウルで検索してみてはいかがでしょうか~☆)
加藤先生と3名の先生方&養成コースのO君と私のメンバーで日曜講習会はスタートしました。
*本日はイニシャルOの方が3名なので、大阪→大O先生・熊本→熊O先生・養成コース→養O君と表現させていただきます。
後程、仙台操体医学院&今治療院の今先生と息子さんのコンタン先生(皆さんよりコンタンと呼ばれているようなので、私も真似をして愛称で紹介させていただきます。)のお二人がいらっしゃいます(^∇^)
今先生の動画や加藤先生よりお伺いしている今先生のお話しで、私はすっかり今先生とお会いしているような気になっていたのですが…
実際にお会いさせていただくのは初めてなので、今先生がいらっしゃるというお話を伺ってから日曜講習会メンバーもドキドキ&そわそわと嬉しい緊張感があったように思います。
それでは、講習会の内容に入りたいと思います。
H先生の弟さんが脳腫瘍による手術(約10回程)の後遺症で身体の麻痺症状が出ているとのことで、家でのリハビリについて学びたいとのご希望です。訪問リハビリテーションもご利用されているそうですが、家族にも出来るリハビリ(操法)を習得するためにいらっしゃいました。
H先生は加藤先生の義理のお姉さんのご友人だそうです。
今回、そのようなご縁で日曜講習会に参加されました。
加藤先生はH先生の弟さんの日々の様子を聞き、
・テレビの位置と人の位置
・首の影響は身体全体に響く
・動線
・楽なポジション・姿勢
などのアドバイスをしていました。
加藤先生は症例から基本操法が向いているとのことで、H先生のテーマは「基本操法について」ということになりました。
枕の位置などポジションを工夫し楽な姿勢で行うなど、ポジションの重要性についてもお話ししてくださいました。位置覚・運動覚など感覚障害の度合いについても確認されていました。
次に実技を交えながらの説明です。
・膝裏のコリ(触診)
・膝倒し検査
・バンザイ検査
・首の振り向き具合(左右)検査
・膝上げ検査
・足指上げ下げ
・足指ゆらし(上下10回くらい)
・ゆらし
など、加藤先生は検査をしながら操法に繋げていくという方法でH先生にレクチャーされていました。
*中枢疾患の場合は圧痛は出したくない。理由として、良い方に転べば良いが悪い方に転ぶと筋緊張が高まってしまう。筋緊張が高まり固まったのを解くのは一苦労なので、中枢疾患へのアプローチはゆらしなどのリラクゼーション系が無難というお話もありました。
・つま先上げ→踵踏み込み
・片脚倒し(H先生の場合は右脚倒し)→踵突出し(腰で押してくる)→右手バンザイ・首の位置(楽なポジション・対角線に伸びている)
・バンザイ・膝抱えこみ検査
一通りの操法体験後の検査で、H先生は左股関節のつまり(攣りそうな感じ)が残っているとのことです。
通常の施術なら少し違和感が残っていたとしても一晩~日を重ねることで操法の効果がじわじわと出てくるので違和感を追求し過ぎずほど良いところでやめるのですが、今回は講習会なのであえての「追求し過ぎてどつぼにハマるパターン」まで踏み込みました。
(一度に痛みが全部取れることが、必ずしも良いとは限らないため。)
ここからは「こだわりの世界」です。
・片足踏み込み→片脚上げ→(H先生の場合)首の連動が自然に出る→踵の内側と外側でどちらか踏み込みやすい所で踏み込む
・バンザイ検査
・手と手首の骨操法
操法後は股関節の違和感も薄れたようです。
操体法の良い所として、「定着し易い」「時間が経つほど良くなっていく」ということを以前教わりました。
追求したりこだわることが悪いという訳ではなく、自然の流れに身を任せるような感覚で操法を味わい意識の変化や気づきがあり身体も本来の調子(整えた身体のクセづけ)を取り戻していくような感じなのかなぁとも思いました。
私も以前の仕事で(整体業ではありませんが)、ひとつの部分(事柄)・症状などを追求し過ぎてどつぼにハマるパターンを経験しているので職種は違えど共通する点があり加藤先生のおっしゃっている内容も納得でした。
そして、皆さん(もちろん私も)お待ちかねの今先生&コンタン先生がいらっしゃいました~。
養成コースを受講してから「いつかはお会いしたいなぁ」と思っていましたが、こんなに早く今先生とお会いできる日が来るとは思っていなかったので感動でした。
では、実技に戻りたいと思います。次は、大O先生です。操者は加藤先生です。
大O先生はポール操体を体験されました。
楕円形のポール(長短2分割されているもの)を用いて、短いポール:お尻~腰部・長いポール:胴体~頭部とポールに乗ります。
ポールの上で行うバンザイ検査・脚上げ検査・膝裏触診・足(背側骨間筋の圧痛操法)・腕の下にも小さなポール状の枕を入れて手関節の操法を体験されました。その後、バンザイ検査を行い→戻し→コンタン先生が大O先生の足首・ふくらはぎの前側を押さえた状態(触診)→大O先生にもう一度バンザイ検査をしてもらう→バンザイをするために腕を上げる時(途中)にコンタン先生が押さえているふくらはぎの前側がビクビク動くという発見がありました。
次はコンタン先生がポール操体を体験されました。操者は加藤先生です。
ポールの状態(ポールの長短の配置)は大O先生と同じです。
ポールの上に寝た状態でバンザイ検査・脚上げ検査を行い、足(足首の下)と両腕の下にもポールを入れて身体のパーツがすべてポールの上に乗っている状態で足関節の操法と膝裏触診を体験されていました。コンタン先生は、ポールから降りた後に「面白いですね」とおっしゃっていました。
次は私が加藤先生の皮膚操法を体験させていただいているのですが、操法を堪能していたのか内容の記憶も薄くメモも残しておらず…なので割愛させていただきます。気持ちよく操法を受けていたことと、頭部からの皮膚操法だったような記憶しか残っていませんでした(;^_^A ご報告できなくてすみません(´・ω・`)
次はH先生です。操者は今先生です。
仰臥位の検査での右肩・鎖骨の下・顎の下のコリの感覚について、今先生は触診・問いかけ・アドバイスをされていました。H先生は前文に書いた内容の部位検査で、コリ過ぎていて感覚が解らなくなっていた状態だったそうです。「痛みは解った方が良い」と今先生はおっしゃっていました。
・膝裏触診→鎖骨下(H先生の場合は右)をH先生自身が患部を押す(認知)→皮膚操法(左膝)
・指先・足先などリハビリにも繋がる操法を体験されました。
操法後は検査時にコリ過ぎていて感じられなかった痛みの感覚が蘇ってきていました。(感覚が蘇り痛がっていました)
次は熊O先生です。操者は加藤先生です。
・膝倒し検査(右:腰にくる)→膝裏触診(両膝裏同時・片方ずつ)→膝倒し検査(違和感)→膝裏触診→膝倒し検査(違和感薄れる・楽)というように膝裏触診での膝倒しの変化を見ていきました。
・膝抱え検査→右(熊O先生の場合)足指押さえ(つまむ)押す・引く→腰に響く位置で内に響かせる→足指ゆらしを体験されました。
次に、私はゆらしの達人と謳われるコンタン先生のゆらしを体験させていただくことになりました。
・ゆらし
セッティング・触れる前の声掛け・触れ方・ゆらし・ゆらしている間の指の運びや場所・声掛けなど、コンタン先生の人柄を感じさせるようなイメージがありました。
・足指ゆらし
ゆらす指・ゆらす感覚・ゆらしなど、初めての感覚のゆらしでした。
・左腕の圧痛操法
腕・腕と肩の付け根付近の触診→腕の圧痛点を押して、頭(脳)に腕の痛み(コリ)があることを伝えている作業をしていますというようなことを教えていただきました。
感覚として腕の圧痛は痛いのですが、頭(脳)に届く電気信号のようなものは気持ち良さとして伝わってきました。腕は痛いのに脳では気持ち良さとして伝わってくる…不思議な感覚でした。
とにかくゆらしが気持ち良くて、操法を堪能し過ぎて記憶があまり無いというのが本当のところなのかもしれません。前文に書いた内容は、何とか記憶していたことを書き出してみました。
素直に思ったことは、コンタン先生の「ゆらしに魅了された」ということですね。
私のようにコンタン先生のゆらしに魅了された方はたくさんいることと思います。
加藤先生やコンタン先生、養成コースで出会った方々(仙台操体医学院の方など)のゆらしを体験し、その中からも人柄や操者の努力の積み重ねなどの色々な部分が操法に表れてくるのかなぁという事も感じました。
次は養O君です。
操者は今先生とコンタン先生のお二人です。
・脚長差
・後頭下筋・左腕(養O君の場合)二の腕辺り→痛みの鈍さ確認
・足指
・膝裏触診・鵞足触診
・一旦腰を上げて下げてからの膝裏触診
・ふくらはぎ
・お腹の上にタオルを掛けてあげる→緊張が緩む
患者さんに(今回の場合は養O君)コリを押さえて教えてあげる。
*答えの無い質問をするとコリや緊張が表れる。コリの色や大きさ・感触などイメージしてもらい、イメージしたコリを声に出すことでコリが変わるという事も教えていただきました。(心の操体)
今先生とコンタン先生は、養O君の姿から利き手や噛み癖・虫歯の有無(治療のすすめ)などについて養O君にお話をしていました。
「コリがあることを身体に教える。操法をする前に行う大事なことがある。まずは整えてから。」
という事も教えていただきました。
次は熊O先生です。
操者は今先生とコンタン先生のお二人です。
熊O先生の症状jは左側に多く表れていました。
20年ぐらい前(年数は私の記憶が曖昧です)に左目の眼底出血があったそうで左目はあまり見えていないとのお話も出てきました。
今先生は後頭下筋・腕の付け根辺り・肩の触診を行い、頭の皮膚操法を行っていきます。
「身体が必要な動きをしてくれる」とのお話しをいただきました。
熊O先生の左手がカタカタと動いています(自発動)。
深呼吸を促しその後、後頭下筋の皮膚操法→手はカタカタと動く(自発動)→深呼吸→手の先まで深呼吸しているイメージ
熊O先生は頭の皮膚操法時「フワ~っと気持ち良い」とおっしゃっていました。
次にコンタン先生のゆらしを体験されていました。
操法後、加藤先生より練習や考えることについて「練習では考える・臨床では身体が反応する」「見てイメージして操体法や感覚の解る人に試してみての繰り返しで身につけていく」というお話しをしてくださいました。
・操法などで気持ち良さを味わっているとき・気持ち良いときは「言葉のいらない世界」。
・指先まで気持ち良いくらい自分が気持ち良く出来るように。
次は大O先生です。操者は今先生とコンタン先生です。
・首・後頭下筋・肩・顎下・鼻と頬の間辺りのコリの触診
・踵の下に手を置いて(入れて)つま先上げ・踵突出し→補綴する手の位置
・足・足首
左の足を今先生・右の足をH先生が操者として操法を行いました。
今先生はお手本や脚のイメージなどをお話ししてくださりながらH先生や私たちにレクチャーしてくださいました。
その後、今先生とコンタン先生がお帰りになられるとのことで質問の時間を設けていただきました…が!
質問タイムは加藤先生の一声で今先生のサイン会へと変わりました。
私も含め、始めは遠慮してモジモジしていたメンバーも「私もサインが欲しいです!」と今先生にサインをお願いしていました。
「笑」という文字を書いていただいたのですが、字のごとく文字が本当に笑っているのです。
用紙に文字を書く際には、バランスや文字の種類(ひらがな)や筆ペンなどにも気を配っていらっしゃいました。
サインで名前を書いていただく際には、「苗字で書くより名前の方が良いね」「名前はひらがなの方が良いね」と名前の書き方にもこだわりがあるようでした。
私は苗字が少し珍しいせいか苗字で呼ばれることが多いので、今先生に名前で読んでいただいたときは素直に嬉しかったことを思い出します。
今回いただいたサインは、今先生のお人柄や感性・こだわりなどが詰まった大切な一枚です。
綺麗なお花にも癒されました。お土産の笹蒲鉾も美味しくいただきました。
今先生・コンタン先生ありがとうございましたo(^-^)o
もちろん、今回集まった先生方と一緒に日曜講習会を過ごさせていただいた時間も大切な宝物です。
参加させていただいている授業はどれをとっても貴重な時間であり私の宝物でもあります。
このような機会を与えてくださる加藤先生に感謝いたします。
今先生にサインをいただき、お礼を伝えてから今先生とコンタン先生のお見送りをしました。
今先生とコンタン先生にお会いして、以前加藤先生がお話しされていた言葉の一部に「一緒にいるだけで操法になる」(←確かこのような言葉だったと思います。)という言葉があったことを思い出しました。
今回は、まさにそのような出逢いでした。
お見送りの後は、それぞれペアを組み操法の練習を行いました。
大O先生は操者として、私は被験者として膝裏触診や足首を固定し膝を伸ばす・引く検査&操法の練習を行いました。膝を伸ばす検査をしているときに左膝に痛みが表れ、そのことから左膝をよく強打していた経験から将来の膝(脚)の状態に対して言い知れぬ不安を抱えていた時期があったことを話しました。
大O先生は私の話しを聞いてくださりながらも、色々と工夫をしながら操法を行っていきます。
何度か操法を行い最終的には膝伸ばし検査で左膝に表れていた痛みも薄れました。
大O先生ありがとうございました(^∇^)
本日参加された3名の先生方は感覚の鋭い(繊細)な方々でした。
操法時にはそれぞれの部位に自発動が表れていたり、H先生は今回初の参加だそうですが初めてとは思えないほどの感覚の持ち主だと絶賛でしたo(^▽^)o
本日の個人コーチング&日曜講習会も、とても充実した授業でした。参加することができて本当に良かったです。
皆さんありがとうございました(・∀・)
最後に…
今回も長々と文章を綴ってしまいました。読んでくださった方はお疲れになられた事でしょう。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございましたm(_ _ )m
次回は10月28日です(^-^)/