こんばんは(・∀・)
10月21日(月)の養成コースについて書きたいと思います。
本日は、加藤先生のお仕事のリハーサルがメインとなります。
10月7日と17日のブログにも載せてありますが、テーマは「ポール操体」と「上肢編」です。
どのような作品が出来上がるのか養成コースの私たちも楽しみにしておりますo(^-^)o
リハーサル終了後、16時より患者さんがいらっしゃるとのことで見学をさせていただきました。
家事・子育て&お仕事を頑張っていらっしゃる女性の患者さんです。
肋骨のあたりに虫が這うような異常感覚があり、脇腹の張り感と痛み(ピリピリ感)の症状があるそうです。
患者さんのお話しでは、起きている姿勢よりも寝ているときの姿勢の方が身体が楽なので朝は起き上がるのが億劫だともお話しされていました。
始めは座位での検査です。
・方胡坐検査
・バンザイ検査→患者さんの感覚:左手が2㎝程上がっている(伸びている)→実際には反対側の右手の方が高く上がっていました。
次に加藤先生は患者さんの左手首から脈診を行っていきます。
患者さんは脈拍が乱れていたそうなので、脈を押さえながら加藤先生は脈の乱れを整えていきます。
見学をしている私からは、脈を押さえて加藤先生の指が動いているのが見えます。加藤先生はこの時に脈を整えていたのでしょう。
その後のバンザイ検査では、両手がほぼ同じ高さに上がり指の位置も揃っていました。
肋骨あたりの感覚は残っているものの、症状は軽減されたようです。
次は腹臥位でのほぐしです。
アキレス腱から始まり足部・腰部・背中・肩へとほぐしていきます。患者さんとの会話や施術の中で、どうやら原因は腰にあるようだという会話になりました。
患者さんが以前から腰痛について気になっていたことを加藤先生は聞いていたそうなので、今回の症状は腰痛が主な原因で脇腹・肋骨に影響を及ぼしているというお話になり患者さんにも説明されていました。
患者さんは、腰の症状が脇腹・肋骨の症状に影響している事を聞き驚いていました。
次は仰臥位です。
膝裏触診では膝裏のコリを押さえ患者さんは痛みに耐えていましたが、膝裏触診の後は腰が軽くなったとおっしゃっていました。
足部では、足親指上げ下げ(足の親指をつまんで持ち上げ落とす感じでした)も行っていました。
後頭下筋触診・鎖骨・腕の付け根をほぐしていき、施術後は患者さんが気にされていた肋骨あたりを虫が這う感覚やピリピリ感などの痛みも薄れたようです。
最後に座位での脈診を行い本日の施術は終了となりました。
患者さんは身体の異常な感覚や痛みに「もし、病気だったらどうしよう…」「内臓が腫れているのかも…」と、とても心配されていたので加藤先生の施術を受けて症状が治まり「加藤先生に相談してよかった!」と安心されていました。
今回のポイントとして
・腰痛が主な原因
・脈の乱れ
・心困性(痛みに対する不安感など)
・感覚の異常
加藤先生は「もし心配なら病院も受診したほうが良いよ。」と患者さんにアドバイスされていました。
本日の患者さんの症状は、最初に続けて整えた方が後々の為にも良いとのご判断で翌日も来院される予定です。
ご自身の為にもご家族の為にも、患者さんが痛みに囚われずに生き生きと過ごせるよう願っております。
今回の見学では、感覚の異常症状(神経系)の根本原因を診つつ操法を行うという施術を見せていただきました。
脈・筋肉・神経などの関係性や知識・経験の成せる業だと感じました。
私もしっかりと知識を身につけながら、操法を覚えていきたいと思います。
次回は10月27日(日)です(^O^)/