こんにちは(^∇^)
9月26日(木)の個人コーチング(午前)と養成コース(午後)について書きたいと思います!
昨日に引き続き参加されている山梨県よりお越しのN先生と、今回5度目の個人コーチングとなる大阪府よりお越しのO先生のお二人です。N先生は二日間・O先生は継続的に参加されているということもあり、私たちとしても先生方の人間性や考え方・経験談をより身近に感じることができ共に学ばせていただけることを嬉しく思います。
前回・前々回と実技でO君とコンビを組んだO先生は、今回もO君と実技を共にする予定です(〃∇〃)
そういえば、2人は苗字のイニシャルが同じ…それも何かのご縁ですね☆
加藤先生は、明日の午前に仙台で行われる女子ゴルフトーナメントを見学に行く予定(練習シーンを重視)とのことでゴルフ選手(特に不動裕理さん注目!)のお話や同じプロの中でもちょっとした差で違ってくるというお話を伺いました。
本日の個人コーチンングの内容についてO先生のご希望は、9月22日(日)に行われた個人コーチング内容のレポートを読んでくださったようでその内容に出ていた「気持ち良さ」について気になっているとのことです。もう一つは三軸について学びたいとのご希望でした。
気持ちよさを三軸で出せないか?などと問いかけがあり、加藤先生は「三軸のパターンを頭に入れてから(記憶させてから)やっと三軸の楽しさが解ってくる」とおっしゃいました。
この言葉は普段の養成コースでもお話しされていて、まずは覚えてから!「パターン表を見るなどして考えているうちは赤ちゃんのヨチヨチ歩きと同じだよ~」というお話をされていました。
4月より養成コースを受講しているO君と私としては、定期的(継続的)に受講していることで授業や個人コーチングの度におっしゃっている言葉(繰り返す言葉)の厚みや重要性などが回を重ねる毎に解ってくるので加藤先生の伝えたいことも理解しやすいです。
・自由自在&三軸自在…自在の境地
操体法の源流 「~正体術健康法~」 という本の紹介と共に三軸の面白さ(効く・効かないということも減ってくるだろう)についてや本の内容の言葉を用いて今日のテーマは「内在知に働きかける」というテーマを設定しました。
*午前は外が曇り模様でした。そのような日は、身体の内側に目を向けるのに適しているとのご判断です。
本の紹介を挟みN先生とO先生の本日の身体の具合は??
N先生…仙骨(三軸希望)
O先生…左肩甲骨内側(Kポジション)
加藤先生の操法を体験する前にテンセグリティー構造についてお話をされ、撓めの余力・微細な動き・欲張り過ぎないなどの要点を教わりました。
N先生は身体の検査(前後屈・側屈・バンザイなど)を行い楽な方向を確認し頸椎三軸を行っていきます。1回目…4回目と回を重ねるごとに後屈時の腰の違和感が軽減され(1回目)顔の左右振り向き具合の変化もあり(2回目)首や腰の違和感が楽になっていた(3回目)ようです。
最終的には手先にも気持ちよさがあるともおっしゃっていました。
確認として、バンザイ検査や前後屈検査・方胡坐検査でも改善の変化が見られました。N先生は感覚の鋭い方です。
*ポイントとして、三軸でも指の動き(皮膚・髪の毛など)で皮膚操法もミックスされ合わせ技も出来る&前後屈の設定角度なども教えていただきました。
頸椎三軸で変化が表れても新鮮な驚きはない・感じられにくい(患者さんとしては首を動かして変わったと解りにくい「ハァ~そうですか」のような感じ…)とのことで操者として手ごたえの無さを感じたりすることもあるが、意識の持ち方で変わってくるので「意識は大事」とのお話もありました。
*首の筋肉→ピンポイント→全体を捉えて(ラジオのチューニングなどに例える)
続いてO先生です。方胡坐(左上げづらい)・バンザイ・首の動き(上下・左右傾け・左右向き具合など)検査を行い、頸椎三軸の右傾けのポイントで方胡坐や首の動きに改善の変化が見られました。
検査を行う際などは患者さんの動きをちゃんと見てあげること、本人の感覚(バンザイの例:「見た目では腕が上がっていないにも関わらず、本人は腕が上がっていると言う。」時など)と操者の見立ても重要(患者の言葉に惑わされない)。
~イメージは構造化される~(施術に共通するもの)
・操者側:イメージを患者さん(施術)に移す
続いてO先生の左肩甲骨内側に症状(違和感・痛み)があるとのことで、Kポジションで操法を行いました。検査を行い、どの動き・角度・動きの中で隠れていた潜在的な痛みをあぶり出していきます。
*ポイントとして…「最少ストロークで手数は少なく」とのことで、DVDのKポジションでは「基本の型」として行っているので動きを大きく出しているが実践は最少の動きでも変化は見られる(補足:ケース・バイ・ケース)。
次にN先生がKポジションを体験します。
・操者:肩甲骨に手を添える 患者:背中を倒してくるパターン(このときの腕の位置を意識)
・操者:患者と軽く握手する感じで軽く固定 患者:腕(手)を前に伸ばして肩甲骨を伸ばす感じのパターン
・患者:腕を前に伸ばしておく 操者:手(手首)を軽く牽引し患者さんは肩甲骨を意識しながら腕を引いてくるパターン
*肩甲骨の内転が入れば良い。
身体の「動く部分」・「動き方」を意識しながら体験されていました。操法後の検査では検査時にあった違和感や可動域が改善されていました。
次は基本操法と後頭下筋群の触診・頭頂部を押さえ患者さん自身に意識する部分を伝えながら自分で感じて動いてもらう・頬骨からのアプローチでの身体の動きなど「自分の身体を上から俯瞰して見る」「お腹の中に小さな自分がいる感覚」という「自分を外と内からイメージ」・「感じ取る」・「身体が動きたいように感じ取って動く」などの操者側はイメージの伝え方として患者側は伝えられた言葉をイメージして動くことを体験&練習を行いました。
*外側から自分を見るイメージ・内側の自分を感じ取るイメージで伝える
(「される」だけではなく積極的に施術に参加してもらう)
N先生:基本操法(膝裏・膝倒し・バンザイ・膝抱え・つま先上げ&踵踏み込み)
O先生:基本操法(膝裏・膝倒し→膝倒して違和感がある側→違和感が出る手前のポジションからゆっくり反対側に戻してくるときのずらし方)
2人共通→後頭下筋群触診(操者は指で触診し患者さん自身に良い場所を探して動いてもらう)・頭頂部圧迫(首を少し窄めてから押さえている部分をゆっくり首を伸ばしながら押してくる)。→「肺と肋骨の間を意識して~」「他人事のように~」など言葉掛け次第では普段意識しない部分も意外と意識できちゃったりするようです。
このとき操者は患者さんに「自分の身体を上から俯瞰して見る感覚」「お腹の中に小さな自分がいる感覚」を促す言葉掛けをし患者さんを誘導(←故意ではなく、あくまでも「感じて」もらう)。
N先生は操法後の可動域の広がり(改善)&膝裏のずらしで連動が出ました。(身体が軽くなる感覚あり)
O先生は後頭下筋群の触診(気持ちよさを自分で探す)で右の小指に自発動がありました(脳内シナプス→身体の内在知が働いている)。O先生は「指(自発動)が勝手に動くのは初めての感覚」だとおっしゃっていました。
「内側に問いかける」・「相手にどのように問いかけるのか?自分がどう感じているのか?」・「なぜだか解らないが、ふと伝えたくなった言葉を大切に」→潜在意識に問いかける・相手の感覚を引き出すお手伝い
*相手の内在知に問いかけているようで、自分の内在知を引き出している。
その後、加藤先生の経験談をもとにお話を伺いました。加藤先生の「今まで体験し得てきた経験」が今の加藤先生の生き方や考え方・または施術に活かされている(通じている)ことを想うと、お話の全てが言葉だけでは無く「経験者」の厚みとして感じることが出来ます。
このことは患者さんや個人コーチング(私の場合は患者・養成コース受講生の立場から)など、継続的に加藤先生と関わりのある方なら解ると思います。
お話の一部として~
「相手に思いを馳せた時間」は、自分の時間ではなく「相手との時間」。
加藤先生の経験談はあくまでも「加藤先生の経験」なので、お話の通りにまるっきり真似をするということでは無く加藤先生のお話の中からリンクするものの有無や「自分の経験」を振り返り・気づく道標となるののだと思います。これから先、変わるのも変わらないのも私たち次第なのだということも教えていただいています。
その後、実技練習を行い午前の部は終了しました。
昼食を挟み、午後の部の内容については、またまた前編・後編に分けて書きたいと思います(^-^)/