こんばんは(^-^)/
9月25日(水)の個人コーチングについて書きたいと思います!
本日の個人コーチングは、整体院を開業されている山梨県よりお越しのN先生&整骨院を開業されている今回4度目の個人コーチングとなるY先生のお二人です。
N先生は操体医学院の受講生でもあります。
個人コーチング内容の希望についてお話を伺ったところ、Y先生は施術時に患者さんより色々と注文を受ける(出される)とのことでニーズと施術についてお悩みのようです。
「治す」ことについて「人が決めることではなく身体が決めること」といった内容で「患者さんの身体は、壊れるべくして壊れてくる(身体の歴史)。」治す治されるというのはあまり興味のないことだということ、施術の認識・意識について患者さんの意識と合わなければ断ることもある。(自分に合った患者さんが来る)それは自分の選択によって変わるというお話をしてくださいました。
辛いこと・自分のしたくないことを無理にしていると自分にブレーキ(不快)がかかる。自分をプロデュース&プロデュースした自分を楽しむことも大切とのことです。
経営者の立場で従業員を雇っていたとして、人との距離感(人を雇うとしても束縛するのではなく、程よい距離感は大事!)のお話も伺いました。
色々と悩みは尽きないことでしょうが、「まずは目の前のことをやる!」ということでした。
操体は感覚のコミュニケーション「操体は遊びだ~(硬く考えない)」との意識で、加藤先生の操法を体験していただきました。
N先生はバスでの長距離移動で、ふくらはぎに痛み(疲れ)があるとのことでした。
膝裏触診による痛みを感じ・痛みで(飛び上がるなど)整う&身体のねじれ具合や痛みの中の気持ちよさを体感していただきました。
ふくらはぎの痛みが和らいだところで、痛みが肩に移ってきたようです。肩の痛点を押さえながら鵞足部を押さえて変化を見ていきます(正常な痛みを出す)。すると、肩の痛みも薄れたようです。
仰臥位での膝倒し(半紙一枚挟んだ感覚での臨界圧・相手が感じ取れるかどうかの触れ方→患者:感じ取ろうと身体が緩む→柔術参考)
つま先上げ・顔左右振り向き・バンザイ・膝抱え検査を行い、どこから始めたいかを問いかけたところ左手薬指を突き指していたという事で手首・肘(圧をかける)→連動(目を閉じて内部感覚を感じ取る)を行った後に脈診を行いながら指で軽く皮膚を動かして様子を見ていくとN先生はスーッとした爽やかな感覚があるということを伝えていらっしゃいました。
そのまま脈付近の皮膚を指一本で軽く皮膚を動かすと今度は親指が痺れる感じがあるとのこと、不思議な感覚を味わっていました(皮膚の動かす方向を変えると方向によって頭や首が動いたりする)。
N先生の脈診・皮膚操法を行っている途中(後半)、加藤先生もN先生に触れている側の二の腕辺りの皮膚を空いている方の手で動かしていました。N先生はその時も爽やかで軽い感覚を味わっていました。
次は後頭下筋の触診で、相手の重さを利用し相手に自分で好きなように(良いところを探して)動いてもらう→身体全体に連動=目の疲れからくる頭痛に効く!(後頭下筋が凝っている→頭痛多い)
鎖骨周囲を押して刺激し、両足首倒し(左足首:内側→外へ向けてくる)すると首にじんわりと連動がでてきます。動きを外に発散させるのではなく内に動く感じで意識し、程よく欲張らずに感覚を味わう→脱力→少し横になったまま安定させる(錐体外路)・揺らしを行い身体を確認(今夜寝てまた状態が変わる)。
睡眠を挟むことによって身体がさらに整う(操体だけでは治せない→睡眠には敵わない)といったお話もしてくださいました。
その後アナトミートレインを用いて後頭下筋についての説明をしていただきました。
原始的な筋肉・歴史の浅い筋肉・後頭下筋が動くことでスイッチの入る筋肉(無意識の動き・必要なところが必要なだけ動く)についてお話ししてくださいました。アナトミートレインは世界地図のようなものであって、ハウツー本ではないということもおっしゃっていました。
次にY先生は「快」についての質問をされていました。加藤先生は気持ち良いことをすると身体が整ってくるというお話と、
・一見不快そうに見えていても、味わっている本人にとって快適(異常な「快」)な場合もある。
・交感神経と副交感神経、それぞれの気持ちよさがある。
・和食のような淡い美味しさに例えて、大きく動かずより小さな動きで味わうことを最近の操法では意識して行っている。
・皮膚操法の気持ちよさが解れば、根強いリピーターになってくれる。
ということをお話しされました。
Y先生は「自分の知識が邪魔をする」とおっしゃいました。加藤先生は「覚えて捨てる」ということや、禅の言葉のお話をしてくださりアドバイスをされていました。
Y先生は「本を読み考え事をしている」とのことで首の辺りに違和感があるそうです。
仰臥位でのバンザイ・首振り向き・膝倒し・膝抱え・膝裏検査を行い、膝裏触診で首の嫌な感じが薄れるとのことです。今先生流の圧痛操法を行い首の可動域が広がりました。
この操法はぎっくり腰でどうにも動けない場合(座位で行う)の時にも使えるとのアドバイスもありました(アキレス腱なども圧痛点を押して様子を見る)。→身体緩む。
つま先上げ(踵踏み込む)→連動(肩~首など)や、膝を倒した状態で顔を楽な方向に向いてもらうなど患者さんにも確認してもらいながらできる検査・操法。足首を押さえ固定し片足ずつ押してもらう。柔らかい動きで動いてあげると身体が喜ぶこと・自分の身体を観察してもらうこと・タイムラグがあって変化が出てくることなども教えていただきました。
・身体の燃費の良い動き・限界域を操者が見てとって、程よい動きを伝えてあげる。
膝倒しからゆっくり押し戻す操法→微細な動き(一秒一ミリ)
*微細な動きは、カメラを通すと動きが解らない。見るよりも感じないと解らない動きがあるため、DVDにも載せたいが伝わらないので載せられない。
操法後、身体を確認し膝倒しも柔らかく行えるようになっていました。膝裏をズラし痛みのない凝りも取っていきます。連動が出て動くときにベットの端や周りにあるもの(環境)を上手く使って味わっても良いので、感覚を満足するまで味わってもらい確認をするとバンザイ検査であまり上がっていなかった腕が上がるようになっていました。
加藤先生は、頭ではなく身体の快感覚のフィルターを通すこと。「部分は全体、全体は部分を表す」とおっしゃっていました。
Y先生とN先生は操法を体験し、加藤先生に触れられると身体(心)が素直になる・溶かされる感じがあるという感想をおっしゃっていました。
操法の「間」の大切さについてもお話をしてくださいました。(「間」を取る場合は時間も必要)
・如何に自分が「快」になるか、場を「快」にできるか。
・「不快」な中にも「快」を見つけられるか。
・短所自制
・長所伸展
再びN先生が加藤先生の皮膚操法を体験し(左手首)、左腕が軽くなり→右肩の凝りに気づく。右肩の凝りは右足首からの皮膚操法で改善されました。
先程もおっしゃっていましたが、N先生は加藤先生の「(触れる)手が良い!」と体験を通し再びおっしゃっていました。
次にN先生が操者となりO君は被験者として実技を行いました。
人前でするのは初めてということもあり緊張されていましたが、膝裏・膝倒し・バンザイ検査を行っていきます。右足首からの皮膚操法でアプローチしていき、声掛けも上手な方で緊張しているようには見えませんでした。
患者さんが気持ち良さを味わっている途中でも(長い場合)、操者が疲れてきたりしたらBGMの曲のタイミングなどで止めても大丈夫というアドバイスもいただいていました。
Y先生は膝を立てての片手バンザイ&片手ずつ内・外旋検査を行い、右手首からの皮膚操法を体験されました。連動後身体が横向きになったので「自分の重さにフォーカスしてみて」とのアドバイスをいただき「意識の提案」を受けていました。
N先生のご希望で、Kポジション・Iポジションも体験されていました。数ある様々なパターンを体験されていました。N先生は明日の個人コーチングも参加されるので、また明日は本日体験された内容や身体の状態の変化を見ていただきたいと思います。
個人コーチングが終了してから自習の時間を頂いたので、私が操者となりN先生に三軸の練習をさせていただきました。
テキストを見ながら前屈スタートで行いましたが、動きの誘導や声掛けの難しさを実感しました。一人操法など、まだまだ修行はこれからなのでまずは練習をしていきたいです。
また明日の個人コーチング(被験者)も頑張りたいと思いますo(^-^)o
次回は9月26日(木)個人コーチング&養成コースです(・∀・)