こんにちは、東建ハウジング代表の久慈です。
熊本地震の厳しさは上下の揺れとだけでなく横揺れも起きたことで、敷地内で1M近くの段差ができたり、建物が横に2Mも動いたという例もあったそうです。
東建ハウジングではこのことをうけて宅地・敷地に建物・住宅を建てる際はこれらの例を教訓として生かすべきであると考えています。
弊社ではその土地の調査・資料に基づき、一般的木造住宅の新築、増改築では基礎工事に力を入れています。
そこで本日からは4回にわたり、東京都日野市BH様邸の新築施工事例の中から基礎工事を解説付きで紹介します。
初回である本日は、
1、地業(土工事)について
お送りします。
■地縄張り(じなわはり)
1:地縄張り
境界線から離して、設計図に指定された位置に基準となる地杭を打ちます。基準点から直角を取りながら建物の外周中心線上に地縄をはることで、建物の位置を実際の敷地に写します。
■遣り方(やりかた)
2:水杭打ち
地縄から60~91cm離して、建物の隅部となるところにそれぞれ杭をうつ。これを水杭(みずぐい)といいます。
3:レベル出し
水貫(みずぬき)をうちつけるための正確な高さを出していきます。
4:基礎芯出し
水抜きを固定したら、大矩や矩出し専用巻き尺、水糸などを使って正確に出した基礎芯を水貫に書き写します。
5:遣り方(やりかた)完了
建物の位置、基礎高さ、水平などを決めるために行う作業。遣り方を基準に根切りや事業、基礎工事が行われるので、図面通りにおこなわれているか、建物の位置が適切かなどを確認します。
■根切り(ねぎり)
6:根切り
基礎をつくるために地盤を掘削して固め、建物に必要な体力を作り出す作業です。遣り方で張った水糸を目安に、ユンボで根切り底まで掘り進めます。
7:根切り底レベル確認
ユンボである程度の深さまで掘ったら、遣り方の天端から根切り底までの深さを確認します。
9:割栗石の敷きならべ、転圧
搬入された割栗石(わりぐりいし)を、表面がある程度均一になるよう敷きならべます。その後、ランマーで転圧していきます。
11:地業(じぎょう)完了
地盤の突き固め終了。








