本日は東建ハウジングが取り入れたバリアフリーについて紹介します。
これまで一般住宅によくあるトラブルとして、高齢者が階段から落ちたり、つまずいたりといった事故が多くありました。
久慈はそのような背景を受け、家中の床をフラットつけて、手すりをつけるという施工を考案しました。
久慈はそのような背景を受け、家中の床をフラットつけて、手すりをつけるという施工を考案しました。
また、車イス生活者のために廊下の幅も大きく拡大。当時は内幅寸法80.2センチが廊下の幅の相場であり、その中に70センチの車イスが通ればギリギリという状況でした。久慈はこのような場面においても廊下を1メートルにすることを考案。
特に、床の段差を無くすという案については技術力が必要というよりも、床をフラットにしたまま家を造るという技術自体が無かった時代でした。完全に0からのスタートでした。
このような奇抜なアイデアは職人さんと激しく衝突。「久慈は技術を知らないからだ」という抵抗もありましたが、久慈は「現につまずいて怪我をしたり、不便に感じているお客さんがいるのだから、それをどうにかするのが新しく仕事を作るということだろう」という信念のもと、反発する大工さんと膝を突き合わせ試行錯誤しながら顧客目線の家造りに励んだといいます。
結果的にバリアフリーというカテゴリの施工技術に結びつくわけですが、この時期はバリアフリーという言葉も世間では浸透していない時期でした。
次回は、独創的な背景から生み出された東建ハウジングの技術力について紹介していきます。
