きゃりーさんたちの功績~「検察庁改正法案反対」を巡って~ | 東海進学アカデミーのブログ

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きゃりーさんたちの功績~「検察庁改正法案反対」を巡って~

トウアカでは国語で小論文もやるのですか
必ず
「『未熟な18才は選挙権を行使すべきではない』という考えに対し、あなたの意見を述べよ」
っていうお題をやります

そうすると毎年、必ず出てくるのが
・その通り❗間違った投票をして、政治が間違った方向にいっちゃったらマズいもんね。

っていう意見。

まあ私はイヂワルなんで否定も肯定もせず
なるほどねー なんて言っておくのですが

時間をおいてもー1回同じ題でやると、大体皆
「やっぱ投票ってしなきゃ❗」になる

なぜかというと
その間に別のお題を通じて
「民主政治って一発でジャストな答えを出すためのシステムじゃなくて、試行錯誤しながらより良いカタチを皆で探っていくシステム」っていうことを学んでいくから
言い換えれば
「民主主義って、私たち人間と同じように政治や世の中も間違ったり学習したりして成長していこうぜっていう考え方」だということを学んでいく

ある意味、失敗や間違えることはむしろ積極的にしていかないと学びや成長はないよね、っていうことを知ってくれる訳です
そのためにはまずは自分の考えを世の中に、社会に対し投げ掛け試してみる。
(その手段として投票というものがあるワケですが)
そーいうことをしないとそもそも失敗すら出来ず、永遠に成長しない
あなたも、世の中も。

で、今回の「検察庁改正法案に反対」騒動なのですが日本の明暗が非常にハッキリ出ちゃったなあと思います

明の部分としては
有名人の方たちが声をあげて下さったお陰で、非常に多くの人たちが意見表明している
賛成派、反対派問わず多くの人が声をあげていること自体が大事だと思います
そして議論の中で、立場を変える人が出てくることこそ理想だと思います
それこそが民主制度の目指す試行錯誤、成長に他ならないのですから

そしてこれを触発したきゃりーさんたちの功績は非常に大きいと思います
ただ、当然ですが暗の部分もありますね

それはいわゆる識者と目されている人たちの多くが民主主義というものをあまり理解されていなかったということが露呈してしまった

そしてやはり、ともいうべきでしょうが安倍総理という方は自らの手法が民主的であろうとなかろうとそれは大した問題ではないというお考えであることが明確になってしまった