韓国の月城原発で、毎度の超杜撰管理による放射能漏洩 | tokaiama20のブログ

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 韓国・月城原発、冷却水2.3トン海に放出…原子力安全委「特異事項なし」6/23
 https://news.yahoo.co.jp/articles/c2f20738f7167e5bdc76c13f48f1912fca015326

 【06月23日 KOREA WAVE】韓国慶尚北道慶州の月城(ウォルソン)原子力発電所4号機の使用済み核燃料貯蔵槽にあった冷却水が排水口を通じて海に放出された。関係機関が原発内部の排水口や原発近くの邑川港など4カ所の海水を分析した結果、放射性セシウム137の濃度が検出下限値(リットル当たり2.88~3.02ベクレル)以下であることが確認されたという。

 検出下限値は、使用した検査方法で測定できる量の最小値で、検出下限値以下は極微量とされる。
 原子力安全委員会は、セシウム137に対する浦項・蔚山海域のリアルタイム放射能測定結果でも特異事項はないことが把握されたとしている。現在、同委員会が精密分析を進め、結果を公開する。

 同委員会は22日午前7時53分、韓国水力原子力から計画予防整備中の月城4号機の使用済み核燃料貯蔵槽にあった冷却水2.3トンが排水口を通じて海に放出されたという報告を受けた。

 韓国水力原子力が使用済み核燃料貯蔵槽の水位が低下して漏洩遮断措置を取り、漏洩推定量に基づいて環境影響を評価。環境影響の有効線量は、年間0.000000555ミリシーベルトで、一般市民の線量限度である年間1ミリシーベルトの約180万分の1に相当する。
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 引用以上

 月城原発とは?
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E5%9F%8E%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

 韓国の原発
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

 月城原発は、韓国最古の原発である古里原発の北30Kmに位置し、対馬から50Km程度しか離れていない。噂ではあるが、韓国内反日勢力によって、この二つはメルトダウン事故を起こしたときに日本列島を放射能が直撃するよう季節風などを勘案して建設されたという。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5846625.html

 古里・月城原発は韓国内でも問題原発で、頻繁に事故を繰り返し、また周辺住民に大きな健康被害をもたらしてきた。 
 古里原発周辺の住民には、甲状腺ガンの激増が確認されている。韓国地裁は、被害住民の訴えを認めて住民側が勝訴している。
 私は、これまで韓国原発の危険性を告発するブログをたくさんアップしている。

  韓国の原発による健康被害 2023年10月03日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6073999.html

 次の原発放射能巨大汚染事故は韓国か中国 2021年04月14日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827299.html

 そして、次に、チェルノブイリやフクイチなみの、人類の生存を揺るがすような巨大放射能事故を起こすのは、韓国や中国だと指摘してきた。
 最大の理由は、両国の経済危機だ。原発を安全に維持管理するためには、職員への好待遇が欠かせないが、経済的理由で、管理員の給与が減らされると、それは、事故へと直結するのである。金ももらわず、誰が危険な原発管理などやりたいか?
 もちろん、若狭原発群や伊方はじめ日本の原発群である可能性も小さくない。

 今回の放射能漏洩は、1978年稼働の古里原発とともに、月城原発が1982年から稼働していて、すでに38年を経過したことで、相当以前(たぶん10年以上前)から施設の老朽化が進み、配管などの腐食によって使用済み核燃料貯蔵施設の放射能汚染水が環境に漏洩し、日本海に垂れ流しになっていたことが明らかになった。

 今回、別のトラブルで原因を調査中に、たまたま関係者が偶然、漏洩を発見し、2.3トンが日本海に垂れ流されたと発表しているが、それを信じる者はいない。見過ごされた期間を考えれば、おそらく数百トン以上だろうと観測する者が多い。
 韓国が、公正に真実を報告することはありえない。すべて自国側の過失を矮小化する習性がある。逆に、日本のような敵対国の過失は、鬼の首を取ったように何十倍にも拡大して追求しようとする。

 私は、プラント検査の知識があり、使用済み核燃料冷却水の漏洩に関係する設備が、おそらく過去数十年間、一度も検査点検されていなかったと確信している。
 漏洩箇所は、エロージョン・コロージョンで腐食しやすい配管部分だと思われ、おそらく直流電流の漏洩による電解腐食と流体浸食の複合的減肉による穴開き漏洩を起こしたのだろうと考える。

 実は、多種類のアイソトープが含まれた使用済み核燃料汚染水には電気的に異常な特性があって、原発配管における電解腐食の挙動は、調べてみなければ分からない状態だ。
 だから、頻繁な非破壊検査(最低1年毎)が必須であり、韓国は、それを放棄してきたようだ。

 月城原発と古里原発は、いずれも老朽化していて、過去に何回も似たような放射性物質漏洩事故を起こしていて、韓国政府も、一度は問題原子炉を廃止することを決定したほどだ。
 https://www.youtube.com/watch?v=zSf-w5j0W7k

 問題は、韓国の原発は、ほとんどPWR加圧水型の莫大なトリチウムを環境放出するタイプなのだが、わけても月城原発は、CUNDU炉というカナダで開発した低品位ウランでも核分裂を起こすが、PWRよりも、さらに桁違いのトリチウムを放出するタイプということだ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/CANDU%E7%82%89

 CUNDU炉は、中性子の減速及び燃料の冷却に、主に重水を使用するため、BWRの数十万倍のトリチウム生成が避けられず、大半が冷却水や排気筒から外部環境に放出されてしまう。
 カナダ、ピカリング原発では、トリチウム汚染のため、周辺住民のダウン症発症率が85%上昇したことが、グリーンピース調査団によって明らかにされた。
 http://www.jca.apc.org/mihama/News/news125/news125tritium.pdf
 
 今回も、漏洩した使用済み核燃料プールには、莫大なトリチウムが含まれていたことは確実だ。しかし、韓国側(原子力安全委員会)は、なんと普通のガンマ線測定器で、セシウムのガンマ線をリットル数ベクレル、検出しただけと、ぬけぬけと発表した。
 これを見て、韓国も日本も、原子力関係者には、ひどい嘘つきしかいないと再確認させられた。

 使用済み核燃料汚染水の主役は、トリチウムとストロンチウム90であり、いずれも一般的ガンマ線測定器では測定不可能である。ほぼセシウム137しか検出できない。
 トリチウムは、弱いベータ線専用の測定器が必要で、ストロンチウム90の場合は、イットリウム90を放射平衡分離して、ベータ線測定器でなければ測定できない。汚染を定量化するには十日近くかかるのだ。
 だが、いずれも、生物には激しい毒性を示すことが分かっている。トリチウムの場合、エネルギーが弱いことが、かえって細胞親和性を高めるのだ。

 トリチウムは水素であり、ストロンチウム90はカルシウムに近い元素であり、いずれも人体親和性が極めて高い危険なアイソトープである。
 さらにトリチウムは半減期が12.3年、千分の1減期が120年、ストロンチウム90は、半減期が30年、千分の1減期が300年と、極めて長寿命であり、簡単に消えない。

 だから、今回の日本海に漏洩した汚水には、莫大なトリチウムとストロンチウム90が含まれていたのは確実である。それは日本の福島沿岸汚染水排出とまったく同じ意味を持っている。
  https://japan.hani.co.kr/arti/politics/39736.html

 福島第一原発汚染水放出についても、実は、問題になる本当の汚染は、トリチウムとストロンチウム90である。これは「濃度が、薄めることによって基準の数分の一以下だから問題ない」と政府と東電が説明しているが、実はとんでもない嘘である。
 いずれも生物濃縮を引き起こすのだ。ストロンチウム90は数十年にわたる海洋食連鎖によって100~1000万倍に濃縮される可能性が示されている。
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6061368.html

トリチウムについては、無機水素なのだが、植物や水性生物が取り込むと、有機化(OBT)されて、毒性が数万倍に高まることが知られている。
 東電も政府も、この事実を完全に無視し、メディアも一切語っておらず、大半の国民が政府の宣伝に欺されているのだ。
https://saiban.hiroshima-net.org/tritium.html

 ここで、日韓両国民が欺されている問題を明らかにする。ネット上でも、妙佛やフィフィも政府や原子力産業に欺されたまま、平気で汚染水放出の正当化に加担している。
 月城も、福島も、海に漏洩したトリチウムやストロンチウム90の汚染が、人体に影響を及ぼすのは、数十日や数百日のオーダーではなく、数年や数十年のオーダーである。
 これを、両国政府もメディアも口をつぐんで、国民を欺し続けてきたのだ。

 生物親和性の強いアイソトープが、薄まったとしても、ゴカイなどの水性生物が取り込み、沿岸小型底生魚が取り込み、さらに大型魚が取り込み、生態系最上位の鮪やクジラなどにたどり着いて高い濃縮を受けるまで数年~数十年かかる。
 それを人間が食べるのだ。

 私は小林麻央の死について、花柳界への汚染高級魚のプレゼントを疑っている。稀勢の里が筋肉を痛め横綱を手放したのも、タニマチ筋からの贈呈高級魚にちがいないと考えている。大谷翔平が靱帯を痛めた理由も怪しい。
 こうした放射能汚染による超長期的被害は、まず因果関係が明らかにされない。
 だから、生物濃縮のメカニズムを理解し、自分で判断するしかないのだ。
 汚染水の海域で取れた魚は食べては行けない。

 今回の月城原発汚染水漏洩事故をみて、おそらく近いうちに中国や韓国、日本での放射能漏洩が頻発し、海洋が汚染されることで、やがて我々は海水魚を食べられない時代がやってくるような気がしてならない。

実は、元旦の能登地震でも、志賀原発が地震によって、使用済み核燃料プールの水が日本海に大量に漏洩したことが分かっている。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/5a0c0ea1940ba125cc252c42fd678a11e9d7daeb

 この問題について、いったいどれだけ漏れたのか、冷却水の汚染レベルや核種は何であるのか、政府も原子力規制委員会も完全に口をつぐんだまま、一切語ろうとしない。
 使用済み核燃料は、核分裂による経年変化によって、ピンホールやクラックなどで、たくさんの損傷があるのが普通で、だから人間が触れることができない。

 だが、使用済み核燃料冷却水に含まれる放射能は、決して侮ることのできないものだ。汚染の主役は、セシウム137、ストロンチウム90とトリチウム(PWR)だが、実は、アクチノイド、マイナーアクチノイドなど超危険核種も大量に含まれている可能性がある。
 でなければ、原発構内でも絶対に人を立ち入らせない厳重管理区画になってるはずがない。冷却プールに人が飛び込めば、被曝で死ぬ可能性もあるのだ。
 ただし、死ぬまで途方もない地獄の苦痛と時間がかかるだろう。

 50年くらい前、関西電力敦賀原発で、作業員が誤って冷却プールに転落する事故があった。
 このとき、作業員が生きたまま、救助せず、ドラム缶に入れて、そのままコンクリート詰めにして海に投げ込んだと噂されていて、確か堀江邦夫さんの原発ジプシーに紹介されていたような気がする。

 それほど、汚染水プールは危険なものということだ。(事件の詳細資料が手元にないので、正確とはいわない)
 私は、原発ジプシーを読んで、原発構内に検査員として潜入しレポートしようと考え、20種類近いライセンスを取得したが、原発入口で追い返された。
 ベ平連デモでの逮捕歴が、関西電力に知られたことが理由だった。関西電力は、堀江邦夫氏以来、もの凄い警戒をし、警察庁から天下りで幹部を大量に引き入れていたのだ。