知的障害者に対する極悪冤罪事件 | tokaiama20のブログ

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 “冤罪”で12年服役の女性「ひきょうなやり方をするんだな」 ウソの自白させた警察官が法廷に 捜査の正当性をかたくなに主張 5/23
 https://news.yahoo.co.jp/articles/1f6ba9e5eed6b1a3cb89a562000d1e05d848046a

 西山美香さん:ひきょうなやり方をするんだなとすごい思った。
 裁判の最大の山場を終え、冤罪被害にあった女性は落胆の表情を見せた。

 ■厳しい取り調べで「否認しても無理や」と自白を引き起こし やり直し裁判で“無罪”確定
 滋賀県の湖東記念病院の看護助手だった西山美香さん(44)は、入院患者を殺害したとして12年間服役したが、やり直しの裁判で事件の存在そのものが否定され、無罪が確定した。

 当時、逮捕の決め手となったのは西山さんの“自白”だったが…
 西山美香さん(2017年):(患者が)亡くなった時の写真を机に並べて、『これを見て何も思わないのか、責任を感じないのか』と。厳しい取り調べを受けていたから『否認しても無理や』と思って…

 やり直しの裁判の判決では、西山さんに軽度の知的障害などがあることに加え、取り調べに迎合しやすい傾向があると指摘。「警察官はこれらを認識したうえで、西山さんが知り得なかった情報を教えるなどして、不当に誘導し、ウソの自白を引き起こした」と認定している。

 ■捜査機関の責任を追及する裁判 取り調べした警察官「一切ない」と否定
 その後、西山さんは捜査機関の責任を追及する民事裁判を起こしていて、23日、当時取り調べを行った滋賀県警の現職警察官が出廷した。
 (滋賀県警=2019年現在、長浜警察署刑事課長・警部=山本誠 ほとんど処分を受けていないので2024年現在は昇進している可能性。2022年に米原署地域課長に名前がある https://police-jinji.com/kinki/shiga/1972.html

 -Q.逮捕前の自白について
 取り調べを行った警察官:西山さんは『刑事さん、私の不安を取り除いてください。私がしたのは人殺しです』と話したが、供述に変遷があったので信用しなかった。しかし、後日まっすぐ私を見て、涙ながらに話し始めた。

 西山さんの代理人弁護士:机の上に亡くなった方の写真を並べて『何も思わないのか』と言った?
 取り調べを行った警察官:一切ありません。
 取り調べでの誘導や指示などについて繰り返し尋ねられたものの、警察官は「一切ない」と否定した。

 西山さんの代理人弁護士:あなたは、西山さんが患者を殺害していると思っているのか?
 取り調べを行った警察官:再審無罪の判決が出ております。組織の一員として、取調官として捜査した。私がお答えすることはできません。

 滋賀県警はこれまで捜査に問題がなかったとする姿勢を崩していないが、核心を突いた質問に対し、警察官は明確な回答を避けた。

 裁判終了後、
 西山さんの代理人 井戸謙一弁護士:(警察官は)組織を守るための証言に終始した。裁判所も言っていることは不合理で、(警察官の証言は)信用できないという印象を、色んな点で与えたのではないか。

 西山美香さん:(警察官は)いまでも犯人と思っていると言うか、再審無罪が出たので『犯人と言えない』と言うかと思ったが、変にごまかされたので、あんなもんだと思うしかない。
 来週の裁判では当時、捜査を指揮した元警察官の証人尋問が行われる予定だ。
(関西テレビ「newsランナー」2024年5月23日放送)
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 引用以上

 非常に詳しいまとめ記事があった。詳細な情報まで描かれ、全貌がわかりやすい。
 西山美香の冤罪や刑事・山本誠の現在!知的障害の生い立ちや家族も総まとめ
 https://newsee-media.com/nishiyama-mika/2

 

 

 

 



 湖東事件 日弁連
 https://www.nichibenren.or.jp/activity/human/retrial/shien/koto.html

 湖東事件再審直前にアップした私のブログから
 松橋事件と西山美香事件、再審無罪の意味 2019年03月29日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081202.html

  警察官が捏造した犯罪 2020年02月01日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827662.html

  犯人とされて12年の服役を強いられた西山美香さんは、軽度知的障害だった。

 【小出将則医師(55)=愛知県一宮市、一宮むすび心療内科院長=は、両親との面接、すべての手紙、小中学校の通知表、作文を調べた上で臨床心理士の女性(50)と西山受刑者の発達・知能検査に臨んだ。
 結果は知能が「九~十二歳程度」で軽度知的障害と判明。不注意や衝動性がある注意欠如多動症(ADHD)が明確になり、こだわりが強い自閉スペクトラム症(ASD)も「強い傾向」が示された】

 西山さんの障害は、面会した相手に気に入ってもらおうとして、相手が望む答えを言ってしまう傾向である。また、異性経験のない西山さんに対し、滋賀県愛知川警察は、取り調べに若いイケメンの山本誠を送って、異性的興味から誘導を引き出そうと画策した。
 元々、相手に気に入られたいと誘導されやすい西山さんは、山本の用意した罠に、まんまと引っかかって、ありもしない=存在自体がありえないと、たくさんの医師が殺人を否定したにもかかわらず、自分で、呼吸器チューブを抜いたと「自白」させられてしまった。

 司法には、西山さんのような特異な障害を扱った経験もほどんどなく、自白したのだから有罪と、殺人罪で12年の服役を強要されることになった。
  https://toyokeizai.net/articles/-/206947

 冤罪を捏造された西山美香さんは、「被害者とされたTさん」の呼吸チューブを抜いて呼吸不全で死亡させたと「自白」させられた。しかし、チューブは抜けていなかった。このため、山本取調官は、慌てて、後から西山さんが再びチューブを戻したと追加自白させた。

 Tさんを診療した数名の医師は、「Tさんの死因は、呼吸不全でなく、カリウム値低下性の急性心不全である」と証言していた。
 「窒息死」と報告したのは、検死官解剖医だが、彼は、警察の調書を先に読んでいたために、強い先入観から、チューブが抜かれたと勝手に想像して「殺人」という冤罪を捏造したのである。

 この事実は、最高裁まで弁護団が鋭く追求したにもかかわらず、裁判官たちは「自白」偏重の観念に引きずられて、科学的な分析を拒否し、西山さんを有罪と決めつけた。
 こうして、「病死」であったTさんの死因は「殺人」として捏造され、この世に無実の殺人犯が登場し、「司法による正義の鉄槌」を受けて12年間者服役を強要されたのである。
 https://www.chunichi.co.jp/article/feature/newswotou/list/CK2017082002100013.html

 服役後の西山さんの再審請求は、検察側のメンツ主義によって、袴田事件と同じように何度も嫌がらせのための抗告によって先延ばしにされたが、3月19日最高裁は再審を確定した。
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42638040Z10C19A3CC0000/

 私は、戦後に起きた、たくさんの冤罪事件を見てきて、共通するのは、取り調べ警察官が、手柄欲しさに、被疑者が無実であっても証拠を捏造してまで無理矢理有罪にする手口である。
 取り調べの過程で証拠が集まってくれば、当然、警察も検察も、被疑者が無実であることを知る機会がいくらでもあるのだが、彼らは自分たちのメンツのために、そうした被疑者に有利な証拠は隠蔽してしまうことが大半である。

 私が本当にひどいと思ったのは、鹿児島県警による志布志事件と、福岡県警による飯塚事件だが、松橋事件も熊本県警で、九州の警察は、とりわけ冤罪捏造の悪質な手口が多いという印象である。

 志布志事件については、戦後冤罪史のなかでも特筆すべき、大規模な悪質でっちあげ事件であり、これも、そもそも犯罪事実が存在しないものを、取調官の想像力だけで犯行を捏造したのである。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%97%E5%B8%83%E5%BF%97%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 想像力だけで、これほどの大事件を妄想し、大量の善良なる生活者を一年以上長期拘束して苦悩を与えた警察官に対し、完全無罪判決後、与えられた処分は、たったこれだけである。冤罪被害者の村民には、1年の拘束と、拷問的取り調べの対価として460万円が支払われただけだった。

 黒 健治(当時の志布志警察署署長) - 本部長注意
 磯部 一信(警部・捜査主任) - 所属長訓戒
 濱田 隆広(警部補) - 3ヶ月間減給1/10

 被疑者とされた村民には、自殺に追い込まれた者もいた。警察が証拠を捏造して、ありもしない犯罪をでっちあげたことに対し、訓戒と減給一割という「処分」は、ほとんどないに等しいもので、我々を激怒させた。
 戦後起きた大半の冤罪事件は、警察官による手柄狙いの証拠捏造が大半だが、それによって処分された者は皆無に等しい。これでは、司法官は、冤罪を作りたい放題である。何の処分も受けないのであれば、例え批判されても、証拠を捏造し続けるであろう。
  
 冒頭に紹介した、松橋事件、そして西山美香事件、志布志事件、こうした悪質な冤罪でっちあげに対しては、私は、司法制度の上に立つ監査機関が存在しないことによる弊害だと何度も指摘してきた。
 日本は、過去一世紀にわたる司法取扱事件を、再度検証し、過ちや責任の所在、さらに処分を行う超司法機関を作らなければ、正義を実現できないと強く確信する。

 少なくとも、過去50年に、冤罪証拠を捏造した=例えば、袴田事件における紅林麻雄のような悪意に満ちた警察官を、全員、法的に処分し、追放する仕組みを作らなければならない。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E6%9E%97%E9%BA%BB%E9%9B%84

 司法機関全体、警察・検察・裁判を検証し、過ちを見いだしたなら追求し、処分する姿勢があってこそ、司法に対する国民の信頼を担保できるのである。
 ただし、今の安倍晋三マフィア政権なら、この機関さえ私物化する可能性が強いので、まずは、民主的な正義を実現できる政権を作り出すことが先決であるが。
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 自分のブログから引用以上

 死んだTさんを診察していた現場の医師たちが口を揃えて、「Tさんの死因は、呼吸不全でなく、カリウム値低下性の急性心不全である」と証言していたにもかかわらず、西山さんによって、意図的に呼吸チューブが抜かれた「殺人事件」だと決めつけて立件したのは、警察の委任した検死官解剖医だった。
 かれは、西山さんたち障害者に対する、蔑視=予断と偏見に満ちた人間性だったのだろう。

 この男の氏名と現在を調べたのだが、もちろん警察が明らかにするはずがないが、これは医療過誤よりも悪質な医療犯罪である。
 自分の勝手な思い込みによって、妙齢の女性を無実の罪をでっちあげて12年間も牢獄に閉じ込めたのだ。

 しかも、無実の西山さんに対し、これほど卑劣な手口があるのかと驚愕するほどの悪質な取り調べを行って投獄させたのは、滋賀県警の山本誠(警部=現在は米原警察地域課長?)だった。
 出所後、冤罪が明らかにされたときには、もはや女性としての華やかな時代は終わっていた。もう取り返しがつかないほどの12年間の投獄だった。

私は、自分に起きた事件と対照して、警察に対する憤りでやりきれない。警察の硬直した権力主義=権威主義による人権破壊について、後に冤罪や不正行為が明らかになっても、ほとんど処罰を受けず、間違いが是正されない日本の権力構造に対して激しい怒りを押さえることができない。

私に起きた事件は、何回も書いているのだが、未だに何一つ解決できず、中津川警察の不正行為も処罰されず、犯人のAも何一つ処罰されず、私のすぐ近所で普段通りに生活しているどころか、我が家の郵便に不審な嫌がらせを続けている疑いがある。

 私の家から、10万円もする携帯無線機やさまざまな工具類が消え始めたのは2018年頃だったが、2021年頃、センサーライトを設置して見張りをしているとき、近所のAが上下真っ黒な衣服を着て来ているのを見つけた。
 普段足を引きずってみせているAは、センサーライトがついた瞬間、まるで陸上選手のように、全力で一目散に自宅に逃げ帰った。80歳近い老人の動きではなかった。

 Aは、私が移住した2004年頃から、私に対して不快な嫌がらせを繰り返す人物だった。私は報復として鶏を大量に飼育したりしたが、それはやりすぎだった。
 Aが盗んでいったものは、ステンレスの60センチスケールやロングプライヤー、ハンマー、出刃包丁などで、なぜか電動工具は含まれなかった。
 これらは、プロの窃盗団が侵入に使う工具のように思えた。ロングスケールは、かんぬきを容易に外せる道具なのだ。Aはプロの窃盗団だと確信した。

 これに怒って、私は蛭川駐在所に盗まれたものを殴り書きして駐在所に三回も置いた。だが、一切、事情聴取はなかった。蛭川駐在は、加藤博也という人物が担当しているが、普段の勤務は中津川警察本署なのだ。
 そこで本署に電話すると、「アンタの言っていることはウソとしか思えない」と返答がきた。一度も事情聴取さえ行わないのに私の被害報告が全部ウソだと決めつけていたのだ。

 最近、被害の訴えに耳を貸さない警察官が処分を受けて退職に追い込まれたとのニュースがあった。
 加藤博也の態度は、まさに処分に値するものだったが、問題はそれからだった。

 私はAが我が家から盗んだものを近所の山林に隠しているのではないか? と鉈を手に捜索を始めた。このとき、自宅前に、たまたまAの妻が通りがかり、彼女がAの共犯であると考えていた私は「盗んだものを返せ」と言うと、妻はすぐに警察に「鉈を持った男に襲われている」と電話をした。
 飛んできた中津川警察に私は逮捕されることになった。

 これで正規の事情聴取を受けて記録に残すことができると私は期待したのだが、私はなぜか「確保」であって逮捕ではないことにされた。中津川署に勾留されたのだが、その夜の取り調べで、夜中の12時頃、恵那保健所の50歳前後の女がやってきて「あんたは、おかしい!」と連呼し始めた。

 何か異様な雰囲気で、恐ろしい予感がしたが、私は、そのまま郡上市の慈恵会精神病院に連れて行かれた。そこで若い精神科医から「アンタはおかしいから一晩泊まって行け」と通告された。(一晩は真っ赤なウソで、強制入院を示唆していた)
 
 それから、中津川警察に帰ったのだが、このとき、兵庫県に住む、私の姉に「アンタの弟は精神異常だから強制入院させることを承諾せよ」と、何回も電話が入っていた。
 もし、このとき姉が承諾していたなら、私はそのまま永遠に精神病院に閉じ込められた可能性まであった。

 だが、姉は「私の弟はウソをつくような人間ではない」と拒否し、おかげで、私は翌日、飛んできた姉とともに返されたのだが、このとき棚橋という警官がついてきて、自宅への帰還は禁止、一ヶ月姉の家に行けという命令を行い、私は家に帰ることを許されなかった。

 私はエアコンを付けっぱなしていたこともあって、法的根拠の曖昧な命令を無視して一週間以内に帰宅したのだが、そのとき、中津川警察が、裁判所の捜索令状を取らずに勝手に、我が家を捜索した証拠を見つけた。
 さらに驚いたのは、監視カメラに私の捕獲の様子が映っていたはずなのに、完全に削除され証拠隠滅されていたことだった。
 警察というのは、自分たちの正当化のためには、どんな非合法なことでも平気でやるのだと思い知らされた。

 この事件は、結局、蛭川駐在所の加藤博也が、私の訴えを虚偽と決めつけて事情聴取を一切していないことで、これは明らかな警職法違反なのだが、「私がウソをついている」というストーリーを死守するために、中津川警察は正規の事情聴取を拒否し、私を精神病者に仕立て上げようとしたのだ。

 私は、この卑劣な手口を糾弾するため、岐阜県警監察課や多治見検察庁、日弁連にまで出向いて救済を求めたのだが、なぜかすべて拒否された。特に日弁連は、ひどかった。
 「却下」の紙一枚を寄越して終わりだった。日弁連は人権を救済しない組織だったのだ。

 岐阜県警は、加藤博也の「私がウソをついている」との報告を大前提にして、それを正当化しようとした。私は精神異常者であり、Aによる私への窃盗は虚偽だと決めつけたのだ。
 これで中津川警察署の本質を思い知らされた私は、すべての救済手段を失い、残された唯一の方法は、この事件を記録して出版し、蛭川全世帯に配布することを決意した。

 とっくに原稿は完成しているのだが、問題は、Aの窃盗を証明する侵入などの決定的証拠が得られていないことだった。もちろん、犯人が写っている写真はいくつかあるが、いずれも個人を明確に特定できないものだった。
 だが20年間嫌がらせを続けたAが、また侵入しないはずはないと考え、十分な証拠記録保全の準備をしているのだが、Aは2022年11月を境にピタリと侵入をやめた。

 なぜかと考えると、私のところには加藤博也は一度も事情聴取をしなかったのだが、Aの家には数十回も訪れていることを目撃した。
 このとき、加藤はAに対して、侵入すれば中津川警察のメンツが潰れると説得していたのではないかと私は想像している。

 警察は、最初の見立て、先入観念=予断と偏見に極端なほどこだわり、見立てストーリーを証拠を捏造してまで死守しようとするのだ。
 私が10カ所以上の監視カメラを設置していても、Aの侵入を一切信用しなかった。私が「異常者」という見立てに外れるからだ。
 後に、加藤博也が私を異常者と決めつけていた理由も判明したのだが、これは恐ろしい背景があるので別の機会に書く。