リニア新幹線には未来が存在しない | tokaiama20のブログ

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すでに何度も書いていることだが、川勝知事が反対しようが賛成しょうが、リニア新幹線が事業として大失敗する運命であることは約束されている。
 今回は、その理由を述べる。

 ① 日本社会は、自民党の悪政によって縮小崩壊の一途である。人々は貧しくなり、若者たちは子供さえ育てることができない。子供を作っている若者の大半は、両親の援助を受けているので、援助のない孤立家族では、事実上子育ては不可能なのだ。

 日本国の人口は際限なく減少している。
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 上の青線が日本の人口推移。2024年現在は、1億2410万人である。すなわち左端の1990年と同じになっている。このまま人口減少が続けば、移動ニーズが減少することも必然である。

JR東海は、川勝知事とは無関係に、リニア新幹線の開業を2031年まで延期すると公表した。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240404/k10014412681000.html#:~:text=JR%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E3%81%AF%E3%80%81%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E4%B8%AD,%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8C%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

2031年の予想される日本の総人口は、1億1200万人と国立人口研究所が予想している。しかし、このまま消費税継続による需要減退=国民経済の矮小化が続くなら、私は1億人だって危ういと考えている。
 それは韓国における予想を桁違いに超える人口減少が、危機を端的に示している。
 https://www.jiia.or.jp/research-report/korea-fy2023-02.html#:~:text=%E3%81%A0%E3%81%8C%E3%80%81%E9%9F%93%E5%9B%BD%E7%B5%B1%E8%A8%88%E5%BA%81%E3%81%AF,%E6%87%B8%E5%BF%B5%E4%BA%8B%E9%A0%85%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%82

 自民党も経団連も、消費税が国民需要の首を締め上げて、日本経済に巨大な足枷をはめている認識がないといっていい。財務省はアメリカ経済の飼犬といってもよいほど、一種の宗教的な引き締め主義に固執しているのである。
 正直、こんな愚かな連中が国を支配している以上、日本国は風前の灯火なのだ。

 ② 総人口が減ってゆけば経済規模も縮小する。何よりも、交通ニーズが減少する。さらに追い打ちをかけるように、事務手続きにおいて生身の人間による接触を必要としない、「テレワーク」が導入されるようになり、あらゆる職種でバーチャル的事業が行われるようになった。

 物流のために本当に必要なものは、トラック輸送くらいしか残らない。営業が新幹線を使って現地の業者と「商談」を行うようなスタイルは、もはや平成以前の遺物になってしまっている。今では、大きなスクリーンで、バーチャル対話、商談を進める事業者が普通になっている。
 だから。旧来の新幹線さえ、もう必要がないのだ。事業担当者に代わって、現在の新幹線利用の主役は、インバウンド観光客と国内観光客なのだ。

 新幹線利用者数の推移グラフを探したが、コロナ禍が一段落した2023年を含めた長期的推移のデータが、まったく出てこない。おそらく利用客がインバウンド以外、回復していない事実が知られると、リニア新幹線建設の合理性に疑義が生じるため、隠蔽しているのではないか?

 2019年まで、新幹線利用者の7割はビジネス客といわれてきたが、コロナ禍によりテレワーク、バーチャル商談に移行してから、コロナ禍が収束しても元に戻るとは思えない。
 なにせ、新幹線で生身の人間が移動する手間と費用に比べて、バーチャル商談は何桁も安く上がり、しかも、詳しく対話できることで間違いも少ないはずなのだから。

 つまり、飽和が懸念された東海道新幹線ですら、インバウンド客以外、需要の拡大が見込めないのである。まあ、しかし新幹線が見捨てられることはないだろう。
 JR東海によるリニア新幹線の建設理由として、東海道新幹線インフラの老朽化と更新事業が挙げられていた。代替輸送手段として、リニア新幹線が必要なのだという。
 しかし、利用客の激減が見込まれるなら、代替手段は、航空機や在来線でも十分ということになり、新幹線の4倍の電力を馬鹿食いするリニアの価値は薄い。

 リニア新幹線が開業する2031年には、観光や里帰り以外で、生身の人間の移動需要が大幅に減ってしまうことが約束されている。
 建設費用の爆上げから、運賃が新幹線より5~8%しか上がらないという故、葛西敬之の説明は、今では絶望的であり、どんなに安くしても品川~名古屋間は15000円を下回ることはありえないといわれている。

 自民党と経団連がタッグを組んで、大増税と賃金抑制で、日本国民をどんどん貧しくさせてきた結果、今や若者たちは、自家用車さえ買うことができなくなっていて、金のかかる遠出観光も敬遠するようになっている。
 子供を作れないから家族も少なく、夫婦で満足できるライフスタイルに自家用車は存在しないし、高額のリニア乗車も、物珍しさのある最初だけだろう。
 一度乗れば十分だ。そんな金があれば、ディズニーランドでも行きたいのだ。

 まあ、消費税が廃止されれば、国内経済が爆発的に活性化するので、リニア新幹線も廃墟化を免れると思うが、今の自民党や経団連、財務省職員の知性を考えれば、無理だろう。開業して数年で廃墟の心霊スポット化が約束されているようなものだ。

 ③ しかし、上に述べたような問題は、事業を構想開始した2010年頃にはわかりきっていたはずだ。
 この計画は、安倍晋三と、その最大の後援者といわれたJR東海、葛西敬之によって推進された。安倍晋三の背後には、竹中平蔵がいた。
 リニア新幹線が構想された本当の理由は、そのメンバーに秘密が隠されている。

 竹中平蔵が小泉政権時代に画策した「首都移転構想」の候補地と、リニア新幹線経路を重ねてみれば、それが鮮明に分かる。
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上の地図で、首都移転候補地の岐阜愛知は瑞浪市日吉地区である。三重畿央は鈴鹿市~伊賀盆地付近である。栃木県は那須町付近だ。
 右側のリニア駅を見ると、岐阜県駅は中津川市で、瑞浪市の隣であり、すでに不可解な連絡道路建設や橋梁工事が進んでいる。
 そして三重県駅も、候補地の鈴鹿市と一致している。
 もしかしたら、将来、リニアは那須町方面に延伸される可能性がある。関西は大阪をかすめて竹中平蔵が二束三文で買い占めている淡路島に向かうという噂もある。

 また、竹中兄弟が乗っ取ったミサワホームが、これらの土地を大規模に買い占めているとの噂もある。竹中平蔵は狡猾であり、自分は決して表に出ないように工作をするのでわかりにくいが。
 リニア新幹線構想は、実は小泉政権時代に、竹中平蔵によって首都圏移転構想のなかで計画されたものだったのである。
 日本史上最大の「政商」と評されている竹中平蔵が、この利権に目をつけないはずがないのだ。

 ④ リニア新幹線の本当の目的は何か?
 実は輸送力の拡大とか、東海道新幹線更新工事の代替路線では絶対に説明できない無理筋の本質が存在している。
 その最大の無理筋とは、電力である。リニア新幹線は電力を馬鹿食いする。実に新幹線の4倍の電力が必要なのである。
 https://power-hikaku.info/column/linear.php

 品川・名古屋間だけでも、静岡市と同等の電力が必要であり、品川・大阪が開業すれば、大規模な原子力発電所を増設しなければならなくなるとされている。
 すでに、私の住む中津川市では、笠置山に巨大な送電網が建設され、ちょうど電線の懸架を終えたところだ。この高圧送電網は、若狭原発群に直結している。

 つまり、若狭周辺の関西電力が保有する15基の原発のうち6基が再稼働しているが、残りの9基も再稼働する口実として使われるということだ。
 また、世界最大の休止原発である柏崎原発・浜岡原発の再稼働の理由にもなる。

 ここで見えてくるリニア新幹線計画の本当の理由は、実は原発新設と再稼働にあるのではないかという疑惑である。
 それは、この計画の背後に鎮座している竹中平蔵が、ダボス会議の常任運営理事であることに関係している。

 ダボス会議のユダヤ金融資本は、世界中の化石エネルギー利用を禁止して、エネルギーを電気に一元化し、それを原子力発電で賄うという計画を公言してきた。
 世界中にEV車を普及させようとしたのも、その一環であり、リニア新幹線計画も、電力を浪費して、原子力発電を導入しやすくしてくれる大切なアイテムなのだ。

 世界を電気に一元化し原発を稼働させなければ、二酸化炭素が気候変動を引き起こして人類の未来は存在しないというわけだ。
 そして口にこそ出さないが、最大の二酸化炭素排出者である人類を何桁も減少させなければ、自分たちの未来も存在しないと考えていることが明らかだ。

 ダボス会議の事実上の創立者であるキッシンジャーも、ビルゲイツも、ことあるたびに人口削減を口にしてきた。
 ビルゲイツが、その方法として「ワクチンが使える」と主張しているも有名だ。
 
  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828313.html

https://www.nicovideo.jp/watch/sm42591447?ref=search_tag_video&playlist=eyJ0eXBlIjoic2VhcmNoIiwiY29udGV4dCI6eyJ0YWciOiJcdTMwZDNcdTMwZWJcdTMwZmJcdTMwYjJcdTMwYTRcdTMwYzRcdTRlYmFcdTUzZTNcdTUyNGFcdTZlMWIiLCJzb3J0S2V5IjoiaG90Iiwic29ydE9yZGVyIjoibm9uZSIsInBhZ2UiOjEsInBhZ2VTaXplIjozMn19&ss_pos=8&ss_id=8ab20772-5034-4b3c-8939-3f4813778297

  ビル・ゲイツ 「ワクチンで人口削減が可能」(2010年頃の発言)
  https://www.nicovideo.jp/watch/sm38860613

つまり、リニア新幹線は巨大な電力ニーズを作ることで、原発を再稼働、新設させ、日本社会を電気に一元化した社会に変えてしまおうとする、ダボス会議の「グレートリセット」という戦略に沿って計画実施されていると考えて間違いなさそうだ。

 ⑤ リニア新幹線が現実の社会的ニーズから大きく外れている理由
 それは、リニア駅が大深度=地下50m以上でないと建設できず、乗降にひどく時間がかかる問題が大きい。
  https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20240116b.html

  仮に、地下50mに乗車口があるとすれば、地表からエレベータやエスカレータを利用すると、片道5~10分はかかってしまう。乗り換えの移動は、水平部分もあるので、高層ビルのエレベータのようなわけにはいかない。
 あまりにも遠いので、乗り換え時間は、馬鹿にならない。
 品川・名古屋間を40分で運行できるというが、乗り換えに往復20分近く、両方の駅で30分もかかってしまったなら、現行ののぞみが1時間40分であるとして、リニアが40分でありながら、所要時間は1時間と10分、のぞみとの時間差は、わずか30分である。

 こうなると、もしも運賃で5000円くらいの差があるなら、多くの人はのぞみを選択することになるだろう。
 葛西敬之が発表した、運賃差700円は、もの凄い建設費高騰により今では夢物語なのだ。

 つまり、リニア新幹線には、物珍しさ以外の価値はない。最初はインバウンド客や物見遊山客が群がるだろうが、1年もすれば沿線の狸や狐を乗せるしかなくなるのだ。
 つまり、ディズニーランドやレゴランド程度の値打ちしかないのである。
 何度も書くが、自民党と経団連が、消費税を廃止しなければリニアは失敗する運命にある。経済が活性化し、若者たちが豊かになること以外に、リニアが役立つ日はやってこない。

 ⑥ さらに、現在、地球は数百年ぶりの地殻変動活性期に突入しているといわれる。
 リニア新幹線トンネルは、北米プレートとユーラシアプレートがせめぎ合って、巨大な活動でグズグズに壊れた「南アルプス破砕帯」を通過しなければならない。
 https://xtech.nikkei.com/kn/article/knp/column/20090701/533704/

 この地質は、国内土木技術の粋を集めてトンネル工事に取り組んだが、40年にわたって撥ねのけられてきた日本最難関工事の青崩峠トンネルと同じものだ。
 最近になって青崩トンネルを無理矢理開通させたとの報道があった。
 https://www.youtube.com/watch?v=uqornWzrwRM&ab_channel=NBS%E9%95%B7%E9%87%8E%E6%94%BE%E9%80%81%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9

 この破砕帯横断トンネルについては、地震専門家から深刻な警告が出ている。
 
リニア中央新幹線は地震に耐えられない 石橋克彦(神戸大学名誉教授)2022年10月22日
 https://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/linear_chuo_shinkansen.html

https://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/221016TakagiFundForum,Ishibashi.pdf
【リニア中央新幹線が南海トラフ巨大地震に対して無傷で,被災した東海道新幹線の代替として活躍するとは考えられない.
むしろ, リニア新幹線がなければ起こるはずのない新たな災害を生み出し,超広域大震災の救援・復旧・復興を大きく阻害することになるだろう.
リニア新幹線自体, 復旧不能で廃線となり, 震災遺構になるかもしれない.】

 一部抜粋引用 詳細は上のリンクから読んでもらいたい。

 石橋教授は、建設工事中にも南海トラフ巨大地震の洗礼を受ける可能性があると指摘している。もしも供用期間中に起きたなら日航123便事故にも匹敵する、もの凄い大事故になる可能性がある。
 こんなリスクを冒してまでリニアに数十兆円の血税を注ぎ込む必然性は存在しないとしている。

  リニア新幹線とは何か? 2023年10月23日
  http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6079508.html

  私の見解は、リニア新幹線は、日本という国家社会が滅亡に向かう象徴になるのではないかということだ。
 フクイチ事故を何一つ反省しない利権最優先集団が日本社会の主導権をとっている。
だから、必ず、巨大放射能事故が繰り返される。
 リニアのために、若狭原発群が再稼働されてゆく。そして、隠している日本列島断層が巨大な活動を行い、若狭PWR原子炉がメルトダウン事故を起こす。
 もうこれだけで、日本という社会に二度と立ち直れなくなるだろう。