トリソミーは殺せ! 出生前検査の問題 | tokaiama20のブログ

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 人類史上最大最悪の放射能汚染=大気圏核実験が大量に実施されたのは、1961年9月から1962年12月にかけてで、約244メガトンが爆発させられた。
  この量は、大気圏内合計数の57%、もしくは1万6250発の広島型原爆に相当する。 核保有五カ国がはじめて成功させた近代的水爆実験は、1.6メガトンから10メガトンをこえる爆発威力を伴なうものであった。

 放射能による胎児への影響は、おおむね8~15週の「器官形成期」に発生して、遺伝子を破壊し、可視的な奇形(四肢欠損)や非可視的な遺伝子異常(トリソミーなど)を引き起こすといわれている。
 したがって、胎内で妊娠三ヶ月程度に達し、被曝の影響を受けた人たちは、1962年7月~1963年9月頃に出生していることになる。

 調べてみれば、この期間に出生した人には「ぷっつん、宇宙人」の形容が与えられていることが多い。
https://snksnksnk.hatenablog.com/entry/20120620/1340161416
 興味のある方は、上のリンクに登場する人たちの生年月日を調べてもらいたい。
 
 アメリカ軍海兵隊で、この期間の出生者のIQを調査したところ、無被曝年出生者と比べて10程度低かったそうだ。(被曝国アメリカから引用)

 大気圏核実験の被曝出生者が就学したのは、1969年前後だ。私が高校に入るころだったのだが、この頃、日本の遺伝子障害児がピークに達していた。
 1970年前後の推移グラフを探したのだが、日本政府はこの種の表に出したくない資料を隠蔽する体質があるため出てこない。
 仕方なく、見つかった2005~2016年のデータを示す。

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 障害児数が10年で約2倍になっている(赤線)
 私の中学生のころ、いわゆる「特殊学級」というのが、どこの学校にもあって、多くはダウン症(トリソミー)の子が就学していた。現在は、「支援学校」と代わって学校も別になっていることが多い。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/attach/1396608.htm#:~:text=%E7%89%B9%E6%AE%8A%E5%AD%A6%E7%B4%9A%E3%81%AF%E3%80%81%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AE,%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AE%E5%AD%A6%E7%B4%9A%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

 以下は、1995年~2004年までの特殊学級就学数推移で、約3割増えている。


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 私も、中学生のころは、学校内でたくさんの遺伝子障害者を見かけたことを覚えている。わかりやすいのは兎口といわれる鼻下欠損で、当時は成形技術も未熟だったので、手術後もはっきりと分かった。一学年に数人くらいいたかもしれない。
 ダウン症は、驚くほど多かったが、やがて支援学級が独立して別に建設されたので、校内で見かけなくなった。

 最近、ダウン症などトリソミーや肉体的奇形の子供を見かけることがひどく少なくなったのだが、それは決して減ったからでないことは、上のグラフから鮮明に分かる。
 隔離されたのならまだマシだが、実は胎児のうちに殺されるようになったのだ。

 今回も現代ビジネスから引用する

 2024.04.06 「出生前診断」は本当に人を幸せにするのか…「90%の妊婦が中絶を選択」という現実に対する、小児外科医の「考え」
 https://gendai.media/articles/-/127198

 ――まず、大前提の質問をさせてください。医学が進歩して、赤ちゃんが生まれる前の検査で、先天的疾患などさまざまな情報が分かる時代になりました。実際に何がどこまで分かるのでしょう? そして、その情報は本当に人を幸せにしていると思いますか?

 松永「先天性疾患には大きく分けて二つあると思います。一つは、形態の異常です。つまり小児外科医や心臓外科医が内臓や心臓を手術して治す病気です。こうした病気は、ほとんど胎児超音波で診断がつきます。

 もう一つは、染色体や遺伝子の異常です。染色体の異常といえば、染色体が3本になっているトリソミーが多いです(注1)。10年前から話題になっている新型出生前診断とは、トリソミーの有無を妊婦の採血で調べる検査です」

 (注1)トリソミーとは、通常2本ある染色体が3本になっている状態を指す。生命の設計図に大きなエラーがあるので、脳や心臓や消化器などにさまざまな先天性疾患を合併する。
松永「手術で治る病気は、出生前に診断がつくことで赤ちゃんや家族に恩恵があります。外科施設が整った病院へ母体搬送して、生まれる前からケアできるからです。

 一方、染色体異常には治療法がありません。トリソミーの診断がつくと90%の妊婦が中絶を選ぶというデータがあります。中絶して幸せだと思う人はいないでしょう。そういう意味では遺伝情報の出生前診断は人を幸せにしているとは思えません」

 ――今回、『ドキュメント 奇跡の子』という作品を書こうと思ったきっかけを教えてください。

 松永「障害児の受容というのが、これまでずっと書いてきた私のノンフィクションのテーマです。ですが、今回の本は、18トリソミー(注2)の子どもを扱っていながら、受容はテーマではありません。なぜなら、両親が我が子を受容するという葛藤がなかったからです。その代わりにとても深い愛がありました。この家族愛を描いてみたいと思いました。

 最近、児童虐待の報道が多いですよね? うちのクリニックにも虐待を受けた子が来ます。今の時代に親と子の関係を問い直すというのは、とても意義があると考えました」

 (注2)18トリソミーとは、18番目の染色体(18番目に大きい染色体)が3本になっている状態。18トリソミーの受精卵は着床しても94%が流産・死産となり、生まれてくる確率は6%に過ぎない。生まれながらの合併奇形は脳や心臓だけに留まらず多数の臓器に及ぶ。

 松永医師
 ――本書で取り上げられている夫妻は、出生前の検査で18トリソミーが判明(深刻な先天性疾患が判明)して、その病院の医師から「治療はしない」、または「看取りだけ行う」と言われたそうですね。
 一方、転院先の病院の医師の診断を受けたところ、「その子にもっともふさわしい治療をおこないます」と言われました。実際、この夫妻の子どもは多くの障害があるものの、出生しました。

 なぜ、病院によってこんなに治療方針が違うのでしょうか。倫理的な観点と、医学的な観点、ふたつの観点からお話しください。

 松永「一昔前の医学書を読むと、〈18トリソミーは極めて予後不良で、1年生存率は10%〉と書かれています。つまり外科的な治療をすることが倫理的に正しいのかという議論があります。
 生命倫理の考え方の中には、『患者に利益を与えること』『患者に危害を加えてはいけないこと』という原則があります。重篤な疾患をいくつも抱える赤ちゃんに対して、手術を行うことは『利益』ではなく、『危害』だという考え方が以前からありました。

 したがって、日本を含めて世界の小児外科医や心臓外科医には、18トリソミーの子に対して手術をした経験がほとんどありません。外科医は経験知がない領域になかなか踏み出そうとしません。

 ただ、この20年で少しずつ変化が生まれ、一部の病院では積極的な手術が行われるようになりました。ある心臓外科医は、〈18トリソミーに対する心臓根治術の始まりが終わった〉と言っています。誰も手をつけなかった心臓手術が10年くらい前から始まり、症例を蓄積して手探りの時期が終了したという意味でしょう」

 ――本書に登場する夫妻の子ども(希〈まれ〉ちゃん)は両親の強い意志と医師の献身的な治療、手術によって、生命をつないでいきます。この治療と手術の記述は、筆者が医師だからこそ、ここまで書けたと思います。どのように取材しましたか?

 希ちゃん
 松永「希ちゃんのお母様が発信した SNS には、もちろんすべて目を通して、コピー&ペーストでWord に書き出しました。6万字くらいありました。SNS の内容は時系列になっていませんでしたし、重複も多かったので、整理するのはかなり時間がかかりました。
 これをベースに、あとはオーソドックにご夫婦にインタビューしました。すべてのインタビューにご夫婦揃ってお付き合いしていただけたことがよかったです。

 インタビューに関しては、これまでたくさんの経験を積んでいるので、十分に話を聞き出せたと思っています。また、私が小児外科医で、この本の中に出てくるほとんどの手術を実際にやったことがあるのでイメージ化しやすく、筆がスムーズに進みました。

 担当医からは話は聞いていません。話の視点がぶれるのはよくないと考えたからです。あくまでもご両親の心の動きを知りたかったのです」

 ――出生前診断を受けるか、受けないか。トリソミー(染色体異常)と診断され、先天性疾患の確率が高いと言われたら、生むべきか、生まないのか。悩みを抱えている人も多いのではないかと思います。生まれてきた子どもに十分な治療やケアを与えることができるのか、そんな不安も大きいと思います。本書には医療費に関する記述はありませんが、プライバシーに配慮しつつ、何か経済的な負担を知る手がかりになるようなデータやエピソードをお話しいただくことは可能ですか?

 松永「これはよくある誤解なんですが、障害児が生まれるとお金がかかると思っている人が多いようです。そんなことはありません。日本の障害児福祉はそんなに捨てたものではありません。まず医療費はかからないと考えて大丈夫です。特別児童扶養手当や障害児福祉手当を受け取ることもできます。

 また最近は、重度心身障害児を預かる児童発達支援事業所も増えつつあります。こうした所に子どもを預けて働いている母親もいます。

 それから新型出生前診断に関しては、みんなで議論してコンセンサスを得る性質のものではないと思います。個人の問題です。2022年度に新型出生前診断を受けた人は約2万人です。全妊娠がおよそ80万件ですから、ほんの一部ということになります」

 高齢での妊娠は遺伝子異常で先天性疾患の確率が高くなると言われているが、これは医学的にエビデンスがあるのか。そして、松永医師にとって「障害」とは何なのか。

後編記事『意識がなく、寝たきりで、呼吸器で息をして…「重い障害児は助けるべきではない」という意見に、小児外科医が反論する理由』に続きます。
https://gendai.media/articles/-/127199
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 引用以上

 私は、1990年代に、名古屋でツバメタクシーの運転手をしていて、ずいぶんとダウン症障害児の施設への送迎を行った。
 このとき、私が感じたことは、ダウン症の親たちの人間性が完成されていることだった。利己的な人など一度も見たことがない。
 私は、ダウン症の子供たちは両親に幸せを与え、親の人間性を高めるのだと思った。

 ダウン症に限らず、障害児を育てるということは、親の人間性をまるで神の領域にまで高めるのではないかと感じた。
 このとき、「役に立たない者は抹殺せよ」という植松聖やナチズム、優生保護法を上程した議員たちが、完全に間違っていることに確信を抱いたのである。

 人間は、「弱者を支える人生によって、限りなく人間性を高めてゆくことができる」ことが、人間社会の真実であることを知らされた。
 だから「優秀な者だけを残し、劣った者は排除抹殺せよ」という類いの、自国障害者40万人をガス室に送ったナチズム、そして数万の障害者たちの生殖能力を強制的に剥奪した日本の優生保護思想が、人類の未来にとって、どれほど有害無益なものであるかを理解した。

 以来、私のブログは、優生保護思想に対する批判で覆い尽くされている。
 また社会の落ちこぼれを自認する私の人生も、優生保護思想によって排除される運命なのだ。

 現在の出生前遺伝子検査で、トリソミーが発見されると9割の親は胎児を殺してしまうのだ。果たして、それでいいのか? と今回のリンク先は問うている。
 フクイチ事故が起き、一切反省しない原子力村や日本政府の利権第一主義を見ていると、必ず、第二第三のフクイチ事故が起きることは避けられない。
 次の地震で、若狭原発群や伊方、川内原発がフクイチと同じような破局放射能事故を引き起こすに違いないと私は確信している。

 今のように、放射能が遺伝子を破壊する事実に関心を持たない人が大半であるなら、これから日本人の遺伝子は破滅に向かうことは避けられない。日本人全員が遺伝子障害を持つことになると思う。
 そうなれば、出生前遺伝子診断で、非常に多くの胎児が殺される時代がやってきてしまう。
 こんなことで、日本の未来は守れるのだろうか? 

 私は、今の社会でトリソミー児を育てることの苛酷さを思うなら、9割の親が胎児を殺す判断をすることを批判することはできないが、少なくとも、この先に健全な日本社会の未来が存在しているとは、とても思えないのだ。
 むしろ、「日本は滅びるのだ」と、ますます確信せざるをえない。
 
 日本の障害児数は2005年から二倍になった。だが、それにはフクイチ事故の影響が含まれていない。おそらく2012~2024年までの障害児数のグラフが出てくれば、戦慄するものになるはずだ。
 だが、日本政府は安倍晋三政権以来、原発運営に都合の悪い統計データの捏造を始めたので、本当の遺伝障害者データは隠蔽され続けるかもしれない。

安倍政権による統計捏造の手口
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-475.html
 https://news.goo.ne.jp/article/mag2/nation/mag2-526198.html
 http://ginga-uchuu.cocolog-nifty.com/blog/2019/02/post-202.html

 もっと悪いことに、安倍晋三と一心同体だった二階俊博は、中国共産党の協力者だった。彼は、日本の遺伝子検査に、中国人民解放軍直営の遺伝子検査企業を招き入れた。
 現在の、日本における出生前遺伝子診断は、ほぼ100%、中国共産党企業によって行われている。
 太陽光発電と同じで、あまりの安さに日本企業は太刀打ちできないのだ。

  出生前検査の問題 2022年01月18日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5884248.html

  中国共産党の遺伝子情報に関する不穏な動き 2022年02月27日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5898516.html

 日本領土を侵略し、併合する意思を持っている中国共産党直系企業が、日本の出生前診断の大部分を独占しているのである。
 もし、政治的・軍事的にデータが利用されたなら、どうするつもりなのか?

 

 ちょっと待て、その染色体検査

 

 

 


 健全な胎児までトリソミーに仕立てて殺させてしまうことが、ないと言い切れるのだろうか?

 我々は、トリソミー胎児を殺す前に、トリソミー障害をもたらしている放射能汚染を解決することの方が先ではないのか?
 なお、トリソミーをもたらす核種として、トリチウムが挙げられている。
 現在、多治見市で莫大なトリチウムを環境放出する核融合実験が行われている。だから、やがて東濃地方全体でダウン症が増加することは避けられないと思う。
 https://www.foejapan.org/energy/fukushima/pdf/200414_ban.pdf

 https://eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp0897..html

 http://hokinet.jp/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E7%A8%BC%E5%83%8D%E5%BE%8C%E3%80%81%E7%99%BD%E8%A1%80%E7%97%85%E6%AD%BB%E4%BA%A1%E7%8E%87%E3%81%8C%E7%B4%84%EF%BC%96%E5%80%8D%E3%81%AB%E5%A2%97%E5%8A%A0-%EF%BC%882019%E5%B9%B43.html

 https://www.greenpeace.org/japan/campaigns/story/2023/06/15/63392/

 原発を稼働させ、核融合実験を推進する以上、日本におけるトリソミーが減少する可能性は存在しない。やがて幾何級数的に増えて行くだろう。
 しかし、そのデータは隠蔽され、隠されるにちがいない。
 現に「トリチウムとダウン症の関係はデマ」という原発村の御用学者のデマ論文がたくさん出始めている。