福井県と京都府は滅亡が確定した。美浜原発3号機再稼働 | tokaiama20のブログ

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 「40年超原発」美浜原発3号機、運転差し止め認めず 大阪高裁 毎日新聞 2024/3/15
  https://mainichi.jp/articles/20240314/k00/00m/040/359000c

 半世紀前から反原発運動を続けてきた我々は、21世紀を迎えて、メルトダウンが起きるとすれば、それは福島第一原発と美浜原発だと予想してきた。
 フクイチは3基のメルトダウンと1基の使用済みプール大崩壊によって、世界最大の原発事故を引き起こし、100万人の彷徨える難民を生み出し、今なお数万人が故郷に立ち入ることさえできない。
https://www.asahi.com/articles/ASN3B62L9N36UTIL03M.html

 美浜原発は、2004年に11名死傷の大事故を起こした。
 原因は点検工事中に配管が破れて高圧スチームが噴き出したことだった。この配管は、1970年の建設以来、一度も点検されたことさえなかった。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20210907-OYT1T50069/

 原子炉は、配管も含めて年に一回、定期検査を行うことが義務づけられているが、関西電力はこの配管を意図的に無視していた。
 理由は、たぶん、破裂した配管が、非常に点検しにくい位置にあったからだと思う。私は非破壊検査の経験があり、この種のプラントには、どうしても検査できない(手の届かない)死角配管があることを知っている。
 こんなときは、近傍の似た配管を検査して、ほぼ同一と類推して終わりにする。

 PWRは一次系二次系ともに超高圧冷却水が核燃料被覆管ピンホールによって放射能汚染されていることが多く、配管を簡単に外せないのだ。
 だが、破裂した配管を外して調べると厚みの9割以上が減損していた。配管の位置によって、PWRのような超高圧配管は、人の想像を超えた減肉が発生するのだ。
 検査や補修できない死角、それがプラント全体の寿命を定めることになる。

 関西電力は戦前の日電時代からダム工事を通じて暴力団と密接な協力関係があり、法令コンプライアンスを無視する体質があった。
 大飯原発では、関電事業部長がヤクザに、大飯町長の殺害まで命令したことが分かっているが、地元警察も買収しているので立件されなかった。
 
   反原発町長を、はよ殺さんかい!2019年10月01日
 https://ameblo.jp/tokaiama20/entry-12693424137.html

 (このブログ項目は、ライブドアもアメブロも検索をかけても絶対に表示されない、元文は消されていないが、検索排除に遭っている。グーグルも排除している。ライブドアとアメブロは、原発事故に関わるすべての字句を検索排除してしまった。)

 関西電力の露骨な買収体質は有名で、全社全原発が不法な隠蔽工作、不正工作の塊だといわれている。
 
  どろどろに腐り落ちた死体=関西電力 2020年03月20日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827649.html
 (これも検索排除をかけられている。排除せずに表示してくれるのはシーサーブログだけ。ライブドアもアメブロも追い出されるのが近いかもしれない。おそらく関西電力か原子力規制委員会の工作部隊が隠蔽工作をやっていると思う。)

 こんなデタラメ体質の関西電力が、それまで40年以上の運転が禁止されていたのに、原子力規制委員会が2016年、暫定60年までの運転延伸を認めた。
 https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/1116_1j.html

 関西電力の原発は、敦賀、美浜、大飯、高浜の四カ所の事業所で、6基の原子炉が稼働している。いずれも40年寿命ルールを原子力規制委員会が勝手に破棄し、不可解な延伸を認めたのだが、敦賀1号機を除けば他のすべての原子炉はPWR=加圧式原子炉で160気圧という超高圧で運転されているため、もしも炉心破損メルトダウン事故が起きれば、内部の核分裂中核燃料が一瞬で全量が環境に爆発的に放出され、フクイチ事故とは比較にならないほどの放射能災害が起きるといわれている。

 加圧式原子炉には、脆性劣化という致命的な弱点がある。超高圧下で、中性子を照射された鍛鉄の炉心壁が、経年劣化を引き起こし、冷却時の脆性破壊温度が、どんどん上がっていってしまうという問題だ。
 30年以上も運転を続けたPWRでは、外気温程度でも脆性を示すようになる。こうなると、運転中核燃料の冷却に問題が生じ、ECCSが作動したとき、その水温が低くなったときに炉心壁がパリンと割れる可能性があるのだ。

 もっとも160気圧の炉心に水を注入するには、それ以上の圧力をかけねばならず、冷却水も沸点を超えるが、長時間使用すれば、どんどん水温が下がるから危険領域の温度になってしまう。
 つまり熱したガラスに冷水をかけたように構造材が割れる可能性がある。
 このため、PWR炉心には、脆性劣化の試験片が置かれているのだが、それを調べてみると、軒並み、恐ろしい勢いで劣化が進んでいることが示された。

 いつ巨大爆発を起こすか分からない高浜原発1号機 2019年07月08日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827893.html

 そして、日本中の原発の中で、もっとも危険性が高いと我々が認識していた美浜原発3号機が、とうとう60年延伸稼働に向けて走り出した。

  ああ美浜原発3号機 40年超再稼働 2021年04月24日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827309.html

 原発が巨大事故を起こす原因は、元旦能登震災を見れば誰にでも一目瞭然だ。
 フクイチ事故も、東日本震災の揺れによって冷却機能を失い、またジェット計測配管が破損して冷却水が外部に放出されることで、メルトダウンに至った。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827319.html

 私は、関西電力の若狭周辺の4カ所の原発が、木村政昭琉大名誉教授が提唱した「日本列島断層」というサンアンドレアス断層にも匹敵する超巨大断層の真上に建設されていることを繰り返し指摘してきた。

 能登半島で起きた巨大地震と木村政昭氏の「日本列島断層」2024年01月02日
 https://ameblo.jp/tokaiama20/entry-12834961847.html
 
誰一人、何一つ語られず隠蔽され続ける「日本列島断層」2024年02月09日
  https://ameblo.jp/tokaiama20/entry-12839906225.html

 そして、今、若狭方面の日本列島断層に、深刻な前兆が出ているのだ。
 それは京都、亀岡市付近で起きている群発地震だ。
 
  京都府南部で相次ぐ地震、2年前には群発地震も 専門家の見方は 北村有樹子2024年2月16日
 https://www.asahi.com/articles/ASS2H652VS2HPLZB009.html

 亀岡は、日本列島断層の想定位置である琵琶湖花折断層や、大津市、敦賀市などから遠く離れているから無関係であるように見える。大津~亀岡は約30Kmだ。
 しかし、阪神大震災の前兆地震といわれた猪名川群発地震は、野島断層から40Km離れていた。
 この京都群発地震が日本列島断層巨大地震の前兆であったとしても、不思議ではない。
 それも、もっとも危険な花折断層帯との関連が強く疑われている。

 日本列島断層は、琵琶湖~福井市の範囲で、過去にたくさんの巨大地震を引き起こしてる。著名なものとしては、1948年の福井地震(M7.2)だけでなく、1586年の天正巨大地震(M8.4)、そして1662年、寛文近江若狭地震(M7.6)、さらに1891年濃尾地震(M8.0)も、震源地は大野市であり関係が疑われている。
 もしも、これらの若狭を直撃する大地震が再現されたなら、60年近い超老朽化原発はひとたまりもなく、大爆発を起こすにちがいない。

 PWR原子炉は160気圧で運用されていて、炉心耐圧壁が脆性劣化を起こして、パリンと割れたなら、内部の放射能は爆発的に外部に放出され、数百トンの核分裂中放射能全量が大気にまともに放出される。
 その汚染範囲は、近隣数百キロ、季節風があれば地球全土にも及ぶだろう。

 福井県・京都府はもはや永久に人が住めなくなるだろう。私の住む岐阜県や鳥取県も数百年、ときに数千年にわたる放射能汚染の深刻なダメージを受けるだろう。
 歴史ある観光都市京都は、もう足を踏み入れることさえ不可能になる。日本の観光資源は崩壊する。外国人のインバウンド客もいなくなるにちがいない。

 そして周辺地域の子供たちには、数十万人単位の小児甲状腺ガンが発生する。また、放射能汚染期間に器官形成期胎児だった子供たちは、IQを大きく低下させたまま成人させられることになる。
 ダウン症などの遺伝障害が、もの凄い数発生するだろう。日本人の数割が障害者になってしまう可能性がある。

 これほどの超深刻なリスクを与え、日本という国を滅亡に追い込む原子力発電が自民党によって推進されている。莫大な利権が含まれているからだ。
 目先の金ほしさに、子供たちの未来を売り渡そうとしているのが自民党や電力企業なのだ。関電と東電は、そのなかでも暴力団と結びついていて悪質なのだ。

 そして、昨日、もっとも危険といわれる美浜3号機が大阪高裁で再稼働を容認されてしまった。世界中の原子炉設計者が、当初30年と見込んだ原子炉の寿命だが、その二倍、60年超の運転が安全と決めつけられた。
 その先にあるのは地獄しかない。原子力規制委員会や自民党(原発推進政党のすべて)は地獄の使者なのだ。