昨年、日本海側で起きた戦後最大の熊被害と能登地震の関係 | tokaiama20のブログ

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 (この記事を書き始めた1月7日8時半頃、カラスが大騒ぎをしているので、今日にも大きな地震=余震が来るかもしれない)

 昨年、2023年、秋田県や岩手、山形、新潟、富山など日本海側で、過去最悪の熊加害事件が頻発した。

クマによる被害人数が統計開始以来で最多に
  https://diamond.jp/articles/-/332005#:~:text=%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E4%BA%BA%E6%95%B0%E3%81%8C%E7%B5%B1%E8%A8%88%E9%96%8B%E5%A7%8B%E4%BB%A5%E6%9D%A5%E3%81%A7%E6%9C%80%E5%A4%9A%E3%81%AB&text=%E7%92%B0%E5%A2%83%E7%9C%81%E3%81%8C11%E6%9C%88,%E3%82%82%E5%BC%B7%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82

  熊被害については、山の実生が不足しているとか、もっともらしく説明する人が多いが、私は過去の熊被害多発年には、巨大地震が発生していることに注目している。

 この数日の地震前兆について 2023年11月09日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6085255.html

 以下一部抜粋
  私は、現在、異常気象のなかで、異常データの出た11月7日に、非常に深刻なレベルの「気象擾乱現象」が起きていることに注目している。
 https://weathernews.jp/s/topics/202311/070085/

 この日、日本全国で風速30m前後の風が吹き荒れた。これで思い出すのは、2006年11月7日に発生した佐呂間大竜巻だ。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E4%BD%90%E5%91%82%E9%96%93%E7%94%BA%E7%AB%9C%E5%B7%BB%E7%81%BD%E5%AE%B3

 それから一週間後、北海道でM8の巨大地震、「千島列島沖地震」が発生した。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%B3%B6%E5%88%97%E5%B3%B6%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87_(2006%E5%B9%B4)#:~:text=2006%E5%B9%B4%E5%8D%83%E5%B3%B6%E5%88%97%E5%B3%B6%E6%B2%96,Mw%208.2%EF%BC%89%E3%81%AE%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%80%82&text=%E5%87%BA%E5%85%B8%EF%BC%9A%E7%89%B9%E3%81%AB%E6%B3%A8%E8%A8%98%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E5%A0%B4%E5%90%88%E3%81%AFUSGS%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%80%82

 佐呂間大竜巻は、この巨大地震の前兆としての気象擾乱だったと考えている。
 実は、この年、北海道のヒグマによる人身被害が、今年と同様に多発していた。
 https://naochiaki.biz/higuma/list-2006-h16/

 今年の熊被害が、どれほど異常かは、読者が共有していると思うが、これまで最大の熊被害が出た年は2004年、2006年、2010年だった。
 https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/2399.html

 2004年は年末に、スマトラ沖巨大津波震災が発生した。
 https://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h17/bousai2005/html/honmon/hm140102.htm

 2006年は、上に紹介した、千島列島巨大地震が発生した。
 2010年は、翌年3月に、日本史上最悪の東北巨大震災が発生した。
 いずれも、熊被害の激増と、巨大地震発生に相関関係があるように見える。

 そうなると、今年の熊被害の凄まじさは、もしかしたら、これから日本列島で起きるスーパー級震災の前兆であると考える必要がある。
 動物というのは、子孫維持の本能を持っていて、生存の危機が迫っていることを予感すると、強烈な捕食、生殖行動を起こす傾向がある。
 東日本大震災の前、動物たちに異常行動が激発していたのだが、多くは生殖行動を刺激するものだったように思う。

 熊の専門家は、「山にどんぐりが実らなかった」ことを里での熊被害の理由に挙げているが、実はピントが外れているかもしれない。
 確かに原生林、自然林の照葉樹林帯を、新自由主義の思想で針葉樹林帯に換えてしまい、建材高騰によって奥山の伐採が凄まじい勢いで行われている現実が熊を里に出していることは間違いのない事実だ。

 中略
 しかし、もしかしたら、熊たちは本能的に種の維持の危機を感じて、人間に対する警戒心を超えてまで人里に降りて捕食・生殖活動を活発化させているのかもしれない。
 つまり、これから日本列島で想像をはるかに超える巨大地震が起きるのかもしれない。
 
  なお、上に書き忘れたのだが、11月にして観測開始以来最大の異常高温現象が起きている。
https://tenki.jp/forecaster/t_yoshida/2023/11/03/25946.html

 過去の巨大地震、スマトラ大震災、千島大地震、東日本震災、阪神大震災、関東大震災のいずれにも異常高温現象が記録されている。
 以下は、関東大震災前の記録。この年、凄まじい猛暑が続いた。東京における8月の真夏日(30度以上)は23日間、
 https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=1923&month=8&day=&view=p1
7月は12日間、

 https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=1923&month=7&day=&view=p1
 厳戒態勢を!
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 一部抜粋以上

 巨大地震の前には、激しい生物前兆や気象前兆が出る。熊が山から下りてきて里に大きな被害をもたらした年は、2004年、2006年、2010年だった。
 いずれも年末年初に、巨大地震が発生している。
 日本海中部地震の1983年や奥尻地震の1993年の前も、たぶん熊被害が多かったと思う。(わかりやすい長期データが見つからない)

 気象前兆としては、「気象擾乱」と表現すべき異常気象が現れる。例えば、M8.3千島地震前に起きた佐呂間大竜巻だ。多くの巨大地震前に、激しい突風や暴風雨などの現象が起きる。
 そして、地震前に、気象予測を外す高温現象が起きることも共通している。

 例えば、1月7日、予報では、相当に寒くなり大雪になるとされたが、当地でマイナス4度の予測は大外れし、氷点下にさえならなかった。
 能登地震の起きた前後も、寒くなる予報は外れっぱなしで、正月にしては異常な暖かさが連日続いている。

 阪神大震災も、東日本震災のときもそうだが、普通は、巨大地震発生によって高温現象が終わり、急に寒冷化するのだが、今回は、異常な温暖化が続いていて、それは、まだこれから大地震が発生すると考えるしかない。

 熊が巨大地震前に異常行動を起こすのは、他の動物たちと変わらない。しかし図体がでかい分だけ影響が大きく、人の目に触れやすい。
 おそらく、犬猫鳥なども、熊と同じような異常行動をとっていたのではないだろか?
 動物たちは、種の保存に危機感を抱くと、捕食行動が活発になり、警戒心から行動をセーブしてきたタガが外れる。
 猫は落ち着きをなくして歩き回る。犬は不可解に吠え続ける。カラスは激しく騒ぐ。カケスなど、まるで恐怖映画のシーンのように鳴き騒ぐのだ。

 今回の能登半島巨大地震の震源に近い、新潟や富山、石川でも昨年の熊の被害が深刻で、死者も数名出ている。
 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/sizen/kuma/r5jinsin.html

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231024/k10014235441000.html

 ところが、もっともたくさんの被害が出たのは、遠い秋田県・岩手県だった。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231026/k10014238051000.html

 そこで、もしかしたら、能登半島巨大地震は、これまで何回も説明してきたが、地震学会が無視し続けている「日本列島断層」を北上して、秋田沖で巨大活動をするのではないかと疑うのだ。
 
  日本列島断層説を提唱したのは、琉球大学名誉教授、木村政昭氏で、もう20年近くも前だったと記憶している。
  http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2016/05/22/1389/


nihonnrettoudannsou



 地震学会も政府もメディアも完全無視している「日本列島断層」は、佐多岬・吉野川・淀川・琵琶湖・北国街道・能登半島・佐渡島で明瞭な「地溝帯地形」)陥没)を見せている。誰の目にも、視覚的に巨大断層の存在が見えるのだ。
 だが、ここには川内・伊方・若狭原発群・志賀と、国内の原発の半数以上が集まっている。これが政府が無視(隠蔽)する理由になっていると私は思う。

 日本列島断層上で、近年に起きた巨大地震は、① 1948年福井地震M7.1 ②1983年、日本海中部地震M7.7 ③1993年、奥尻島地震M7.9 ④1995年、阪神大震災M7.4 ⑤2016年、熊本連続地震M7.3、などである。
 ところが歴史時代を見ると、1586年、天正地震M8.0、1596年、慶長地震M8.0、1881年、濃尾地震M8.0 も日本列島断層が動いた可能性の強い地震であるといわれる。

 つまり、どこからどうみても立派な巨大断層であり、これは台湾を起点(たぶん実際にははるか南)にして、鹿児島・熊本・四国・阪神・琵琶湖・福井・能登・佐渡島・奥尻を経由して樺太を北上する世界最大級の巨大断層なのだ。
 地震学会は、能登地震について「知られていない断層」とか、「地下水の上昇が関与した」とか、不可解、奇っ怪な説明に終始しているが、実際には、20年前に木村政昭氏が明確に指摘していたのだ。

 M8近い巨大地震は、巨大断層と無縁であるはずがない。数百万年という地殻変動のなかで、地盤が縦横移動の地震活動を繰り返してグズグズに崩れていて、震動が伝わりやすくなり、歪みが解放されやすくなっている地形であり、緩んだ地盤が陥没して、「地溝帯」を作りやすくなっている。能登や佐渡の陥没地形は、日本列島断層の存在なくしてありえないのだ。

 おそらく日本海中部地震や奥尻島、樺太に向かうラインも、海の下を観察すれば地溝帯地形が見えるのではないか?
  これほど明瞭な巨大断層帯を、地震学会もマスコミも完全無視を決め込んでいる事情とは、いったい何なのか?
 もしも若狭、敦賀原発の真下に、この断層があると認識されたなら、この断層上にある数十の原子炉群は、すべて永久に稼働を停止させなければならなくなる。

 こんな恐ろしい学説を容認すれば、日本の原子力産業は壊滅に追い込まれる。だから電通が広告利権をちらつかせて、メディア、マスコミが完全無視するように縛り付けているとしか考えられない。
 政府も自民党が原子力産業利権の上に作られている以上、徹底的に隠蔽し、学会にも圧力をかけるだろう。

 だが、熊被害が秋田県に集中していたという事実は、もしかしたら、日本列島断層が、日本海中部地震のように、再び秋田沖で活動するのではないかという疑いを持たざるをえない。

 また死者4000名近くを出した1948年の福井地震も、北国街道の真下が震源であり、どうみても日本列島断層の活動によるものである。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E4%BA%95%E5%9C%B0%E9%9C%87

 そうなると、この断層活動の伝播により、断層上のすべての場所に巨大地震の危険性があるのだが、とりわけ問題なのが、天正地震以来、巨大地震が止まっているといわれる若狭周辺である。
 ここには、もんじゅやふげんを含む数十基の原子炉が設置されている。もしもM7級活動をしたなら、稼働中の5基を含む老朽化したPWR原子炉の多い、原発群のどこかが破壊される可能性がある。

 もしも、それが起きれば、福井県、京都府、わが岐阜県も事実上壊滅するしかない。今の大熊町のような状態になってしまう。事実上、日本国が破滅するかもしれない。
 日本の歴史遺産の大半が、破壊され、近づくこともできなくなる。

 だから、国は、原子力産業を規制するのではなく、必死になって日本列島断層の情報を隠蔽しようとしてきた。
 また関西電力は、敦賀原発の真下にあるはずの断層帯をデータ操作で消そうとしてきた。

 敦賀原発の断層「生データ」無断で書き換え 日本原電 2020年2月7日
 https://www.asahi.com/articles/ASN277D2WN27ULBJ010.html

 関西電力は、原発に疑問を抱いた大飯町長を殺害する姿勢さえ見せた、いわばマフィア企業なのだ。元々、役員は山口組の幹部として入れ墨を入れた者さえ少なくなかった。
 コンプライアンスなど、はなから眼中にないのである。
 
  反原発町長を、はよ殺さんかい! 2019年10月01日
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6081394.html

子供たちの未来は、原子力産業によって危機に陥れられ、再生可能な未来など、とうてい望めない状態だ。
 こんな原発社会を支持している著名人、ネット上では、榊敦司、ヒロユキ、妙佛、虎ノ門ニュースのメンバー、テレビでも、中野信子やタケシ、勝間和代らが積極的に原発推進発言を繰り返しているが、彼らのやっていることは、日本という国を滅亡に導く道案内人なのだ。

 本人たちは、優越感の強い人ばかりで、自分が正しいことを教えてやっているという上から目線しかない。
現在の政治家たちも、すべて社会や自然に対する謙虚さを失った上から目線、ナルシストしかいない。
 結局、太平洋戦争に引きずり込んだ陸軍皇道派のような存在と思うしかない。