怒らなくなった若者たち | tokaiama20のブログ

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 昔、怒る人々はたくさんいた。私も怒っていた。怒ることは普通のことだったから、それは生活の風景だった。
 ときには暴力事件に発展することもあったが、庶民の間には「人間だから仕方がない……」という肯定感もあった。

 だが、今は違う。街中で怒っている人を見かけることは非常に少ない。
 たまに激怒している人を見ると、精神異常か、中国人か韓国人か? と思ってしまう。 それくらい、怒ってる日本人をみかけなくなった。

 冷静で怒らない人が「期待される人間像」なのか? 私には、飼育された羊の群れのようにしか見えない。
 人はなぜ怒る? それは、怒ることで、すみやかに問題を是正する必要があるからだ。黙っていては問題が解決できない。怒ることで、相手にも緊張を強いて問題を解決できることを期待して怒るのだ。

 なぜ怒らなくなったのか? それは怒っても問題が解決できないことを学んだ=馴致されたからだ。日本社会は、怒る者を敵対視し、排除する風潮を持つようになった。
 だから、人々は怒っても何も変わらないと思い込むようになり、怒ることをやめた。

 社会全体が、まるで羊の群れのように馴致され、飼い主に従順に従うようになった。
 だが、怒ることでしか解決できない問題も多かった。
 怒らなければ、組織の上位者は自分のやりたい放題になり、合理性の検証が行われず、間違ったことでもスムーズに進んでしまう。
 人々の怒りは、組織の間違いを正す上で大切なアイテムだったのだ。

 怒りの有無によって、やっていることに問題が起きていないかを確かめることができた。
 しかし、人々が怒らなくなったなら、上位者は間違ったことを検証する機会を失っているともいえる。だから、全体が間違った方向に進む危険性が大きくなるのである。

  ネットで検索すると、「怒りの問題」について書かれた本がいくつか出てくる。

 若者はなぜ怒らなくなったのか 団塊と団塊ジュニアの溝 (中公新書ラクレ)荷宮和子 https://www.neowing.co.jp/product/NEOBK-244458

 実は、私はこの本を持っていないし、読んでない。だから中身は分からないが、面白い目次がついている。
序 「将来のことなんか考えたくない」
1 「決まっちゃったことはしょうがない」
2 「決まっちゃったことはしょうがない」で納得する若者たち―団塊ジュニアのメンタリティ
3 こんな若者に誰がした!?―「団塊の世代」の罪
4 「どうせ少数派!」な私たち―「くびれの世代」の憂鬱
5 日本の未来
終章 「怒るべき時に怒れる人間」になるための方法
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目次からだけでも、十分に、問題の本質が浮き上がっているような気がする。
 見た瞬間、私の脳裏には「馴致」という言葉が浮かんだ。

 今の若者たちが怒らなくなった本当の理由は、「世渡り上手に生きる」ことを学校で教えられ、要領よく生き抜くためには、間違ったことにも目をつむり、「みんなに従うこと=期待される人間像になること」が、一番利口な生き方であるとする人生哲学に洗脳され、社会体制に馴致されたのではないかと私には思える。

 半世紀前、私の若い頃には、安倍晋三や竹中平蔵、そして菅義偉や岸田文雄が表舞台に登場したなら、たぶん凄まじい激怒大合唱が起きたと思う。
 国家議事堂に数万のデモ隊が押し寄せ、機動隊と流血の惨事が勃発したに違いない。

 右翼も左翼も過激だった。竹中平蔵の、あまりにふざけた派遣労働法改悪の事績が世に知られたなら、右からも左からも無数の刺客が登場し、無事ではすまなかっただろう。
 だが、竹中や安倍が社会を動かすようになっても、若者たちは怒らなかった。それどころか「アベちゃん」と親しげに呼んで持ち上げたのだ。

 まるで国家権力に迎合することが正義であるかのような若者たちの右傾化ぶりには、開いた口が塞がらない。
 我々の若い時代には、日本を真に支配している正体は、アメリカCIA(ジャパンハンドラー)だったことを我々は知っていた。
 自民党や民社党は走狗にすぎない。民社党の西尾末広は、CIAから多額の資金援助を受けていた。社会党を潰す目的だった。

 やがて、社会党が自民党との連立政権で原発推進に転換して、大衆の支持を失うとともに、今度は総評が内部崩壊し、CIA直属機関とさえ疑われる連合に代わった。
 そもそも、私の実父は総評地方幹部だったが、その権威主義的姿勢のなかに、すでに労働運動の内部崩壊が見え隠れし、戦後労働運動がアメリカの言いなりになってゆく姿が見えていた。

 私は、やり場のない行き詰まり感に怒り、最期の救いをベ平連など市民運動に求めた。

1970年代の市民運動は、私のような怒れる若者たちで溢れていた。
 ベトナム反戦デモは数万人の規模になった。みんなアメリカの非人道的な暴力に激しく憤っていた、
 その怒りの共有は我々を元気づけ、若者たち集まれば、どこでも口角泡を飛ばす激しい議論が起こった。

 今の若者たちは、ベトナム戦争当時の残虐を大きく超えるイスラエルのパレスチナ先住民に対する暴力に、どれほど憤っているだろう?
 今の若者たちは、パレスチナの悲惨な人々に、どれだけ連帯できているだろう?
 若者たちの集まる、どの街角に行っても、パレスチナのパの字も聞こえてこないのだ。
 みんな、自分の就職先と出世の心配しかしない。
 もはや怒りを隠さず激論する若者の姿は日本から消えてしまった……。

 ちょうど、私は1970年代、日本が劇的な豊かさへの階段を駆け上がっているとき、就職して新車を購入した瞬間に、怒らなくなった若者たちの姿を、今の若者たちに重ねている。当時も、若者たちは豊かさに「馴致」され、怒りと声を失っていった。
 あのベトナムの悲惨を忘れてしまい、車とマイホームに目を奪われるようになった。

 だが、世界で起きている理不尽、残酷、悲惨を問題にしなということの本当の意味を理解できている人がどれほどいるだろう。
 世界で起きている悲惨は、必ず世界に行き渡るポテンシャルを持っている。
 パレスチナの運命は、必ずやがて日本人の運命になることを、誰が理解しているだろう?

 世界は完全に分裂しているわけではない。世界は一つの生き物なのだ。パレスチナで起きている残酷は、やがて他の世界に飛び火する癌細胞のようなものだ。
  パレスチナ人に対するイスラエル人(ユダヤ人)の姿勢は、世界の、他のすべての人々にも同じように向けられる。
 アメリカのユダヤ人は、世界の富の9割以上を保有している。だから世界の支配者といっていい。日本も、ユダヤ人に支配されているのだ。

 彼らは、「神の選民」を自称し、自分たちだけが人間で、それ以外の人々は、すべて彼らに奉仕するためのゴイム(家畜)であると、彼らの聖典タルムードは明記している。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5828398.html

 そして、イスラエルの国家プロジェクトである「アミシャーブ」は、「失われた十支族」をはじめ、世界のユダヤ人は、シオンの地=グレーターイスラエルに帰還する義務があると定めている。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/article/493726789.html

 そして、日本の天皇家も失われた十支族の一族であると断定されている。
 つまり、天皇家をグレーターイスラエル=シオンの地に帰還させることがイスラエル国家としての義務というわけだ。

 そもそも、イスラエル建国は、「シオニズム」という思想によって行われた。旧約聖書に書かれた「神との約束=契約」によって、ユダヤ人は大イスラエルに帰還しなければならないのである。
 
 このため、欧州ユダヤ人を無理矢理帰国させるため、シオニストはホロコーストというユダヤ人大虐殺を利用した。
 https://encyclopedia.ushmm.org/content/ja/article/introduction-to-the-holocaust
 ユダヤ人を民族浄化大虐殺の恐怖によって、シオン帰還に狩り立たせたのだ。
 ホロコーストはシオニストによる陰謀だった。(ネット上から、この資料が完全に消されてしまった……ネットの検索を支配しているのはシオニスト・ユダヤ人だから)

 自分たちの同胞を数百万人虐殺して、その恐怖心を利用してイスラエルが建国された。
 だから、日本の天皇家をグレーターイスラエルに無理矢理帰還させるためには、日本という国家をも崩壊させかねないのだ。

 誰もが「まさか」と思い、この論理を信ずる人は皆無といっていい。
 だが、本当にウソだと思う人は、スノーデンが日本の原発に仕組んだ陰謀の告白を知るべきだ。
 https://www.mag2.com/p/money/34902

 http://www.asyura2.com/16/genpatu47/msg/363.html

 もしも、日本が放射能汚染によって住むにふさわしくない土地になれば、天皇家はグレーターイスラエルに移住するかもしれない。
 あるいは、愛子ちゃんが誘拐されて、無理矢理連れて行かれるかもしれない。
 このことを冗談と思う人はめでたい。だが、今パレスチナで起きていることを直視すべきだ。

 絶対に漏れのない世界最高のガザ監視システムが、ハマスの侵攻した10月7日、なぜか完全に解放され、誰一人監視する者がおらず、ハマスのテロリストは、自由にイスラエルに侵入し、リクード、ネタニヤフ政権の施政法大改悪に反対する若者たちが集う音楽祭を襲い、700名を殺害した。
 これを口実に、イスラエル軍がガザ市民を皆殺しにしはじめた。
 これが凶悪な「偽旗作戦」であることは誰の目にも明らかだが、こんな恐ろしい大虐殺を許せば、同じことが世界中で繰り返されるのだ。
 911テロも同じだった。それがモサドによって行われたとの証言が山ほどある。今度は、同じことが日本で行われないとの保証はない。
 http://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5827512.html

 「そんな馬鹿な、ありえない」と考える人は、実におめでたいのである。
 世界で起きていることは、必ず日本でも起きる!