EM自己完結式浄化槽 | tokaiama20のブログ

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 私が2003年に中津川市に移住し、最初は倉庫用スーパーハウスに居住していたのだが、やがて約100万円の間伐材キットのログハウスを自分で組み立てて住むようになった。現在は、ある事情で、友人の資金協力により、別の約10畳のキットハウスに住んでいる。
 https://www.shinwa-m.com/logkit/
 洋式トイレシステムを4万円で購入したが、トイレ室、配管、水回りも、すべて自作だった。
 (以下は現在使っている水洗式洋式トイレ)

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 同時に浄化槽を自作したが、当初は浄化についての知識が浅く、浄化工程が不十分で悪臭が出て、ネットで助けを求めたらEM菌を紹介していただいた。
 すぐに、大玉村の菊池さんがやってきてEMBCシステムを導入していただいた。
 (以下は、最初に作った浄化槽。現在は極めて清浄な処理水が残っていて、常時使用可能だ)

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 これは、もの凄い性能で、浄化槽に投入後、一ヶ月もしたら、ほとんど飲用可能な透明で清冽な処理水に変わった。試しにウイスキーを割って飲んでみたら、実にうまかった。
 まさか、自分の屎尿のなれの果てを飲めるようにまで浄化できるとは予想していなかったので、EMBCへの信頼感は絶対のものになった。

 ただ、EMBCモルトはひどく高価になってしまったので、EMに切り替えた。EM菌の場合は、EMBCよりも処理能力がやや劣るような気がした。
 EMBCは、酵素成分だけで、種菌は、1リットルの廃糖蜜を入れた40度の湯20リットルに混ぜて、カイヅキという工程で空中を漂よう8万種類といわれるバクテリアを取り込んで、発酵させて浄化槽に投入する。約半月でEMBC培養液が完成する。

 EMの場合は、同じようにモルトを廃糖蜜で培養するのだが、モルトの中に、すでに80種類の種菌が入っている。
 どちらが良いかというと、EMはすでに種菌が入っているため、現場の条件次第で、微生物の構成要素が拮抗作用を起こして、処理性能を相殺することがある。
 EMBCは、現場の菌を利用するので拮抗が起こらないことで、性能の差が出るように思う。

 私の購入しているEMモルトは以下のもの。これを40倍に拡大培養して利用している。
https://www.amazon.co.jp/%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E9%96%A2%E9%80%A3-%E3%82%B5%E3%83%B3%E8%88%88%E7%94%A3%E6%A5%AD-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BCEM%EF%BC%BB1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AB%EF%BC%BD/dp/B004NR1IAM

 すでに20年の利用実績があり、屎尿など汚水を浄化して、直接畑に流している。
 基本的なメカニズムとしては、水洗トイレの排水を500リットルの一次排水槽に入れて、ブロアで常時曝気し、500リットルの二次排水槽に入れるのだが、これも常時曝気している。
 二次排水槽には汚泥ポンプが仕込んであって、1時間に10分程度、1次排水槽に送り返すシステムである。
 (以下は新しく作った浄化システムで、左側のコンクリート槽が一次槽、パイプで接続された黄色い槽が二次槽、送り返しの緑色のホースが見えている)


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 この場合、浄化のメカニズムは ①酸素を送り込むとともに固形物を分解する曝気
 ②二次槽から一次槽に送り返す汚泥ポンプの意味は、全体の流動性を確保することだ。
  EM分解処理システムの核心は、酸素供給と流動性の確保である。

 流動性の本質は、各槽にフザリウムやメタンなどの嫌気性バクテリアがいると、コロニーを作って粘性バリアを形成し、浄化作用に抵抗することで、分解が阻害され、悪臭源となる。だから、流動性確保の意味は、嫌気性コロニーの破壊分解を意味している。
 流動性によって、浄化槽全体が好気性分解に支配されるようにする。

 このとき、浄化槽全体の最大の技術的問題は、汚泥ポンプの吸水を阻害する屎尿に含まれる固形物である。つまり「目詰まり」だ。
 汚泥ポンプにはストレーナがついているが、わずか数十分で詰まってしまい、循環が止まってしまう。
 このため、自作ストレーナの性能が浄化槽全体の性能を左右するといっていい。

 「詰まらない汚泥ポンプストレーナ」をどのように制作するかが最大の技術である。
 これには、私は本当に苦心して、約20年近くかけて、やっと詰まりのない安定したストレーナを制作することに成功した。
 
 当初は、ステンレスの網を汚泥ポンプに被せていたのだが、これでも目詰まりが起こる。そこで、100円ショップの長方形のワイヤーメッシュを針金で結束して、箱状に組み立て、さらに、ポリエステルのネットを被せた。(可能なら二重にすべき)
 これで、一辺が25センチ、長さが50センチの箱状の網付きストレーナになり、ストレーナの詰まりが、ほぼ解消されたといっていい。
 現在、数ヶ月の稼働で、まったく詰まりがなく順調に循環が成立している。

 詰まりがないと、固形物の分解が進むので、ストレーナの自浄作用が成立し、固形物のないさらさらの清浄な処理水になる。現在は、完全無臭で飲用一歩手前程度だ。
 柳田ファームの豚糞浄化システムでは、それほどストレーナにこだわっていないようだが、これは豚の消化力が極めて強いため、固形物ができにくからだ。人間は、便中にたくさんの未消化繊維質を含んでいるので、そういうわけにはいかない。

 ちなみに、曝気はブロアーだが、ノズルは柳田ファームからいただいた高性能のものを(発泡スチレン)使っている。最初は鉄管にドリルでいくつか穴を開けただけのものだった。
 https://yanagida-farm.com/farm/
 せっかく柳田ファームから浄化用種菌やノズルなどをいただいたのだが、今年に入って頗る肺線維症が悪化していて手がつけられず、最近、ようやく手をつけることができた。

 2012年頃、我が家周辺に突然、目に見えないほどの微細な羽虫(ユスリカ)が膨大な量湧いた。
 福島第一原発事故の放射能降下を疑ったのだが、原因はいまだに分からない。
 向かいの池で小動物が争い、死んだ小動物が沈んで有機物が大量に生成されたこととか、私の浄化槽が不具合で有機質が増えたこととかが考えられるが、後にも先にも、過去20年でこのときだけだ。
 
  ユスリカの発生は、デミリンという薬剤が有効であると分かって、大量の薬剤を撒いた。デミリン散布後は、ごく希にしかユスリカが発生しなくなった。
 しかし、元々、強いアレルギー体質、アトピーだった私は、ユスリカの大量の死骸を吸引することで、強烈な間質性肺炎になってしまい、2014年頃にはブツブツバリバリと呼吸音が出て、自分が肺線維症になったことを知った。
 ネットで調べると、ベルクロラ音の出る肺線維症の余命は最大5年と書かれていた。

 このとき、私は激しい咳に苦しんでいたのだが、室内に大量の黒い煤のようなものが入っていることに気づいた。
 原因を調べてゆくと、近所に住む、嫌がらせのデパートのようなAという老人が、化学物質を大量に燃して煤を我が家に送り込んでいた現場を目撃した。
 さらに、私の皮膚に白斑がたくさん現れ、私はAが我が家の井戸にシロアリ駆除剤(ヒ素)を投入したのではないかと疑った。

 Aは、その後、私の車を8回もパンクさせたり、作業室内に侵入して、たくさんの工具類を盗んだのだが、蛭川駐在など中津川警察は私の訴えを、すべて虚偽と決めつけ、事情聴取を一度もしないまま、私を精神病院に送り込もうとさえしたのだ。
 これに対する私の激しい恨みは消えていない。必ず一連の事情を出版して警察を糾弾するつもりでいるが、まだAとの最終決着がついていないのだ。

 私は、間質性肺炎による肺線維症に苦しむようになった。ただ中津川警察とAに対する強烈な恨みのおかげで、必死になって問題の決着まで生き続けようと思った。
 私は、間質性肺炎の治療マニュアルを見て、医療をまったく信用できなかった。
 それは、確定診断のため、肺穿刺細胞診とX線CTスキャン、大量のX線写真を必要とし、治療方法にステロイドが真っ先に挙げられていたからだ。

 私は、若い頃から放射線生物学を相当深いレベルで学んでいたので、それが何を意味するかピンときた。
 この治療マニュアルは、病気を治療するためのものとは思えなかった。診断確定し、既存の対症療法的な対策を行い、放射線被曝と肺穿刺で、病状を悪化させ、ステロイドのリバウンド現象で患者を死に追い込むものであり、医師の名誉が前提になっているとしか思えないかった。

 私は、欧米などの症例や治療法を探し、結局、ホメオステーシス=自己治癒能力に依存したリハビリだけが有効との結論に達した。
 私の呼吸能力は、半分以下に落ちていたが、残り少ない肺胞細胞を活性化させ、あわよくば増殖させる「呼吸トレーニング」だけが唯一の有効療法だと確信した。

 そこで、中津川の自然環境を生かして、毎日7000~10000歩の山歩きによる呼吸トレーニングを開始した。
 最初のうちは、本当に毛虫が這うように、のろのろとしか歩けなかったが、治療効果は目を見張るもので、徐々に、坂道でも歩けるようになった。
 私は、よほどの風雨降雪以外、年間350日くらいを呼吸トレーニング歩きにあてた。

 おかげで、5年で死ぬはずのものが、現在9年目を迎えて生きていられることになった。
 しかし、今年の3月頃、中国から大規模な汚染黄砂が日本に流れ込んできてから、呼吸能力が不調になった。さらに8月末ころ、内モンゴルのウランの大量に入った炭坑の石炭で火力発電が行われ、中国民に「雷雨喘息」と称する奇病が蔓延したことがあった。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/a5820a29f716d0ba8cfa54158738ac2f4da37123

 この事件以来、私の呼吸能力が急速に悪化し、わずか5分ほどの作業でも呼吸困難に陥り、激しく回復呼吸しなければならなくなり、3月以降、ほとんど畑仕事ができず、草刈りも5分も続けられないため、我が家は幽霊屋敷のような状態になってしまった。
 山歩きも辛いので、大幅に距離が短くなってしまった。
 このときは、完全に死を覚悟し、姉弟に自分の死後の始末を依頼した。

 この数日、ほんの少しだけ回復して、草刈りを20分ほど続けられるようになったので、やっと半年ぶりの草刈りに取り組むことができた。
 馬鈴薯の収穫もできないまま、残り芋の再発芽が始まっている。

 肺線維症は、既存の医療を受けてしまえば、たぶん数年で医療に殺されることになる。しかし、自分のホメオステーシスを信じて、呼吸トレーニングに取り組めば、たぶん10年くらいは生き延びられる。
 だが、症例を調べても10年以上の延命例は確認できない。

 私は来年、発症10年を迎えるので、あと一年の余命を覚悟している。正直、近所のAや警察に対する恨みがなければ、もっと早くこの世とおさらばしたいが、おとしまえをつけるまでは死ねないのだ。

 今回書き残す理由として、私の間質性肺炎をもたらしたユスリカの異常発生が、もしも浄化槽の不具合で有機質量が増えていたことが原因なら、それを解決するため、汚泥ポンプのストレーナが問題であることを伝えたかったからだ。
 そして、細かい羽虫=ユスリカが出たなら、必ず、浄化槽にデミリンを投入する必要があることもだ。

 デミリンが、浄化槽のバクテリア分布に影響を与えるかというと、ゼロとは言い切れないが、今のところ問題ないようだ。(錠剤が良い)
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%82%AB%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6-100g-%E6%AE%BA%E8%99%AB%E5%89%A4-%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%B3%E6%B0%B4%E5%92%8C%E5%89%A4-100G/dp/B00776COU4