久しぶりに石とりに行きました
ちょっと時間が空いたので
軽めに海岸沿いです
ついでに
春は干潮の時間帯がいいので
そういう意味でも都合がいいですね
だいたい夕方くらいの潮だったので
昼からの現地入りです
さっそく海岸に降りて
歩けそうなところまで回り込んでみると
けっこういろんなところにペグマが見つかります
ミニサイズのガマが開いていたり
かなり大きな脈が走っていたり
より取り見取りですが
掘れそうなものはほとんどありません
それでももう少し進むと
岸壁の海水が到達しない位置に
いいサイズのペグマが見つかりました
奥行きもありそうで
掘ってみるとなかなか好感触です
少しすると明瞭な結晶面がチラホラ出だし
小さな水晶もいくつか出始めたので
これは！と思ったものの
すぐに質が低下して
ペグマの末端に到達してしまいました
残念ながらここはこれまでのようです
気を取り直して先に進みます
少し歩くと
だんだんとペグマの気配がなくなってきてきました
干潮までそれなりに時間があったこともあり
ついでに足場も消え失せました
先まで岩場は続いていたものの
上から迂回することも難しく
かといって海に入るのも今回は遠慮したかったので
諦めて戻って別の場所に行くことに
別の岩場に回ってみると
時間が経っていたためか
こちらはかなり先まで回り込めそうです
露頭の方も有望そうで
それなりにペグマを見かけます
それでも
やはり掘れるようなものはありませんでしたが
かなり回り込んだところで
潮だまりを発見しました
ただの薄っぺらい潮だまりではなく
岩にぽっかりと穴が開いた感じで
穴の周りにはペグマタイトが張り付いています
ガマですね
ただ、結構わかりやすい位置にあったため
誰かの堀跡かもなあと思いつつ
念のためホジ棒を突っ込んでみます
ホジ棒でひっかきまわしてみると
穴の右手に柔らかい部分があり
少しホジ棒を沈めると固いものに当たりました
ホジ棒で動かしてみると
僅かな抵抗を感じますがしっかり動きます
そのままホジ棒でかきだしてみると
案の定水晶でした
ラッキーなことに
誰も手を付けていないガマのようです
少々磯臭さとドブ臭さはありますが
水晶の前には些細な問題です
さっそく潮だまりから水を抜いて採集モードです
掘っていると
小さなエビやゴカイの仲間、なにかの稚魚とともに
煙水晶の欠片がたくさん出てきます
今回のものはほとんどが水晶で構成されているようで
長石はほんのわずかしか出てきません
そして煙水晶ですが
数は出てくるのですが
悲しいことにほぼ全部頭がありません
大体の物が割れてしまってます
ガマ内部には、周囲の砂利が混ざってたので
甌穴みたいな感じで内部の水晶を傷つけたのでしょうか？
でも、水晶は割れてはいるものの角が取れているわけではありません
そして、掘っている感じ間違いなく粘土に埋まっていました
たぶん形成後に熱接触によるダメージを受けたんでしょうね
まあとにかく
アクリルベースに立てて飾ることはできませんが
これはこれで綺麗なのでOKです
瓶詰にしたら映えるでしょう👍
久しぶりの採集でしたが
何とか水晶に恵まれてよかったです笑
