三輪俊太自伝 〜経験と課題〜 | 東海大学男子ラクロス部 -SCEPTERS-

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日々の活動や、試合の告知、結果など更新していきます!!

 


 こんにちは。1年FO/SSDM三輪俊太です!本日は、静岡県にあるつま恋リゾートで行われた春合宿にての活動を報告させていただきます!


 2月までにやってきたことを全て出し切ろうと挑んだこの合宿ではなにもかもうまくいった…というわけではなく、課題が見つかりまくった合宿となりました。

 初日はバス移動の後すぐに試合だったため、バスの中でイメージトレーニングをしました。
フェイスでしっかりクランプは倒すこと、処理は勝ち負け両方用意する、DFはチームの戦術に自分を合わせて考える、様々なことを考えて試合までその集中力を持続させようと。

今思ってみればそれが余計なことだったのかもしれません。第1、第2試合を終え宿舎に帰った頃にはもう頭がパンクしており、DFしかやっていなかったのに言われたことをやるのが精一杯でした。その日の夜は同じ部屋の先輩と話して自分は大丈夫、大丈夫だ、と言い聞かせて明日は絶対にミスをしない、イメージ通りにやるんだ、と決意しました。


 しかし、2日目も初日と同様、言われたことをやるので精一杯でした。2日目が初日と違ったのはそこにフェイスが入ってきたことです。それまで楽しかったFOをミスしてはいけない、相手にブレイクされるなんてもっとダメだ…という発想になり、選んだ選択肢が逃げのレイク。別にレイクが悪いわけではないのです。実際、レイクが得意で勝っている選手もいるし、それで強いのならば問題ない。しかし今回やってしまった逃げのレイクは、戦うことを放棄したというのが何よりの問題なのです。そのことについて私は深く自分を責めました。なぜ逃げた、どうして逃げた、戦えよと。
 ここまで自分の良くなかったことだけをまとめていましたが、つま恋合宿は本当に楽しい合宿でした。その要因の一つが2日目に行われたエキシビジョンマッチです。エキシビションマッチとは、大会スタッフや、居合わせたメンバーがチームを組み、抽選で選ばれた4チームと4Qの試合を行うものです。この試合では緊張やミスを恐れずに楽しくラクロスをできたのでよかったです。ここで学んだことを3日目にいかそう!と思いポジティブな気持ちで終えることができました。


 迎えた3日目はエキシビジョンマッチでのメンタルもあってか結構ワクワクした状態で挑めました。声は2日間で出しすぎてガサガサでしたが、試合の入りは別に悪くはなかったと思います。問題はフェイスの番が自分に回ってきた時です。この時も色々な雑念が取りきれておらず2日目と同じ逃げのレイクをやってしまいました。この時は自分に腹が立ちました。ここでよかったのは自分自身の弱さと向き合わなくてはと思い、こころをリセットできたことです。その後のDFも及第点は与えられませんが、ミスを引きずることなくできたと思ってます。

 迎えた合宿最終戦、FO1枚目の先輩が怪我をしてしまった時に私の出番が回ってきました。その時は自分が落ち着くまでゆっくりボックスに入りました。頭がクリアになり、ウィング、審判、相手とボール全てが冷静な視点で見ることができました。審判のダウンの声で私がセットした時から笛の音以外シャットダウンされ、100%の集中力を持ってこれました。笛が鳴り響いた時には私のクロスは相手のクロスより下にありました。これが私が人生で初めて試合でフェイスオフをモノにした瞬間です。勝って帰ってくるボックスは最高に気持ちよかったです。ラクロスが楽しいって感じる瞬間はこういう時です。こうして私の合宿は終わりました。


 
 私がこの合宿を通して学べたことは自分の弱さを知り、試合に入る前に落ち着くこと、及第点のプレーをしようではなく、自分の武器を知って出していく方がいいという二つのことを学びました。私含め、全員が様々な課題が見つかった合宿になりました。この課題を活かしてリーグ戦で大暴れしてやりましょう!!