引退ブログ
山口諒真
こんばんは。山口諒真です。
私のラクロス部生活はあっという間に終わってしました。おそらくここ数年では選手として練習しているのが一番短かった部員だと思います。ですが、ものすごく充実した大学生活を過ごすことが出来ました。
私の4年間と感じたことをダラダラと書くのでさらっと読んでください。
第一章 選手編
私は同じ学科で同じ誕生日、同じ血液型のそうしと運命的な出会いをして、1年生の11月に体験に行きました。今でもこのことは鮮明に覚えています。確か、しょうやさんの代の入れ替え戦前最後の木曜練でした。これがラクロスとの最初の出会いでした。
ずっと剣道をしていてチームスポーツというものはしたことがなかったので、挑戦をしたいなと思って入部を決めました。しかし、1年生の2月、練習中に転んで靭帯を切ってしまいました。そこから2年生の6月に手術をしました。めっちゃ怖かったです。
ですが、同期のみんながお見舞いに来てくれて本当にうれしかった。
2年生の1,2月には復帰をしましたが、足の違和感もありなかなか思うように活動出来ませんでした。
入って3か月で練習に参加できない日々が続き、やめようかということずっと考えていました。だってそりゃそうでしょ?何のために入ったの?(笑)
後輩のほうがグランドで練習できているんだよ?朝早く起きてグランド行ってトレーニングしてるだけ。毎日しんどかったです。。。
それでもやめられませんでした。同期が支えてくれたし、こんな自分だけれども期待してくれている人がいたから。こうだいさんの何気ない一言に救われました。いろんな先輩とも話をしてたくさん勉強させていただきました。そんな素晴らしい人の多い部活だったからこそ辞めずにつらい時期を乗り越えられました。
3年生になって、足の不安もなくなってきました。しかし、その時気づきました。めっちゃ下手や!!!!正直分かっていました。けどどっか逃げてる自分もいました。もちろん怪我中、毎日壁あてやってました。さらには、1流選手にDMしてどんな自主練してますか?とか失礼を承知でガンガン聞きました。そのおかげで左手パスを使えるようになりました。でも、実際グランドで練習するとわけわからない。6ON6とかどこいていいかわからないし、勢いだけがとりえだった1ON1もあっさり後輩ロングにボールダウンさせられました。すっごい悔しかった。ミスすることが怖くなっていた。今思えば、なんとなく練習していたし、こなす練習になってしまうことが多かった。ここら辺から、いろいろ考えた。選手としてももちろん頑張りたいが、育成にも興味があった。でも、こんな下手で育成できるのかな?教えられることある?ってずっと自問自答していた。拓夢さんの代までは選手として頑張ろう。そう決めてからは少しずつ練習が楽しくなった。結局A戦には出られず、Bリーグだけになってしまったが、点を決めたりみんなと一緒に戦うのは楽しかった。そして3年生の12月で私は選手をやめ、1年生育成の道に進んだ。
第2章 育成編①
3年生の12月の選手を卒業し、1月からは今の2年生(永遠の代)のあすなろにむけて練習試合や指導をしていました。自分は正直不安でした。何が不安だったかはすべてです。戦術にたけているわけでもないし、ランシューを早く打つコツを知ってるわけでもない。ラクロスに関しての技術は現段階では、伝えられることはできるだけ分かりやすく伝えようと、自分なりに工夫した。また、何でも話せる関係になろと思い、練習試合の後も一緒に帰ったり、練習後に一緒に壁で自主練したり、300円だけなとふざけながらたくさんご飯にも行った。3月にあすなろがあり、結果は負けてしまったけど、自分自身楽しさを覚えた。成長を間近で見れたし、頑張っている姿もたくさん見れた。まだまだ強くなる。まだまだ教えられることがたくさんあると思い春を待っていた。
しかし、まさかのコロナで全く新入生が入ってこない。練習もできなくなり、ものすごくしんどい思いをした。毎日何らかのMTGがある。会えないから段々すれ違いも起き揉めることもたくさんあった。本当にしんどかった。普段の生活が出来ないってこんなにも辛いんだ、毎日朝練大変だな~と思ってたけど、練習できるって当たり前の事じゃないんだと感じました。新歓育成部門のみんな、スタッフ、他部門の人、迷惑かけてすみません。なんでこんな企画しないといけないの?とか思ったよね?ごめん。そして、ほんとにありがとう、みんなのおかげで現在12人の選手と5名のスタッフが入ってくれました。2年生のしほちゃんも入ってくれました。高校生にも知ってもらえました。今回の新歓でラクロス部をたくさんの人に知ってもらえました。何年後かには、大根小や大根中で体験会を開いて、地域のひとにも応援されるチームになりたいなと思いました。もっともっとラクロスを知ってもらいたい。新歓をしていて感じました。
やっとここから今年の育成について書けます。お待たせ翼。教育実習が終わり10月から練習に復帰しました。育成がやっと始まりました。そして、12月まで1年生の事だけ考えて生活してきました。敷浪さん、かずきさんと連携が取れ、1年生の目指す姿が明確に決まっていました。“攻撃的な1年生”。全員がシュート(スタンシュー、ランシュー)を打て、常にゴールを狙う集団。そんな一年生にするにはどんなメニューを組めばいいのか?いろいろ試行錯誤しました。海外の動画、過去の練習メニュー、岩手大学の一年生の練習メニュー、1部の大学のメニュー、じゅんぽさんの渋谷ラクロスのメニュー、いろんなところから探しました。夜中の3時まで身に着けたいスキルにあったメニューはどれか探していたこともあります。そんな風にしているうちにいろんなことが見えてきました。
第3章 育成編②
東海が変わるためには育成がしっかりしないと一部には行けないと思った。今年で引退されてしまったが青学女子のコーチの柴田さんの話でそれを感じた。どうしっかりするのか?悩んだが、教え方ではないかなと思った。敷浪さんはDFのHow toや数的有利、一輝さんはシュートとクレードル、などしっかり役割分担が出来た。そのおかげで、1年生が悩むことも減ったと思う。いろんな人からいろんなやり方言われてもこんがらがるだけ。大学ラクロスと時間のない中で成果を生むためには、ポイントを整理してそれだけを伝えないといけない。自分自身、コーチのお二人が得意なところはお任せした。教える側が出しゃばってばーーーっと言いまくるのは、何の意味もない。その人の担当のところだけ完璧にできればいい。と自分自身選手の時に困ったことをもとに考えだした。また、じゅんぽさんの動画や海外の動画から、ステップ練の大切さに気付いた。東海では、1ON1のメニューあるがとにかくやってみなの指導が多い。ステップ練習を繰り返し行い、体に染みつける。体に染みついたものはいざという時に自然に出る。しかも、ステップ練習の際に、場面を説明することでよりいい練習になる。
こんなことをずっと考えていた。正直もっとたくさん考えた。なんで東大が強いのか?東大って頭もいいのに運動もできるってこと?そんなことありえる?!とずっと考えていた。だから、1年生の合同練習をしてその謎を解明しようとしたが、その前に引退してしまった。そこに東海を強くするヒントがあると思う。何かが変わると思う。絶対奴らは何か考えながら練習している、工夫している、メニュー内容にもうまくなるコツが隠れているはず。だから、いつか合同練習して!遺言みたいな感じです。こんなことを考えながら1年生と練習できてよかったです。みんなから、“今年の1年うまいですね!”とか“うま!?”とかいう声は本当にうれしかった。あの子たちがうまくなることは自分がうまくなっているみたいで本当にうれしい。最後にこんないい体験ができるなんて本当にこの部活に入ってよかったと思った。1年の11月に体験に行っていてほんとによかった。後悔なんてない。
〇最後にここまでご指導してくださった監督、コーチの方々、先輩方本当にありがとうございました。
〇2,3年生のみんな、ありがとね!がんばちょ!
〇1年生のみんな、君たちは東海の期待の星です。今はたくさん失敗して、学べばいい。失敗は恥ずかしいことじゃない。できないのに隠すほうが恥ずかしい、ダサい。絶対にうまくなる。基礎を大切に頑張れ!短い間だったけど俺と練習してくれてありがとう、入部してくれてありがとう。4年生の最後の試合は必ず見に行きます!
〇新しい挑戦を応援してくれた家族に感謝します。本当にありがとう。
〇同期のみんな Love you☆ 本当にありがとう
以上で大学生編は終わりになります。次回は社会人編でお会いしましょう。出会えたすべての人に感謝しています。