引退ブログ 主将 藤井拓夢 | 東海大学男子ラクロス部 -SCEPTERS-

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引退ブログ


4年 主将 藤井拓夢



東海大学男子ラクロス部28期SCEPTERS主将を務めさせていただきました藤井拓夢です。

初めに、東海大学男子ラクロス部関係者、保護者の皆様、OB、OGの方々、全ての関わってくださった方々、たくさんのご支援、ご声援をいただきまして本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

また私自身様々な方に支えていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
本当にありがとうごさいます。

高校からずっと一緒に部活をやってきたりゅうじと4年間大学部活動をやると決めた時に誓ったこと。
「惜しいとこ止まりはやめよう」

2019年11月16日 入れ替え戦
また惜しいとこ止まりでおれのラクロス人生が終わった。
あーまたおれは惜しいとこ止まりか。そう思うと涙が止まらなかった。

中学、高校、大学と目標にあと1歩のところで届かなかったけれど、これは神様が自分に与えてくれた試練だと思ってこれからもたくさん成長していこうと思う。

がんばろっと。

話は変わって


この部活に入って思ったこと。
「このままの東海では勝てない」
それを感じた理由はたくさんあるから言わないけど本気でそう思った。

だから必ずおれがそれを変えてやろうと誓った。

主将というチームのリーダーをやらせていただくからには責任を持ってチームのために捧げよう。
本当に東海が日本一になれるようにこの代で土台を作るんだ。

そう思って臨んだ4年目。
様々な問題が起きた。
グランドがなくなったり…その他もろもろ。
苦しかった。悲しくもなった。つらかった。
自分の思い描いていたものが日に日に消されていき、遠のいていった。
自分が主将でいることを否定した時もあった。

みんなから言われるだろう。
「そんな描いてる通りにいくわけないじゃん」と。
そんなのはわかってる。
でもね、
おれはもっとラクロスのことで悩みたかった。
チームを強くするために全員で話し合いたかった。
それが本音。

それでもチームが目標に近づけるようにみんなに声をかけ信じ続けた。
でもなかなか伝わらない。自分の想いが届かない。これだけのことがあったのになんで伝わらないのか意味がわからなかった。
というか、気づけない人に対して苛立ちを覚えた。
でもそんなんでむかついてても仕方ないし、チームを良くしたいという気持ちが強かったから自分の情を殺し、信じ続けた。
今思うと情というものがなければどれだけ楽かと思ったけど、情がなくなるほどつまらないものはない。
情だけじゃない。色々な考えがあって、色々な人がいるからおもしろいなと改めて実感できた。

「当たり前のレベルをあげよう」
よくチーム全体に言っていたこの言葉。
これがすごい難しくて、当たり前のレベルが上がるとそれに到達していない人に対して不信感を抱く。
忘れないでほしい。
「当たり前は当たり前ではない」ということ。
自分ができていても他の人ができるかわからない。
選手もスタッフもこれまでにできた当たり前よりさらに当たり前を上げていってほしい。
でも絶対に今できている当たり前が当たり前ではないから互いに感謝の気持ちを忘れないこと。

おれが生きていく中でずっと大切にしていること
「人との繋がりを大切にすること」
たくさんの人と出会っていく中で自分と関わってくれる人を大切にしたい。
これはこの4年間の部活でさらに大切にしていこうと思えた。
さっきも言ったけど、色々な人がたくさんいる。
自分にはない考えや価値観などを持っている人、自分にはできないことをできる人がいる。
そういった人と関われるのは本当に幸せなことだと感じている。

ここまで色々と書いてみたけど、
何が1番言いたいかというと、
やっぱり東海に強くなってほしい!!勝ってほしい!!
もう誰かがやってくれるとかそんなことは期待しないほうがいい。
そういうやつほど裏でぐちぐち言ってるしダサいからやめたほうがいい。
強くするために、勝つために意見を言っちゃだめなの?
思ってることを伝えちゃだめなの?
コーチ陣に、同期に、先輩に、後輩に遠慮して言わないの?
なんで正解、不正解をわからないのに考えてから行動しようとするの?
そんなのやってみなきゃ誰もわからない。
やらないで失敗するんだったらやって失敗する。
やらないで言い合うんだったらやって言い合うほうがおれはいいと思う。
そんなことで関係が悪くなるほどの日々を過ごしてないと思うし。
俺たち仲間だし。

だからお願い!
来年1部に必ず上がってね!
みんなならできる!

1年生
来年この1年生が何人ベンチに入れるか、これでその先の東海大学男子ラクロス部が強くなるか、そこで終わってしまうのか決まると思う。
まだたくさん時間があるから、その中でしっかりと計画をたてて練習するんだぞ!!
練習中は誰よりもボールを追って1球の大切さをもっとチームに伝えてあげてくれ。
ありがとう。

2年生
破天荒で個性派揃いの2年生。
2年生がいたからおれ自身たくさん成長することができました。
生意気なままでいいからラクロスに対しては誰よりも熱く強いみんなでいてほしい。
3年生になったら時間があるようでないんだけど、1番成長できる1年だとおれは思うから。
ほんとに期待してるよ。
あっでもてっぺいいるから大丈夫か。安心。
ありがとう。

3年生
3年生には感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。
みんなを1部という舞台で戦わせることができなくてごめんなさい。
みんなには1部という舞台でたくさん悩んでほしかった。苦しんでほしかった。そういった環境を与えることができなくてごめんね。
でも、ここまでおれが本当に頑張れたのは3年生がいたおかげ。どんなに辛くても3年生のために頑張ることができた。おれにとって3年生という存在が自分を支えてくれた。
こんなに大好きな後輩は初めてです。
本当にありがとう。

最高の同期へ
4年の初めは正直、運営にまったく関わろうともしないやつがいたり、やってる風なやつがいたりして腹が立ったこともたくさんありました。
でも、
ただただ何も言わずにまっすぐ一緒についてきてくれてありがとう。
自分の想いに乗って行動に移してくれてありがとう。
時には叱ってくれて、沢山の考えを伝えてくれてありがとう。
こんなにも全力でぶつかって、全力で支え合って、同じところを目指せた同期はいないわ。
『仲間』

コーチ陣の方々
たくさんのことを学びました。
ありがとうございました。
来年こそは1部にあげてください。
コーチ陣の言葉は良くも悪くもとても心に残ります。
もっと選手やスタッフの声をきいてほしいです。
よろしくお願いします。

ひろき
ここまでどんな時も一緒に歩んできたね。
なおみ先生に怒られた時が俺たちにとって大きくてそこからは何があっても前を向いてやってこれたよね。
おれはひろきがいたから、主将としてがんばれた。ひろきじゃなかったらがんばれなかった。
ひろきがおれのために泣いてくれたこと、今でも忘れないし一生の財産です。
最後くらい2人で一緒に喜びたかった。いつも自分を立ててくれている分、ひろきを輝かせたかった。
今までありがとう。これからもよろしくね。



ここまで長くなりましたが、本当に本当に濃くて色々考えて学んだ4年間でした。

「まったく、良い4年間だった。」

 参考アニメ:ONE PIECEドクターヒルルクより